現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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半植民地化の呪縛

帝国主義華やかなりし頃の列強によって植民地化されたり、その一歩手前の半植民地化の運命をたどった国々が抱えることになった「不治の病」の一つに、「常識の欠落、知的水準の低下」が挙げられると思われます。

丁度良い例が東南アジアの親日国タイで、英仏に挟まれて中立を強制されたものの、組織としての国家を維持出来たから太平洋戦争開戦時に日本とも中立条約を結んでいたから、戦時を通して中立を保ち、敗戦国になることを免れました。

しかも他ならぬ敗戦国日本から学び、長い時間をかけて英邁にして国宝的国家元首たるプミポン国王と共に、「国家の象徴」並びに「国民統合の象徴」を確立するに至りました。

曲がりなりにも国家としての体裁を保てたことが、その後に(広い意味での)自分流の教育政策を遂行し、少なくとも他国の教育政策を強制されずに済みました。


「魚は頭から腐る」と言いますが、これは日本やタイ、トルコと言った間一髪で悲劇を免れた国家しか抱えられない「上等な悩み」で、半植民地化或いは植民地化の憂き目に遭った国々は「最初から頭が腐っていて、しかも中枢ほど腐敗の色が濃い」のです。

一部ご指摘にもありましたが、中国海軍はウクライナを師匠と仰ぎ空母を改修、更には空母の国産化にも踏み切ったとの由ですが、なぜウクライナかと言えばこことの取引が最も「美味しかった」からで、造船思想の観点は全く考慮されていません。

旧ソ連時代に黒海艦隊を保有していたウクライナですが、その任務は黒海の制海権確保で、地中海制覇は夢物語、ダーダネルス海峡制圧も怪しいものです。

対して中国海軍の野望は太平洋への進出、その前提として南シナ海の確保がある訳ですが、戦略目標が後者で留まるならば、米国を除けば最強海軍国日本の敵ではありませんし、太平洋への本格進出を目論むならば、黒海みたいな「湖」から出たこともないウクライナの建造思想を教わっても何の役にも立ちません。

結局、上海閥に近く旧ソ連を「縄張り」とする呉邦国全国人民代表大会委員長の意向が働いたと考えられますが、その鶴の一声がどれだけ中国を益したか、或いは損なったか、贅言を要しません。


小誌が称するところの「胡錦濤革命」には「民度の向上」も含まれていると思われます。

植民地化された台湾が軌跡の発展を遂げて自立出来ている理由は、皮肉にも日本の植民地になったことで、日本の教育水準を押し付けられたことがその土台になっています。

インドだって停滞期が長かったですが、それでも世界最大の民主主義国家であり続けた一因は、日本を手本にしたことがあります。

反日の雄韓国すら、飛躍している部分は日本が植民地時代に手掛けた分野が多いです。

少なくとも文化大革命と言う愚挙を起すほど、これらの国々は馬鹿ではありませんし、文革は奪権闘争と言う名の利権争奪戦の側面もあります。


それにしても大英帝国も罪なことをしたものです。

香港と上海と言う、心臓に届く穴を開けました。

お蔭で中国は常に様々な毒が体内を駆け巡り、その毒を蜜と感じる輩は常にこれらへと集まります。

帝国主義国家の立派な手本と誉めるべきでしょう。

(続く)
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by 4kokintou | 2011-07-12 03:58
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