現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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もう少し道草してから本題へ

ヒラリー・クリントン候補に就いて補足しますと、機密メール問題が何時炸裂するかも分かりませんし、人を引き付ける魅力に欠けます。

各州の予備選挙で軒並み投票総数を伸ばしている共和党に対し、民主党は前回を下回る州が相次いでいます。

勢い、札束で面を叩かざるを得ず、そのために「金権選挙」を余儀なくされているのが、ヒラリー女史の現状です。


5日に開催された中国全人代ですが、基調演説で李克強国務院総理(党中央政治局常務委員)が「改革」を連呼、70回以上にも及んだそうです。

他方、意外にも軍が「三国志(劉備)」批判を展開、憶測を呼んでいます。

李首相の発言から取り上げますと、李氏の言う改革とは、「汚職党員及び公務員徹底追及」、「不良党員の排除」、「余剰生産能力並びに人員削減」、「業界再編成」を指すと思われます。

要は党内外の既得権益層に鉄槌を下す決意表明ですが、ここで問題になるのは失業者、国民を飢えさせてそれを放置するのは賢明ではありません。

とすると、生計を立てさせるために何処からか融通しなければなりませんが、中国の場合は富が特定の人間集団に集中していることから、「富の再配分」で賄うことになると考えられます。

何せ、地方の小役人や下っ端党員でも、邦貨換算で10億円を超える不正蓄財が当たり前なのですから、在外秘密口座を含めれば、途方もない金額になります。

それで当面は国民を食わせ、その間に雇用を創出する魂胆と思われます。


三国志批判、これは少々ややこしいです。

軍が批判の口火を切ったこと、それから中国社会は「赤の他人→顔見知り→友人→親友→義兄弟」の順で親密度が増しますから、劉備を筆頭とする三人の義兄弟を否定することは、ちょっと異例です。

当てこすりではないかと推察されますが、では具体的には誰がその対象かとなると、曖昧な所が残ります。

習近平国家主席には「子分」や「部下」が大勢いますが、「義兄弟」はいません。

夫人の彭麗媛少将の「タニマチ」には、軍閥の領袖同士で義兄弟の関係で繋がっている者がいるかも知れないが、内輪揉めを表沙汰にするのは得策ではなく、標的は「民(軍に籍を置いたことの無い党幹部)」で、尚且つ国民から義兄弟と目されている人物です。

江沢民元国家主席も、本当は「漢奸の息子」ですから、軽蔑されても義兄弟の盃を交わす相手にはなり得ません。

とすれば、結束力の強い団派及び胡錦濤「長老」とその周辺との推論が成り立ちます。

(続く)

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by 4kokintou | 2016-03-07 11:38
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