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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

本気と自信

胡錦濤政権が政策の遂行に自信を持っていること、そして究極的に中国社会のある意味「文化大革命前」に戻そうとしていることは、次の報道からも明らかと思います。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/100415/chn1004152051015-n1.htm
温家宝首相 没後21年の胡耀邦氏に共感示す

温家宝氏は当時、確か趙紫陽氏の部下だった筈で、胡錦濤国家主席が胡耀邦総書記(当時、故人)を賞賛しても単なる「内輪誉め」になるだけですから、論文として業績を残すには温家宝総理がうってつけです。


その温首相、地震の被災地へ自ら赴き復興指導。

それは良いとして、この記事には日本人として冷や汗が出ました。

http://japanese.beijingreview.com.cn/sh/txt/2010-04/16/content_263911.htm
日本政府、青海地震被災地に1億円の資金援助

文字通り桁違いでしょう。

こんな端金を出して相手の感情を逆撫でするくらいなら、出さない方がまし、そんなことすら分からないのが岡田克也と言う人物の正体です。


温家宝首相が胡耀邦元総書記の名誉回復を図るのであれば、趙紫陽氏の名誉回復は有り得るのかと言えば、この人物は結局、広州閥の庇護を受けていましたから微妙です。

胡主席が名誉回復するのは劉少奇でしょう。

そしてこの「内輪誉め」しないと言う鉄則は護られると思います。

「内輪誉め」、「庇い合い」、これは腐敗の極致にあった宗族階級の最も得意とする事柄だからです。

(続く)

by 4kokintou | 2010-04-17 00:25
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