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ミャンマーで政治犯を含む数千人の受刑者が恩赦を理由に釈放されたとの由ですが、その背後に中国現政権の影を見逃す向きはまず皆無でしょう。
「和平演変」を中国が怖れるのは、民主主義の精神から最も遠い輩が自称「民主運動家」を雇って煽り、まだしも民主化に理解のある政権側に事態を沈静化させ、この様な事態に陥った責任を当時の政権側に被せたうえに国際的孤立を強いてその点を責め、実質的な政変へと半ば繋がった苦い経験を持つから当然です。 ですから釈放に際して、北京はミャンマーの軍事政権側にも在野勢力にも「互いに穏便に振舞う」ことを誓約させている筈で、ここでは中東の様な「フェイスブックの知名度を高めるための上っ面の民主化革命」は発生しません。 調べてみれば四川省と雲南省には「団派」を送り込んでいます。 ミャンマー情勢が変化したのも、四川省の前党書記を更迭して以降で、やはり胡国家主席側の反対勢力に対する締め上げ工作の一環とみるべきでしょう。 話変わって、当時の外貨準備高から2,000億ドルを拠出して設立された、中国版政府系投資ファンド(SWF)の中国投資有限責任会社(中投公司、CIC)の100%子会社の中央匯金投資有限責任公司が、株式市場で四大商業銀行を必死になって買い支えているとか。 では調べようと言うことで検索したら、CICの総経理は高西慶なる人物、年齢も五十代では本当の黒幕とも思えず、経歴から言っても(少々異色ですが)実務家と言う印象を受けます。 この時期に銀行株を買い上げて相場の底上げを図ると言うのは、理解し難い投資行動なのですが、中国国家開発銀行があの陳雲氏の息子の陳元氏の支配下にある事実を踏まえると、党中央に対する抵抗運動の一環かも知れません。 早く全体会議が始まって一応の決着をつけて貰いたいものです。 (続く)
by 4kokintou
| 2011-10-13 08:16
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