現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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不正アクセス

昨今、西側政府機関、特に日米の公的機関のホームページに対し、機密情報の窃盗を目的としたサイバー攻撃、不正アクセスが急増しているそうです。

その殆どが中国発らしいのですが、今時、日米欧のパソコンに対してインターネットで攻撃するのは、江沢民がその影響力を保持している組織しか考えられません。

では、具体的にはどこかと言うと、大抵の場合中国海軍です。


その中国海軍なのですが、東シナ海天然ガス田の件にも、当然絡んでいます。

ですから本件で、胡錦濤国家主席が来日の際、何処まで踏み込んだ発言が出来るかで、その掌握力を推し測ることができます。


思えば、小泉純一郎元総理の外交感覚には、人一倍優れたものがあり、当時の中国で誰が実質的な支配者かなのか、その嗅覚で嗅ぎ分けていた印象があります。

結論から言えば、実権を握っていたのは上海(江沢民)で、云わば裏権力が表権力を牛耳っていた訳ですから、北京(胡錦濤政権)と話をしても埒が明かないと割り切って、靖国参拝など、己の政策を気兼ねなく推し進めていたと推測されます。(但し、上海とも距離を置いていたのは賢明でした)

ですから、権力が分立している状態の当時の中国に対しては、勝手に内ゲバをやってくれと言う、甚だ冷ややかな中立外交を基本に置いていました。


今は違います。

まず、福田総理は胡錦濤主席にとって、数少ない政治的盟友です。

次に、胡錦濤政権側は全公的部門を掌握しつつあり、中国の勢力地図は小泉政権末期と様変わりしています。


その胡錦濤政権ですが、主要宗族挙げての総連立政権でないのか。

共産主義を実質的に換骨奪胎することが目的の政権ではないのか。

そう思えてなりません。

(了)
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by 4kokintou | 2008-04-30 15:14

周恩来も「名族中の名族」

周恩来について話す前に、胡錦濤の出身母体、つまり「績渓胡家」出身の著名人を一人挙げますと、中国近代文学の父、胡適がいます。勿論、本籍地は「績渓」です。


周恩来も名家中の名家で、こちらは紹興酒でお馴染みの「紹興周家」の惣領です。

この「紹興周家」、古代周王朝の末裔を以って任じていますから、それこそ天皇家も真っ青の歴史を誇る宗族です。

一族からは魯迅(本名は周姓)を輩出しています。


それで、周恩来と胡錦濤がどうやって繋がるのかと言うと、周恩来の執事の様な役割を長らく務める一方、中国共産党の中央組織部長で、党政治局員常務委員も歴任した宋平氏が、胡錦濤国家主席や温家宝首相を抜擢しているのです。

一部では、名伯楽の宋平氏のお眼鏡に、彼らが偶然適ったかのような表現をされていますが、それはおそらく間違いです。

ほとぼりが冷めるまで、地方で匿ったのです。


ところで、中国は夫婦別姓です、共産主義革命の遥か以前から。

では質問です。胡錦濤主席夫人の姓をご存知ですか。

答えは「劉」です。そう、あの劉姓です。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-04-29 17:44

名族中の名族

胡錦濤国家主席は、実は名家の出身です。

「績渓胡家」(績渓は本籍地名)と言えば、下手をすれば天皇家と良い勝負が出来るくらいの古い家柄で、胡錦濤氏はその名門の本家に生まれたらしいのです。


中国人を観察する場合、「現在」だけをみても何も分かりません。

少なくとも以下の事項について分かっていなければ、相手が理解できません。


まず、「本籍(祖籍とも言う)」。

ご先祖様のお墓のある所です。

中国は今でも同一の本籍を有する「宗族(=部族)」によって構成される社会です。

そして、ご先祖様を大切にする。

ご先祖様第一の社会では、本家が分家を統率します。

共産主義体制においては、表向きは平等ですが、この宗族意識が現存します。


これに対し、江沢民氏は同じ安徽省出身ながら、云わば卑賤の家柄です。

背負っている物からして、全然違うのです。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-04-28 21:43

