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福田総理は、中国が旧正月(現地では春節と言います)を迎えるにあたって、日本の首相としては初めて、中国国民に向けて挨拶の言葉を送っています。(出典:北京週報)
また、確定事項ではありませんが、韓国次期大統領の就任式にも出席する意向です。 このように、福田政権の外交は、アジア重視の色合いが非常に濃厚です。 そして、現状維持、漸進主義の傾向が強く、この点で、米国と日本の意見を異にしています。 では、日米の対中認識の相違は、どこに由来しているのでしょうか。 突き詰めれば、胡錦濤国家主席が信用できるかどうかに尽きると思われます。 具体的には、 1)江沢民氏との権力闘争に勝利した暁には、今までの低姿勢を翻し共産主義の旗を再び掲げるのではないか。 2)民主主義に対して理解があるのか。 です。 これらの質問に対し、米国の見解は「胡錦濤氏が共産主義から離れて、民主主義を受け入れることは有り得ない。従って、中国の弱体化に着け込んで、一挙に共産主義政権を打倒すべきである」 これに対し日本は、「すぐに共産主義を捨てなくても、胡錦濤政権以降でも良いから、民主主義の目を育てていけば良い。極東情勢の不安定化を招く事態は極力避けたい」 どちらも一理ありますが、この場合はブッシュ政権の見方の方が正しいと考えられます。 (了)
by 4kokintou
| 2008-02-12 15:05
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