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劉少奇と鄧小平と毛沢東、この3人に共通する点はありません。
鄧小平と毛沢東は共に客家(すなわち非宗族階級)出身ですが、宗族集団に対する見方は正反対です。 その底力を認め、宗族の教養や統治能力、その他あらゆる優れた点を吸収することで、非宗族の地位向上を図ったのが鄧小平。 対して、宗族殲滅を企て、それを実行に移したのが毛沢東、己が「皇帝」になるために。 いつも思うのですが、中国共産党の「長征」の道筋をみて、例えば黄巣の乱や太平天国の乱の、反乱軍の移動経路との共通点を、何故専門家を含めて誰も指摘しないのでしょうか。 毛沢東は「流れ者、ならず者」の類で、そもそも毛沢東指揮下の武装集団は、そう言った身分出身者で構成されていたのではないか、そう考えています。 毛沢東は前二者と異なり、留学経験がないです。 共産主義は独学か、少なくとも然るべき水準に達した人物に、体系立てた説明を受けたことがありません。 読者各位は「宗族をある意味で絶滅に追い込んだ中国の歴史的人物」が脳裡に浮かびませんでしょうか。 或いは、「独学でその思想、理論を会得したと称し、時の権力者に挑んだ人物」を思い出しませんでしょうか。 記憶違いでなければ、いずれも毛沢東が評価している歴史的「偉人」です。 (了)
by 4kokintou
| 2009-01-10 02:26
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