お気に入りブログ
記事ランキング
以前の記事
その他のジャンル
|
保守政権誕生以降の韓国に対し、北朝鮮が態度を硬化させつつありますが、いつもながら「敵は本能寺」です。
北朝鮮の思惑を分析する前に、同国を取り巻く現状を解説しますと、 1)東京を中心とする首都圏に、地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)の配備が完了。これに伴い、北朝鮮が首都圏に向けてミサイルを発射しても撃墜できる態勢となった。 2)米軍は、イージス艦による人工衛星(=弾道ミサイル)撃墜テストに成功しており、北朝鮮の長距離ミサイルへの対応体制が整った。 つまり、北朝鮮のミサイルは、最早脅威ではなくなりつつあります。少なくとも日米に対しては。 次に対韓国ですが、攻めるぞ攻めるぞと言って、実際に正面から攻める馬鹿はいません。 むしろ、韓国から先に手を出した形に持って行きたい(先制攻撃を受けたことになれば、中朝同盟が発動されて中国に北朝鮮の防衛義務が生じます)のですが、それに乗るほど韓国もうつけではありません。 ですから、当面は「北朝鮮の挑発」、「韓国の自重」という形勢が続くとみられます。 おそらく、本能寺は今回も「北京(胡錦濤政権)」です。 何時でも軍を動かすふりをして、北京が臨戦態勢を敷けば、それを理由に悶着を起こせるし、北京五輪もお釈迦にすることが出来ます(北朝鮮から手を出せば、逆に中国に同情が集まって、五輪が開催される公算が強まる)。 「兎に角、中国に先に手を出させる格好にもって行きたい」、これが北朝鮮の願望です。 (了)
by 4kokintou
| 2008-04-01 16:41
|
ファン申請 |
||