現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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確執 in 香港

香港政府が米国軍艦の寄港を拒否した。

抗議した駐中米国大使に対し、中国の外相は、「何かの間違い」と言ったそうだ。

何のことはない、香港と上海を握る江沢民一派が、これらの株式市場を何とか助けてくれと言っているのだ(外務省は江沢民の縄張り)。


しかし、胡錦濤の威厳の無さよ。虚仮にされるとはこのことか。

と言っても、胡氏自身、内政(治安維持と株価対策等)に手一杯。

今日(11月30日)も株価は下がった。

信用力の無い中国企業に対する与信審査は厳格化の一途を辿っている。


鍵は12月2日。週明けが怖い。

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-30 19:52

例えば、中国はとんでもない量の銅の在庫を抱え、しかも長期契約を履行するため、今後も海外から受け入れざるを得ない。

しかし、国内消費量は激減している。

そのため、輸入価格よりも上海の国内価格の方が、はるかに安い。


世間は正直である。

最近、銅線泥棒がめっきりと減った。

小生の所にまで、証券セールスマンが入れ替わり立ち代り訪れてくる。勧めるのは決まって新興国投資ファンド。

要するに、売れ残っているのである。中国株ファンドなぞ、大量に売れ残っているので、セールスマンが尻を叩かれている。

今まで左団扇で売れていたものが、急に売れなくなったのだ。

中国株は下げざるを得ない。

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-29 22:28

甦る古の怨念

中国は今、全国規模で過剰在庫を抱えている。

それも、原材料から中間製品、最終製品に至るまで、生産の各段階で膨大な在庫が発生している。

しかも、あくまで「社会主義に基づく計画経済」が建前であるため、一度承認された設備投資案件は、その時点の需給バランスに関係なく、建設計画が進捗する。

このため、増産圧力がますます高まり、供給過剰が一層進行する一方、各企業ともノルマがあるため、手を緩めることが出来ないのである。

とすると、製品は海外に向かう。それでも各段階の在庫は減少しない。

原材料価格は、製品価格の値下がりに比べて落ちてこない。

当然、資金繰りが行き詰まる。

銀行から無理やり引っ張ってくる。


こうして、不良債権が激増し、首の回らなくなった中国は音を立てて崩れていく。

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-29 12:23

上海市場崩壊

もう、その段階に至ったと断言して良いだろう。

上海市場が崩壊の序章を描きつつある。

株券はもうすぐ紙くずになる。少なくとも天井(上海総合指数で6,000ポイント)から70%は下落する。

怒り狂う貧困層、一般投資家。

オリンピック開催も何のその。当局は人権無視の弾圧を加えざるを得ない。

そうしないと政権がもたないからだ。


戦前、昭和15年に東京晴海で開催予定だった「東京オリンピック」は中止となり、数年後に「大日本帝国」は崩壊した。

1980年のモスクワ五輪は、西側諸国のボイコットで「片肺五輪」となり、そのおよそ数年後にソ連は崩れ去った。

仮に、北京五輪が中止か、それに近い状態になれば、共産党中国は間違いなく破滅する。

それを前提に考えを巡らせるべきである。

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-27 20:36

李登輝

やはり、李登輝前中華民国国家主席の予言は当たるかもしれない。

同氏曰く、「中国はいずれ分裂する」


今の中国では、縦の対立、すなわち富裕層と貧困層、支配者層と被支配者層、搾取階級と非搾取階級の対立が先鋭化している。

その支配構造の頂点に居るのが中国共産党で、その最高責任者である胡錦濤国家主席は、中国が改革程度の生温い施策では、もうどうにもならないことを理解している。

そして、大多数の共産党幹部が現状に満足し、改革(=既得権の侵害)に抵抗している。


どうやら、中国経済及び株式市場の底割れが目前に迫ってきた。

中産階級以下は全て没落する。

となると、今でさえ危うい中央の威令は、地に墜ちてします。


その時、連帯感の希薄な(=ナショナリズムに乏しい)国内の各地は、必ず分立する。

その瞬間が中国動乱の始まりである。共産党打破を目指す共産主義革命の始まりである。

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-26 21:42

軍はどう動く

中国という国は一見、党中央による強力な指導体制下にあり、従って、中央集権的であるような印象を受けるが、これは全く錯覚であって、地方政府が中央の与り知らぬ税金を、支配化の領民から徴収しているのは公然の秘密である。

