現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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迷走する中国外交

本題に入る前に少々雑談を。

民主党と維新の党が合併して新党が誕生するそうですが、その新名称を巡って意思統一が図れない模様です。

個人的には、やたらと横文字やカタカナを使う輩や人間集団は胡散臭いと信じて疑わないのですが、この両党にはそう考えない方々が多い様子です。

ならば、いっそのこと、


new liberal party


でどうでしょうか。


維新の「新」に、民主党はdemocracyよりもliberalを強調する政党ですから、これで宜しいかと愚考しますが、横文字は嫌だと言うのなら「新民党」、両方の折衷が嫌と言うのなら「新リベラル党」、この辺りで如何でしょうか。


閑話休題。


中国外交と言うべきか、習近平外交と称するべきでしょうか、兎に角、混迷を深めているのがこの国の外交政策です。

西沙諸島や南沙諸島の軍事拠点化を強行したため、流石のオバマ大統領も警告を発せざるを得ませんが、何故「盟友」を怒らせてまで我儘を通すかと言えば、軍部内で不満が鬱積しているからです。

軍も傘下に無数の(国有)企業を抱える立派なコングロマリットですが、中国系企業の経営が行き詰っているのは周知の事実、習近平国家主席に政治的腕力があれば抑えられるのですが、口出しできるのは民政だけ、軍部の代弁者は夫人の彭麗媛少将ですので、手が出せないのです。

無謀な話ですが、南下政策を採用することで離反したのが東南アジア諸国、好い例がベトナムで、親中派の最有力者が失脚、実質的な最高権力者である党総書記の座は手の届かなくなりました。

ベトナムでは旧北ベトナムと旧南ベトナムの対立が存在し、「征服者」の北が南に優越しています。

その北部ですが、過去に中国から「懲罰」と言う名目の侵略行為を受けていますから、中国に対しては恨み骨髄、それを小気味良く眺めているのが南部です。

従って今回、南部出身の有力者を追い落としたことは、中国に対して絶縁状を叩きつけたも同然、その証拠に教科書で中越戦争の記述をより詳らかにする方針を、ベトナム側は明らかにしています。

止めは、中国には事後報告の形で、党書記本人ではなく別人を特使として、習国家主席と面談させていること、つまり「習近平を相手にせず」の意思表示です。

支離滅裂と思いませんか、国家主席殿。

(続く)

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by 4kokintou | 2016-03-03 20:17
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