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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

尻に火が付く ~或いは自業自得~

歴史に名を刻みたいと言う功名心と、己だけは免罪符を持っているとの油断が、身を亡ぼすことになりかねません。

一部の米国系媒体の報道によると、習近平国家主席の姉君が錬金術に余念がないとの由、やはり嵌められたかと言うのが偽らざる感想です。

空手形なんて信用してはいけないのです。

追及する側は習主席だけ例外扱いするつもりは更々無く、さりとて汚職追放の旗振り役を買って出た手前、自分だけは対象外と言い訳することも出来ず、それ以前にこれまでの汚職摘発で習近平主席を恨む者はいても、擁護する者は皆無です。

そろそろ身動きが取れなくなります。


その習国家主席ですが、パキスタンに赴き、この国の窓口になるべく奔走し、他方で国共最高指導者会談の場を設けるなど、外交面で事態打開を図っているようですが、効果の程は疑問です。

どうもオバマ大統領が安倍総理との取引の材料に中国を使った気配があり、今回の総理訪米期間中、大統領は終始、中国に対し冷淡でした。

力関係から言って、大統領は心変わりをしたり横槍を入れても、国家主席はそれに対する拒否権を持っていません。

内憂外患とはこう言う時に使う言葉なのでしょうか。


ですが最大の頭痛の種は、団派が仕掛ける「自由貿易試験区」構想です。

従来の経済特区を根絶やしのするのが「試験区」の真の狙い、上海では個人にも開放されつつあり、全国展開も視野に入りつつあります。

習近平氏は既得権益層の頂点に立つ人物、にもかかわらず連中の利権を擁護出来ないどころか、汚職摘発運動で槍玉に挙げる始末、5年一期での退任も浮上しかねない状況になりつつあります。

(続く)


by 4kokintou | 2015-05-02 13:14
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