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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

不可入猪與松下政経塾

温家宝総理に徹頭徹尾無視された、何処かの島国の「馬」と「鹿」が大好きな「猪」宰相、温首相が抜けた後で楊「外交部長」と言い争っていましたけれど、折に触れて申し上げている様に、中国の対日外交政策の決定経路は、


温家宝首相>(李克強筆頭副首相)>王岐山副首相>戴秉国国務委員>楊外相(外交部長)


ですから、我等が宰相は三段階も下の相手とやり合っていたことになり、日中戦略的互恵関係の真意の理解していなければ、相手国の意思決定機構も知らないことを白日の下に晒す羽目になりました。

馬鹿は治んないですが、せめて努力はしなさい、少しでも国益に沿う言動が出来るように。

でも安倍某は「猪」宰相よりはマシかも知れませんが、範疇で言えば「馬鹿」です、嗚呼。


米国の選挙はやる前と結果がほぼ同じ、野党共和党は下院で前回獲得議席(235議席で同党史上最多、改選時は240議席)に近い議席を獲得した模様、それとノース・カロライナ州知事戦で勝利したのは大きいです。

ですが上院で二議席も減らしたのは言い訳になりません、そもそも今回の選挙では、共和党系の一部勢力は議会を制することに注力していた向きがありますから。

小誌の肉親が言っていましたが「ロムニーには後光が感じられない」、女性は鋭いですね。


米国東海岸を襲った台風のお蔭で、オバマの強さの秘密が分かりました、あれは「米国の田中角栄」です。

台風で投票所が流されたニューヨーク州で、低所得層とみられる黒人女性が取材に応えていたのですが、「投票所が幾ら遠くなっても、絶対に投票に行く。投票すれば支援して貰えるし」と語っていました。

要は米国版角栄式金権選挙ですね。

投票所の出入り口やその中にさえ、オバマ陣営の運動員が待ち構えていて(この人達も運動員として食わせて貰っている)、人定確認のうえで投票を見届けてから「粗品」、これだけじゃなくて投票履歴が判明すれば職の斡旋からフード・スタンプの支給に至るまで、何から何まで「便宜」を図ってくれる構図になっていると推測します。

田中角栄元総理は列島改造と言う究極の大風呂敷=大きな政府を目指し、太平洋側から日本海側への富の再配分を訴えたのに対し、オバマ氏は黒人層とヒスパニック、それに公務員や官民労組に、「あめとむち」を徹底したのだと思います。

それにしてもあれだけの選挙資金をよく集められたものだと感心しますが、「草の根」を気取っていますが、その多くは海外からの不正資金、筆頭は「習近平系福建金脈」でしょう。

金主のご意向に逆らえないですから、オバマ大統領は今月17日から20日の日程で、ミャンマー、タイ、カンボジアを歴訪、世界中で核がどうだの内戦がどうのと言っている時に、「己の損得勘定」が外交の判断基準で、これらの国の窓口だった習近平氏の影響力建て直しに一役買おうと言う考えです。

どうぞご勝手に、胡錦濤「院政」はその程度では微動だにしませんから。


その「院政」胡錦濤氏と「次期最高権力者」習近平氏が共同で、選挙制度の導入を提案している模様で、仮に実現すれば「民主集中制を否定した共産主義」が誕生します。

要は党大会の代表の過半数を団派とその共鳴者が抑えている、そして旧聞に属しますが読者のご指摘通り、「完全自由投票制」の団派の選出方法を全国に広め旧宗族階級の復権に繋げ、返す刀で「毛沢東」と「反日」の護符を持ち歩いて散々国土を荒廃させた「革命宗族」と「「裏社会・成金宗族」を切って捨てる魂胆かも知れません。

11月8日から始まった党全国大会は1週間程度の日程とうかがっていますが、ここで代議員が中央委員を選出、引き続いて政治局員や更に上の常務委員が選出されますが、オバマは圧力を加えに行くのでしょう、再選の瞬間から「無力化」した大統領には無理だと思いますが。

(続く)

by 4kokintou | 2012-11-10 11:00
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