現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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病魔

新年早々、風邪に下痢、そして痛風に襲われ、お蔭で生来の怠け癖が頭をもたげて、延び延びになってしまいました。


お詫び申し上げます。


北朝鮮が遅くとも今月25日までにミサイルを発射するそうですが、時期と方向は自ずと限られてきます。

3月1日は米大統領予備選挙が集中する所謂「スーパー・チューズデー」、3月5日には中国で全人代が開催(同月中旬まで)、北朝鮮の挑発行為は米国を刺激して保守派を勢い付かせる材料になりますし、全人代直前にミサイルを撃ち込まれたら、中国(=習近平総書記)の面子は丸潰れです。

次にその方角ですが、大陸(中露)に向けて発射するのは論外として、これから交渉を本格化させようと目論んでいる日本上空を通過させるのも愚の骨頂、とすると南に限られます。

南朝鮮(韓国)に対する威嚇と軍事力の誇示と言う面もありますが、少し向きを変えると南沙諸島が射程内に入ります。

つまり、一見すると中国に配慮している様に見受けられますが、実は中国に喧嘩を売っている訳で、今回の発射実験を中国高官の訪朝時に明らかにしたのも、当てつけであると同時に公然とした挑発です。

それだけ習近平指導部は嘗められていることになりますが、有効な対策を打てないのが今の中国執行部であり、習国家主席の政治的非力を物語って余りありません。


ただ、北朝鮮の「暴挙」がこれで打ち止めになるかと言えば、必ずしも断言出来ません。

と言うのも、3月末に核サミットがワシントンで開催され、翌4月13日には韓国総選挙が予定されています。

従って、3月下旬に何らかの行動を起こせば、米国(=オバマ大統領)の弱腰が浮き彫りになりますし、韓国では「保守バネ」が効いて与党に有利となり、それはすなわち朴槿恵大統領の権力基盤の強化に繋がります。

水面下で金正恩第一書記と朴大統領が繋がっていると言う小誌見解が正しければ、3月末に北朝鮮が再び国際情勢に緊張をもたらしても不思議ではありません。

5月の朝鮮労働党大会は、金第一書記の国内守旧派に対する勝利宣言の場になることが予想されます。

(続く)

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by 4kokintou | 2016-02-03 15:14
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