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福田康夫総理は、意外に「中国通」なのです。
ご実父の福田赳夫氏が首相時代、日中平和友好条約が締結されましたが、その舞台裏で中国側と交渉したのが、当時の首相秘書官の福田康夫氏です。 おそらく、その後に続く「福田ドクトリン」の作成にも無関係ではなかったはずです。 とすると、中国人の長所、欠点は分かっているのではないか、少なくとも本人はそう自負しているのではないか、こう考えていくと、今回の年末訪中の意図も理解できます。 胡錦濤「現」国家主席が、これまで実権を江沢民「前」国家主席に握られていたことは、折に触れて取り上げました。 北京五輪開催も危ぶまれる中、窮地にある胡錦濤氏は、日本に頼らざるを得ず、福田総理も自ら赴くことで相手の面子を立て、得るべきものは得たと言えます。 おそらく、福田総理の要求事項の中には、「小沢民主党代表の資金源遮断」があったのは、まず確実と思われます。 田中角栄政権下で、日中国交が回復した経緯もあり、中国利権田中派 - 竹下派、及びその後継派閥の専権事項でした。 小沢一郎氏は自民党を離党した際、その一部を保持したまま新党を立ち上げました。 細川、羽田政権を経て下野して以降、10年以上が過ぎますが、なぜ今でも小沢氏に「選挙資金がある=選挙に強い」かと言えば、この中国利権があるからなのです。 つまり、福田総理、総裁としては、我が身と自民党を生き延びさせるためにも、胡錦濤氏と「握手」する必要があったのです。 しかし、それが米国の目にどのように映るかは、別問題なのです。 (続く)
by 4kokintou
| 2008-01-05 22:06
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