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軍閥による群雄割拠が蒋介石を生み、毛沢東を政治の舞台に押し上げた、と言うよりも蒋介石も毛沢東も軍閥の一種の変態形態だったと言うのが、小誌の推論なのですが、その前に軍閥時代の「悪の再生産」を指摘しておく必要があります。
軍閥は戦闘マシーンですから、戦うことにその存在意義があります。 換言すれば民政なんて毫も考慮しませんから、支配下の住民(特に農民)に対する賦課も思考の対象外で、必要な分だけ搾り取るまでです。 仮に再生産が可能な税率の分岐点を80%としますと、この時代は中国全土で80%を超えていたのではないか、ここが統一国家の利点で、統一国家ならば「内輪揉め」が例外を除いてありませんから、税率が低くて済みます。 この状況下は、日本風に言えば「里子に出さねばならない」、当時の中国で言えば、男は軍閥の一員になるか、裏社会に紛れ込むか、女子は余った分だけ「売られて」しまいます。 「群雄割拠を打破して統一国家を再建してくれ」、これが当時の中国人の国民世論だった訳で、共産中国建国に至る過程は、日本と言う海外軍閥も含めた、統一国家建設競争だったと言えますし、見方を変えれば決してプロレタリア革命ではないのです。 (続く)
by 4kokintou
| 2010-07-03 23:57
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