現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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歴史から学ばない米国人

米国は懐も広く、何よりその気になれば、自給自足をしながら引きこもる(これをモンロー主義と言います)ことが出来るのが代えがたい強みですが、他国の歴史を眺めれば大いに参考になると忠告したくなることがあります。

ナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)が泡沫政党に過ぎず、アドルフ・ヒトラーの政見が世論に全く受け入れなかった当時、ドイツ共産党はナチスの演説会や集会を阻むべく、しばしば実力行使の挙に出たのですが、結果はヒトラーとナチス(の主張)を世に知らしめただけに終わり、最終的にそのヒトラーのナチスによって息の根を止められました。

トランプ共和党候補に激しい嫌悪感を抱く米国民が少なからず存在することは認めますが、暴力に訴えてトランプ氏を排除しようとすればするほど、注目は同氏に集まりますし、妨害を受けた側には同情票が集まります。

トランプ陣営からすれば、襲撃してくれるほど全米報道機関が有権者に伝えてくれますから、これほど有難いことはありません。

トランプ氏が共和党候補になることを前提にしますと、民主党に勝利するにはフロリダ(選挙人団29名)、イリノイ(同20名)、オハイオ(18名)、ニュー・ジャージ(14名)の各州で勝利する必要があり、その観点から副大統領候補が選ばれると思われます。

おそらく「北部に強いハンサムな若手」でしょう、フロリダ州は自力確保を前提として。


親分である筈の中国が最大の国家行事である全人代を開催しているのも何のその、核だのミサイルだのと騒いでいるのが北朝鮮、習近平国家主席の面子は丸潰れ、他方、4月13日実施の韓国総選挙では、分裂した野党を尻目に朴槿恵大統領の与党が圧勝の勢い、その与党では親大統領派による反大統領勢力の追い落としが表面化しています。

反北朝鮮を梃子に総選挙を乗り切り、返す刀で宿願の「財閥解体=創業者一族追放」に着手すると考えられます。

それにしても有難いのは北朝鮮の金正恩第一書記、下手をすると(?)7月の参議院選挙まで騒ぎ続けてくれるかも知れません。


平穏なのか水面下で不穏なのか分からない今年の全人代ですが、習近平主席が描く「中国夢」に日本の新幹線が登場したり、事もあろうに新華社通信が、最高指導者たるべき習国家主席を「最後の指導者」と紹介、報道機関は習主席の側近である劉雲山政治局常務委員(兼党中央書記処常務書記他)の管轄下にある筈ですが、この確信犯的な誤りは、習主席と劉委員の威光が陰っていることを物語って余りありません。

それから某紙が「最近の中国では大物の汚職摘発は一段落」と報じていますが、おそらく大間違いです。

「現職の政治局員(薄熙来)」→「前職の政治局常務委員(周永康)」とくれば、残るは「現職の政治局常務委員」→「前職の国家主席兼総書記」の順になりますが、前者の殆どはあと2年足らずで勇退、無理に悶着を起こす必要は無く、狙うは「廖陳雲こと陳雲(故人)の傀儡(江沢民)」と「その息子(陳元)」でしょう。

団派(共青団)にとっては憎みても余りある存在の両者ですが、その団派とて共青団党中央書記処書記を務めた黒竜江省の省長がチョンボ、つくづく腐敗が好きなお国柄と言わざるを得ません。

団派の領袖たる胡錦濤長老が「処分」に乗り出すでしょうが。

(続く)

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by 4kokintou | 2016-03-15 19:42
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