現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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春窮

「春窮」という言葉が朝鮮半島にはあります。

最近の韓国では、既に死語となりつつありますが、少し外に目を遣ると、この語はまだ充分に有効です。


「春窮」とは、春小麦の収穫前に秋に収穫した穀物の蓄えがなくなる現象を言います。

今この状況に陥っているのが、まさに北朝鮮です。(昨今の天候不順と食品価格の値上がりを踏まえると、中国も昨年から今年にかけて、不作だったと思われます)

一説には4月には備蓄がなくなるそうです。

前政権時代、韓国が肥料や農薬を含めた援助物資を、せっせと北朝鮮に運んでいましたが、全く無駄なのです。

政府幹部や党要人が全部横流しして売り飛ばしますから。

かくして、「春窮」は再びこの世の現実になろうとしています。


米国は北朝鮮に対して「対話路線」を採っていますが、これが実は、北の将軍様にとって、頭の痛い所なのです。

このままでいけば座して死を待つことになる北朝鮮としては、強硬路線を採ってくれた方が、少々無理でも因縁をつけやすいのです。

しかし、対話を打ち出している相手に暴力で応えるのは、そもそも大義名分が立ちませんし、仮に先に手を出したら、金王朝の滅亡は火を見るよりも明らかです。


では、どうするか。

胡錦濤が大嫌い同士、手を結ぶのです。

すなわち、江沢民・金正日同盟です。


ですが、中朝関係は表向き、「血盟」です。同盟国です。

いくら胡錦濤がいけ好かないとは言え、表立って軍を差し向けることはできません。

とすると、これしかありません。

テロ。ゲリラ活動。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-02-05 16:40
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