現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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日中が相互に得るべきもの

考えてみれば、日清戦争でよもやの敗戦を喫して以降、海外からは二等国扱いされた挙句、当時の列強が足並みを揃えて国内各地を蚕食し、満州事変以降はひたすら日本に攻め込まれ、日本の敗戦と共に「戦勝国」になったのは事実だが、実態は概ね殴られっぱなしと言うのが、「中国近代(現代)史」の大まかな説明と言えましょう。

しかも「敗戦国」である筈の日本が、その直後から驚異的な国力回復を誇示しながら、押しも押されぬ(経済)大国にのし上がったことは、中国にとっては朝野を挙げて理解すること能わず、ましてやそれを咀嚼せよと言われても、出来る相談ではなかったことに、まず日本人は想いを廻らせる必要があります。


日本人の欠点は、調子が良くてしかもおだてられると、すぐに好い気になって態度が大きくなることと、相手を「思い遣る」ことを忘れやすいことです。

日本人同士なら「思い遣り=相手の本音(真意)まで推察する」ことが出来るのに、「外人」相手となると、表向きの大義名分をそのまま鵜呑みにして、その真意を知ろうとしません。

太平洋戦争後の中国の歴史をみれば、これは国共内戦も含めてまごうこと無き「階級闘争」史であり、劉少奇→鄧小平→胡耀邦→胡錦濤(敬称略)と続く、「日本と言う呑み下し難い存在と敢えて向き合うことで、中国の惨状に終止符を打つ」ことを決意した、中国知識人の系譜を日本は後援すべきなのです、相手の面子を立てながら。


そして中国にもまだまだ学ぶ点があると言う素朴な事実を受け入れること、特に「一度決めたことは最後までやり抜く、変心しない」ことと、「相手を巧妙にあげつらうこと、あてつけること」です、後者は理解しても実践する必要はありませんが。


胡錦濤国家主席率いる中国現指導部が、如何にオバマ政権という名のゴールドマン・サックス政権を忌避しているか、こういう点で言論の自由がありながら有耶無耶にする日本とは、態度が対照的です。


http://japanese.beijingreview.com.cn/zxnew/txt/2009-04/16/content_191110.htm
中国銀行上海支社、人民元建て決済の準備完了

ドル建て決済を止めるぞと言う一種の脅し、これを江沢民の地元上海にさせている点にご留意されたい。


http://japanese.beijingreview.com.cn/zxnew/txt/2009-04/17/content_191556.htm
外交部、「中国は為替レートの安定維持に努める」

膨大な資金を人民元建てで中国不動産市場と株式市場に寝かせている、ゴールドマンの思い通りにはさせないと言う意思表示。


http://japanese.beijingreview.com.cn/yzds/txt/2009-03/26/content_187955.htm
中国は積極的に「IMF債券」の購入を考えている

これも「ドル離れ」の脅し、SDRなんて30年前の遺物を持ち出して嫌がらせしています。


過去に掲載した、同様の「売られた喧嘩、高く買います」的記事を以下に記します。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090323AT2M2301Y23032009.html
「中国、米国債を今後も買い続ける」 人民銀副総裁


http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090323AT2M2303D23032009.html
中国人民銀総裁、ドル基軸体制での限界指摘の論文


http://j.people.com.cn/94476/6555446.html
中国、米国債の買い増しを毎月伸ばす

(続く)
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by 4kokintou | 2009-04-27 15:23
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