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差別用語も何のその、米国にはオバマ大統領、台湾には馬英九総統と言う「混血児」がいますが、対照的な生き方を選んでいます。
白人と黒人の混血で、宗教的にはユダヤ、イスラム、キリストの三宗教を体験したオバマ大統領、己が誰からも信頼されていないどころか、特に白人層から軽蔑されていることを知っています。 そこで己の人生は己で切り開くとばかり、社会保険法案を強引に成立させて3,200万人の新規保険対象者=支持者を創出しました。 今年の中間選挙は大統領には関係ない、民主党であろうが共和党であろうが白人やユダヤ人(=「ごーるどまん・さっくす」)が自分に尊敬の念を抱く筈がない、だから民主党が大敗しようと関係ないと言うのが、この混血大統領の腹の内です。 対して、どうしても国民党保守本流(=外省人有力者)に対する劣等感を克服出来なかったのが馬英九総統です。 生まれも香港ですし、台湾人と言うより中国人の意識が強かったのでしょう、ですが外省人と本省人の混血児を保守本流が「身内」と認める訳がありません。 憧れを頂いている相手から突き放されても思いを断ち切れないでいるのは惨めです。 結果として、外省人と本省人国民党支持層に対して「八方美人」戦略を取らざるを得ず、結局はいずれからも信頼されず、両者の内訌の蚊帳の外に置かれています。 しかも国民党保守本流が昵懇であった上海江沢民一派が凋落の一途をたどっていますから、どちらかと言えばその保守本流に軸足を置いていた馬総統、実は立場がありません。 胡錦濤国家主席を言葉で表現すれば、「威風堂々」です。 この人物は裏口を使ったり、こそこそした遣り口を好みません。 台湾問題の解決も相手を圧倒する形で、相手が納得出来る状況を作って済ませることになります。 当然ながら、チベットもウイグルもその予行演習を兼ねています。 鳩ポッポに此処まで理解せよとは言わないですが、最近の中国船籍「領海」侵犯、海軍の「ガス抜き」の側面もありますが、「米国の勢力交代が引き起こす国際情勢の急変」を暗に教えているのです、馬鹿でも分かる様に。 (続く)
by 4kokintou
| 2010-05-04 23:34
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