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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

情報あれこれ

広東省は何かと中央に楯突く傾向にある地域ですが、ここに習近平国家副主席殿を派遣したのは拙かったです。

http://www.pekinshuho.com/zz/txt/2008-07/15/content_133655.htm

おそらく、贅を尽くした接待(平たく言えば、「飲ませる、食わせる、抱かせる」)に、このボンクラ二世政治家は身も心も蕩けたのでしょう、任務を遂行せずに北京に帰ってきやがった。

何でそう言い切れるかと言いますと、温家宝首相が尻拭いと中央の指示徹底のために、その後広東に赴いています。

http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2008-07/21/content_134928.htm

温家宝総理はじめ、現執行部は馬鹿殿の所業にやり切れない思いを抱いているでしょうが、もう少しの辛抱です、政協の主席と言う「一丁上がりの名誉ポスト」に放り込むまでの。

今はまだ、「太子党」を大人しくさせるための人質ですから、辛抱辛抱。


話変わって、こんな記事。

http://www.pekinshuho.com/zz/txt/2008-07/18/content_134416.htm

中央紀律検査委員会や中央組織部と言った組織にどれだけの重きが置かれているかは存じ上げませんが、少なくとも「海外要人振り分け係」よりはやりがいがあると思います。

むしろ、「鬼より怖い」と言う形容詞が相応しいかもしれません。


その中央紀律検査委員会の委員長は賀国強政治局常務委員ですが、実権は文中に出てくる何勇でしょう。

紀律検査委員会は総書記(=胡錦濤)直属機関ですから、書記処の下部組織の中央組織部とは格が違います。

文面から推し測るに、紀律検査委員会が、実働部隊の中央組織部に喝を入れたのでしょう。

目的はひとつ。江沢民派幹部の追い落とし。

(了)

by 4kokintou | 2008-07-22 14:03
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