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折角ご意見を頂きながら、ご返事も返さず失礼しております。
あらためてご海容を賜り度。 レーニンを封印列車に放り込んで帰国させたのは、ドイツのルーデンドルフ元帥だと思っていました。 真相は存じ上げませんが、西側諸国は革命以降も、イデオロギー面ではソ連を厳しく拒絶しつつも、穀物や金取引と言った限られた部分ながら、ソ連と利害が一致していたことは事実だと思います。 中国本土が太平洋戦争後、何故赤化したのかは、いずれ弊意を披露する所存です。 今回の四川大震災で、救助活動や復旧作業に遅れが生じていることはご指摘の通りです。 ただ、最高指導者の目が光っているとは言え、以前に比べれば、まだましだと言うこと、それ日本と比べるのは酷だと申し上げたいのです。 例えば阪神大震災の際、住民同士の自発的協力や自衛隊、警察、その他官民の献身的な活動が、復旧と救助に大きく貢献しましたが、それでも当時の馬鹿宰相の優柔不断が、国民に要らぬ辛苦を強いる原因となりました。 今回、中国当局の動きは、「中国にしては」俊敏だと思います。 ただ、項を改めてご説明したいのですが、この国では軍隊や公安、役所や消防、医療関係団体の「献身的活躍」など期待できませんし、住民に連帯感があるかと言うと、それも違います。 ミャンマーよりはまし、以前の中国よりはましと言うのが妥当な評価でしょうか。 ご参考までに、毛沢東政権末期に発生した唐山地震をご紹介します。 死者は推定で「最低でも25万人」。 当局が最後まで公表しませんでしたし、内外の報道陣を現地に近づけなかったですから、確実に死んだ人数が「25万人」と言うのです。 当時の北京は、「人民解放軍の昼夜を分かたぬ驚異的な献身的努力で、被災地は急速に復旧し」、「住民も災害に屈することなく、自助の精神で震災から立ち上がりつつある」と言った主旨の「大本営発表」を流し続けていました。 それに関連するのですが、今回の災難で男を上げたのが胡錦濤国家主席を初めとする党中央要人ならば、逆に評価がガタ落ちなのは、前任者の江沢民氏だと思います。 そして、仮に江沢民の治世下の震災であったならば、その後の展開は確実に「唐山地震型」の推移を辿っていたと思われます。 それから、四川省党書記(つまり四川省のトップ)の劉奇葆共産党中央委員も、株を下げたと思われます。 省内の軍隊を掌握し切っていないことが、今回の震災で露見しましたから。 中国共産主義青年団(共青団)出身で、胡主席の後輩に当たるのですが、折をみての左遷でしょうね。 (続く)
by 4kokintou
| 2008-05-21 15:03
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