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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

へっ、「中国の日」?

北の将軍様、猪突に「中国の日」なるものを設けました。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090505AT2M0501705052009.html
北朝鮮、国交60年で「中国の日」

どうも北朝鮮が中国の了解無しに、勝手に制定した「記念日」の印象を受けます。


1970年に大阪で開催された「本家」万博(総入場者数6,400万人)では、例えば「何月何日はネパールの日」と事前に決まっていました。

当然、先方の折衝のうえ、開催前の段階で日程を取り決め、相手の出し物まで確認してそのための便宜を図るのが日本のやり方で、日本政府や万博運営機関が相手の了解も取らずに、しかも直前に「何月何日はネパールの日(ジャマイカの日でも構いませんが)と、一方的に決定することは有り得ないですし、相手国に失礼です。


5月4日と言う中国にとって歴史上欠かせない一日(五四運動の勃発日)であり、その五四運動そのものが、直前に朝鮮半島で起こった「三・一独立運動」の影響を受けている点には、異論を挟む余地がないのですが、そんな「殊勝な」理由で、相手方の了解も取らずいきなり「中国の日」なんて定める理由も必要性も、今の北朝鮮にはありません。

これは何らかの意思表示と考えるのが妥当で、旧暦も含めて調べてみましたが、特に繋がるような事件や事象は発見できませんでした。

私見を申せば、この日は江沢民の「本当の誕生日」(漢奸を父に持っているため、戸籍を叔父の系譜に移している)であり、「金日成・江沢民同盟による胡錦濤政権打倒宣言」ではないか、こう考えられる訳です。


「強制認証制度」の問題も、その決定機関は国務院直属機関、つまり温家宝首相の支配下にある行政機関(国家品質監督検査検疫総局)で、此処の局長は前任者が例の「毒入りミルク」事件で解任され、後任に少なくとも江沢民氏の息が掛かっていない人物(王勇現局長、前身は「国務院副秘書長」)を送り込んでいます。

とすると、今回の「IT強制認証制度騒動」は、もう少し下の江沢民系人脈の暴走と言う推論が成り立ちますが、下っ端の暴走を許す様では、「胡錦濤・温家宝体制」に少し綻びが生じた気がしてなりません。


先日ご紹介した陳徳銘商務大臣も然り、この人物、原籍地が何と「上海」!

19世紀まで寒村を呼ぶことすら憚られた上海が歴史の舞台に立ったのはアヘン戦争以降、要は大英帝国が香港とともに中国侵略の根拠地に置いてから、都市へと変貌して行きました。

換言すれば、上海が「原籍地」と言う中国人は、宗族、非宗族に関係なく有り得ない訳ですが、ここに補助線を一本引くと、謎がすらすらと解けます。

要は陳雲の縁者なのです。

(続く)

by 4kokintou | 2009-05-06 14:12
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