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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

どうして中国人は忘恩になれるのか

今や「日本唯一の友好国」と言っても良い北朝鮮が、今月10日以降にミサイル(人工衛星?)を発射することになりましたが、腕に自信があるのなら日本時間12月16日未明を以って実行に移しますが、「万が一」の失敗の際に二の矢を継ぐための時間的余裕が必要であれば、12月12日~15日と言う結論になります。


それにしても各種報道機関の「維新叩き」には常軌を逸したものがありますが、普段は左右に分かれて論戦を展開しているのに、「維新躍進絶対阻止」に関しては右も左も文字媒体も映像媒体も一致団結するのか、既得権益を持つ側にとってそれを削ろうとする者ほど憎むべき存在は無く、換言すれば朝日も産経も某国営放送も既得権益を分かち合っていると言う点で「同じ穴の狢」なのです。

しかもこれらは等しく「衰退業種」に属し、それでいながら生産性の低い高給従業員を多数抱えていますので、一人でも多く厄介払いをしたいのですが、連中は「文化人」で「教養人」で「有識者」であると自認していますから、最後の受け皿は「地方自治体の外郭団体」と言うことになります。

橋下徹氏は大阪府知事時代、その外郭団体に属する組織を、法律で設置が事実上義務付けられているものを除いてその多くを廃止し、今は大阪市長として同じことに着手しています。

大阪市営バスの運転手の平均年収は900万円強、その運転の「丁寧さと正確さ」はさしずめ「分割民営化以前の国鉄の鉄道運転手」並みでした。(今は猫を被っています)

大阪市民が何で怒らないかと言えば、「老人無料制度」を導入していたから、お年寄りを大事にしようと言う良識を逆手に取った見事な戦略と言えます。

市長はバスと地下鉄の民営化を掲げ、バス運転手の給与も半分程度の世間並みに減額、各方面から大いに恨みを買いつつあります。

橋下氏は最終的に、政治的に抹殺されると思われますが、それは同氏が自覚しているのか否かは不明ですが、「改革から革命へ」の過程の段階に存在し、従来媒体を梃子にした点に弱みがあると思われます。

ですから橋下氏が再起しようが、「橋下思想」継承者が出現しようが、それらの主張はより先鋭的で革命的色彩を帯び、しかも「革命は銃口から」ならぬ「革命はインターネットから」、そして「ネットは従来媒体を駆逐する」ことになります。


日本は「近代」を経て「現代」から「新代(小誌仮称)」に至りつつある一方、中国は未だその精神は「前近代」であると言うのが持論ですが、共産中国がその巨大な矛盾(=「退代」とも言うべき退歩の時代から脱け出せないでいる)に苦悩するのと同様、日本だってどの段階にあっても苦悩は存在し、「退代」が目の前にあるの点では世界各国と共通で、ただ日米はその他の地域よりも少しだけ「余裕」があります。

安倍自民党総裁や李鵬元総理、それに利建国政治局員らに就いては次回に取り上げますが、米国も含めて結局は「節度」と「けじめ」、それに「私に対する公の優越」そして「桎梏からの開放(=その裏返しの義務強制)」が、国家の将来を左右すると思われます。

(続く)

by 4kokintou | 2012-12-06 23:12
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