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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

小沢一郎と言う名の「サンプル」

江沢民氏にせよ、小沢一郎にせよ、小渕恵三にせよ、性格的に均衡が取れていない、普通人からみて違和感を覚える「何か」を感じさせる人物に共通する物、それは劣等感、コンプレックスです。

江沢民「前」国家主席の父親は、(一説によると)日本軍と言う「鬼子」の走狗(「漢奸」でしたっけ?)で、上海のトラック運送事業を一手に握っていました。

云わば「売国奴」の上海代表みたいな人物が父親でしたので、江沢民氏は後に戸籍を付け替えて、叔父にあたる人物の息子になりすましています。

ですが「売国奴」にして「戸籍を偽る者」が、中国社会で受け入れられる訳には行きません。

加えて「宗族コンプレックス」も強かったと思います。


これと対照的なのが胡錦濤「現」国家主席です。

名家の惣領に生まれていますから、江沢民みたいな「履歴書を嘘で塗り固め」無くて良いのです。

但し、鳩ポッポや岡田の様な「お坊ちゃん」ではなく、むしろ人並み以上の苦労人だと考えられます。

つまり「正統派中国人」の代表が胡錦濤主席ならば、中国社会の闇の部分が作り出して表社会に送り出したのが江沢民氏と言えます。

ですから利権や政治的信条を抜きにしても、両者は全く相容れません。


小渕恵三もある意味、劣等感の塊の様な人物で、一時学習院の高等部に在籍しています。

これは当選と落選を繰り返していた国会議員兼実業家の父親が無理矢理押し込んだためですが、学習院でついた仇名が何と「群馬」、学習院には少なくとも当時、東京以外の出身者が珍しかった(少なくとももっと早い段階で上京していた)からなのですが、学習院の校風を語って余りあります。

それから、これは小沢一郎とも共通していますが、大学受験に失敗しています。

そして国会議員になることは、東大出身者が掃いて捨てるほど居る世界に足を踏み入れたことを意味します。

政治家は才能ではなく、劣等感の有無で判断すべきかと思いますが、小沢一郎にしても、鳩ポッポや岡田にしても、正反対ながら劣等感を抱いている点では、為政者である資格はありません。

(続く)

by 4kokintou | 2009-12-17 16:16
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