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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

「胡錦濤革命」とは

先に申し上げますが、中座させて頂きますので、今日(9月26日)は変則二本立てになります。


まさに革命と呼んでも差し支えない胡錦濤政権の政策路線は、二つの大きな反省から成り立っています。

ひとつは、中国における共産主義革命が、結局は「革命宗族=太子党」と「成金(裏社会)宗族=江沢民一派」を生み出したに過ぎないのではないかと言う反省。

もうひとつは、本来の宗族が、長年にわたって権力の上に胡坐をかき、有力宗族同士は甘い汁を巡っていがみ合いながら、非宗族には何ら救いの手を差し伸べてこなかったと言う反省。

この「2大反省」を理解しないと、胡錦濤国家主席とのその周囲(同志)の真意は永遠に理解できないと思います。


繰り返しになりますが、具体的には

「公害企業(それに毒物混入企業)撲滅」
「汚職役人追放」
「業界再編成」

を大義名分として、それらを推進する過程でまずは
「成金(裏社会)宗族=江沢民一派」を、
次いで
「革命宗族=太子党」
を追い落とし、

「都市部から地方への富の再配分」

「現行の逆累進課税制度の抜本的是正」

を実行に移して非宗族階級を救済する、これが胡錦濤政権に与えられた役割です。


一度閉じます。

(続く)

by 4kokintou | 2008-09-26 17:52
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