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お久しぶりです。
体調不良から抜け出したかと思ったら、今度はパソコンが死に体に。 そうこうしている内に、次第に文章を認めて投稿するのが怖くなってくるのですから、感情とは恐ろしいものです。 と言う訳で投稿をさぼっている間に何が起こったかと言えば、「北朝鮮の後継者争い=権力闘争」と、「胡錦濤政権による江沢民一派粛清、追い落とし」です。 まず前者から言いますと、「後継者は三男で決まり」と言った報道が多いですが、拙速の感が否めません。 将軍様の寵愛の薄い腹違いの長男が、これを機会に正式に廃嫡されたのは当然としても、この人物がマカオに残っていると言うことは、中国側が一種の「切り札」を握ったことになります。 次に「次男か三男か」の選択ですが、これはひとえに北京(胡錦濤政権)と平壌(金正日総書記)の胸先三寸と申しますか、駆け引き次第です。 ところで今「次男か三男かの選択」と申しましたが、実は選択肢は(長男を除いても)以下の数通りが考えられます。 1)次男 2)三男 3)次男と三男の共同統治 4)それ以外の血縁者 5)政権そのものの崩壊 この内、権力の構図から言っても3)と4)は有り得ません。 共同統治は次の瞬間から喰うか喰われるかの戦いに一変しますし、正統な後継(候補)者以外が最高権力者の座を襲えば、他の者が黙っていません。 「あいつがなるのなら俺だって」と言った心理が働き、収拾がつかなくなります。 平壌、つまり北の将軍様から言えば「次男か三男か」ですが、北京が望んでいるのは5)、つまり「金王朝の崩壊」です。 ここで問題になるのは、中国の影響力がどの程度、北朝鮮の政権内部に浸透しているかと言う点です。 北京(現政権側=反金正日側)の影響力は相当浸透していると思われ、次男と三男のどちらかを篭絡させていると推測されますが、反対側には絶対に上海(江沢民一派)が加担していると考えられますので、次男と三男のどちらが、北京派であるのか上海派であるのか、そして最終的に権力を握るのはいずれなのか、これを見定める必要があります。 加えて、将軍様が「三男後継説」で様子見している可能性もあります。 つまり三男の場合、中国(北京)がどう出るか、相手の手の内を探っていることも考えられる訳です。 三男で駄目なら次男に切り替える、仮に独裁者であれば、そして脳味噌がまだしっかりしていれば、その位の芸当は出来て当たり前です。 ただこの場合、三男は「ポイ捨て」になりますが。 個人的には「三男で様子見説」を採りたいです。 (続く)
by 4kokintou
| 2009-06-19 21:45
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