軍も軍団毎に群雄割拠している。そして、独自の権益を持ち、傘下企業を上海に上場させている。

つまり、大部分の軍団には、江沢民の息が掛かっている。


中国の動乱は、オリンピックが終わるまで抑えつけることは出来るのか。

出来ないと思う。それほど、インフレが進行し、貧民層の生活が困窮する一方、失業者が増えてくるからだ。

そして、多民族国家ゆえ、チベット、東トルキスタン問題が表面化する。


これに立ち向かうは、貧民が唯一の支持基盤である胡錦濤。

鋭く対立するのが、地方幹部、富裕層、軍を押さえる江沢民。


しかし、江沢民にも泣き所がある。

まず、仮に胡錦濤を失脚させた場合、貧民の暴乱に自らが立ち向かうことになる。

貧民層は胡錦濤がトップだから、これでも我慢している。

貧民を虐げてきた江沢民は、彼らにとって敵である。

ここに、生きるか死ぬかの戦いが始まる。


また、胡錦濤追放により、内外の非難を浴びることになる。勿論、資金は中国から全て逃げていく。

江沢民は胡錦濤を表に立てざるを得ないのだ。

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-25 11:37

宿命の対決

上海の株式市場を梃子に、地方幹部や有力者を味方に引き入れたのが江沢民。

ならば、胡錦濤はどこにその政治基盤を置いているのか。


彼は、「貧民層の救世主」と呼ばれている。

貧乏人の味方、と期待されているのである。


その大多数の下層階級を、新たな試練が襲おうとしている。

ややこしいことに、ここにも上海市場が噛んでくる。


現在、上海市場は底割れ寸前である。

そして、今の上海で取引に参加しているのは、無名の個人投資家なのである。

これに対し、江沢民側は、とうの昔に上海から資金を逃がし、香港その他の海外に資金を移しているのである。つまり、上海市場が暴落しても、無傷なのだ。

では、すぐ目の前に迫った株バブルの崩壊によってどうなるか。

おそらく、個人投資家はババを掴んで、紙切れとなった株券を握り締めて、途方に暮れることになる。

なけなしの貯金をはたいて勝負した結果がこれである。

そこに、デフレが襲ってくる。

株で大損したうえに、職をなくす者も多数出現する。

その怒りは政府に向けられる。金持ち階級に向けられる。


ここに、全国規模で、持てる者と持たざる者、貧民層と富裕層の間で、未曾有の階級闘争が展開される。しかも、共産主義国家で!

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-23 21:22

胡錦濤の立場

父親が「漢奸」(日中戦争当時の日本側の協力者、上海のトラックを一手に仕切っていたらしい)であった江沢民と異なり、胡錦濤には対日コンプレックスはない。

世界観も西側諸国と一致する面がある。


であるが、そのような人物はごく少数派なのである。

しかも、中国、韓国には、いまだに親日派を公言できない雰囲気があり、ナショナリズムは常に反日騒動の形を取る。

にもかかわらず、胡一派は大連を自派の根拠地にする必要から、日本と提携せざるを得ない。

日本との結びつきを強める背景には、米国が胡錦濤と江沢民を天秤にかけている実情があり、上海の方が儲かるから、上海市場が破滅しない限りにおいて、江沢民を見捨てないという背景がある。


ところで、上海の株式市場が暴落した場合、どうなるのか。

胡錦濤は政争に敗れて失脚するのではないか。

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-21 18:44

隠匿資金

奇怪なことに、中国共産党幹部は、海外に匿名口座を持ち、国内で得た資金を送金しているのである(しかもドル建て口座!)。

では、中国の金持ち(=共産党幹部)の金は、今どこにあるとみられるのか。

ほとんど国内から脱出していると考えられる。

その証拠に、上海市場は売買が小口になっているうえ、出来高自体が減少している。

すなわち、上海には個人投資家しか残っていないのだ。


それでは、今の居場所は?

おそらく香港であろう。一部は欧米に行っているが火傷している。


現状は中国にとって、引くも地獄、進むも地獄なのである。

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-20 15:52

逆転の構図

資本主義経済において最上位に位置するのは金融資本、有体に言えば金融機関、銀行である。

これに対し、金融機関を軽視することが建前の共産国においては、力関係が逆転する。

すなわち、資本主義国では借り手(債権者)より貸し手(債務者)の方が強いが、中国では借り手の方が強い。

理由は、銀行の頂点に立つ中央銀行総裁が、精々中央委員止まりであるのに対し、借り手企業は、大抵の場合、元を辿れば、それ以上の大ボスにたどり着く。


とすると、どうなるか。

銀行は、企業からの融資要請を断れないことになる。

その結果、不良債権は銀行サイドに次々と積み上がることになる。

そもそも、厳密な会計監査などないも同然の国であるから、銀行も企業も財務諸表は無茶苦茶。

企業は銀行からいくらでも資金を引っ張ってこれるから、たとえ需要が落ちようとなかなか倒産しない。

しかし、金融サイドの財務面は悪化の一途をたどることになる。

(続く)
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by 4kokintou | 2007-11-19 21:42