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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

病気のご機嫌次第

体調不良の原因が不明なので、快方に向かうのも何時のことか分からず、申し訳ないですが気長に付き合って下さい。

習近平のお坊ちゃんと並ぶ世襲派の大物、薄煕来政治局員(重慶市党書記)の右腕とみられていた副市長兼公安部長(王立軍氏)が、現地の米国領事館に亡命を図ったものの、門前払いを喰らったとの由、薄煕来党書記(前商務部長)については、「黒社会」撲滅を打ち出して中央の歓心を買っていたと言う噂がありましたが、その撲滅運動の責任者(公安部長)が汚職で解任されているのですから、これで薄煕来氏の昇格の目は無くなりました。

それにしても、これだけ詳細に「容疑者」の経歴を公開するかねえと感心したのがこの記事、

http://j.people.com.cn/94474/7725567.html

王立軍「前」重慶副市長の履歴が一目瞭然、蒙古族であることも教えてくれています。

何故「罪人」の経歴をここまで詳らかにするのか、関わった連中は一網打尽にすると言う宣言ではないでしょうか。

公安畑出身ですし、遼寧省と重慶しか知らない人物ですから、その辺りを今回は粛清対象にするのでしょうね、極論すれば「公安=黒社会」ですから。


北朝鮮の三代目、無難な滑り出しです。

意外と賢いのかもしれませんが、服喪期間中であること、親分格の中国から跡目相続を認めてもらっていないこと、そして自国の現状を素直に受け入れている印象を受けます。

長老連中の傀儡である側面は否定出来ませんが、子飼いの部下を要職に配した時が、この大将様の勝負どころでしょうね。

お父ちゃんがさしたる功績、具体的には「米帝傀儡」南朝鮮(=韓国、保守でも南朝鮮と言う時は言う)から寸土も解放出来なかったのは、継承するにあたって気楽な要因です。

不安定要因は、国民の多くが飢餓線上を彷徨っていることではなく、韓国に親北朝鮮政権が出来ることでしょうね、若気の至りで効を焦るかも知れません。

(続く)

by 4kokintou | 2012-02-10 15:26
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