福田総理訪露

長野の聖火リレー騒動のお蔭で、すっかり扱いが小さくなった福田首相の訪露ですが、報道媒体の扱いが小さいことと、会談の重要性は、また別の話です。

福田総理は現地時間の本日(4月26日)午後、プーチン大統領、メドヴェージェフ次期大統領と「個別に」会談します。

なんで個別なのかと言うと、それぞれの出身母体、つまり既得権益が異なるからです。

プーチン氏は公安出身で、従って俗に言う「武闘派(実情は闇社会)」を養っていかなければならず、基本的に日本からの「援助」を期待しています。

次期大統領は産業界出身なので、経済的絆を強めることに腐心しています。(ですから、入れ替わるように来日しているロシア経済交流団は、額面通りならばメドヴェージェフ氏が派遣したものです)

いずれにせよ、日本の金と技術がなければ、国家が破綻してしまいますので必死です。


福田総理は色々な条件を付けているのでしょうが、

「米国によるイラン攻撃時の中立厳守」

「北朝鮮に関しては一切関与しない、及び関連情報の提出」

これは要求していると考えられます。


福田総理は地味ですが、意外と外交分野を得意としています。

今回、表立った成果が出てくると思われませんが、隠れた成果は大きいとみられます。

(了)
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by 4kokintou | 2008-04-26 19:34

韓国も応援する福田政権

国内では不人気に悩む福田首相ですが、海外、特にアジアでは大人気です。

中国の胡錦濤国家主席にとっては、盟友と言って良い唯一の存在ですし、景気低迷と安全保障上の不安を抱える韓国にとっても、福田政権は心強い存在です。

ですから新任の韓国駐日大使が、福田政権の現状について「心が痛い」と表現しているのです。

中韓(胡主席及び李大統領)にとっては、ここで福田政権に倒れられては堪らないと言うのが、正直な心境でしょう。


香港も事実上、胡錦濤派の支配下に入った模様です。

米海軍が香港に寄港する場合、当局に事前通知し入港の承認を得る必要があるのですが、昨年後半に米中関係が緊張した際、香港当局が空母船団の入港を拒否した挙句、中国海軍が船団を執拗に追尾すると言う事態が発生しました。

ところが今回、米空母キティホーク入港を香港は快諾、中国海軍の牽制も全く有りません。


ここで日本にとって問題になるのは、中国海軍の動向です。

今、中国企業が東シナ海の天然ガスを、日本の天然資源であるにもかかわらず「盗掘」していますが、これは上海(江沢民一派)の意向を反映した行為で、しかも海洋事業は大抵の場合、海軍の影響下(有体に言えば天下り先)にあります。

ですから、胡錦濤主席が海軍の指揮権も掌中に収めたと仮定すると、来日時に生産設備の撤去を公言することも考えられます。

胡錦濤氏の族父にあたる胡耀邦共産党総書記(故人)は、日中友好を強引に推進したことが仇となり、そのことが罪状のひとつに数え上げられた挙句、鄧小平によって断罪されました。

ですから今回の訪日は、「一族の復仇の号令」でもあるのです。

今回の主席来日で、日中間の友好は大いに進展します。

それは、米国を旗手とする自由主義陣営への、中国の新規参加を意味します。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-04-25 20:12

蝋燭の最後の輝き

上海市場が昨日(4月23日)から、厳密には一昨日の後場から猛烈に巻き返しています。

22日午前に瞬間的ながら3,000ポイントを割り込んだ上海株価指数は、その後急反発し、本日は3,600ポイント目前まで戻して引けています。

普通に考えれば、消える直前の蝋燭の一瞬の輝きです。

とすれば、誰かが売り抜けている筈ですね。

それは誰か。今まで上海(江沢民一派)とずぶずぶの癒着関係にあったゴールドマン・サックスだと考えられます。


胡錦濤国家主席の来日が4月22日、外務省から正式発表されました。

日程は5月6日から10日まで。勿論、国賓待遇です。天皇陛下との会談も予定されています。

22日に発表できたと言うことは、それまでに政敵(=江沢民派)を黙らせたと言うことになります。

江氏他、党幹部の「引退(勇退)」が遠からず発表になると思われます。


ところで、この人物を、中国の次世代指導者と評した馬鹿マスコミは、目が節穴でしょうか。

習近平副国家主席、日本の静岡県知事と面談。

(了)
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by 4kokintou | 2008-04-24 17:09

繋がる一連の出来事

野村證券のインサイダー取引で、中国人社員を含む犯罪者が浮かび上がったと思ったら、中国遺棄化学兵器処理事業に携わる企業の事実上の長が逮捕されました。

また、直接には中国と関わりありませんが、光市母子殺害事件で当時未成年の被告の主席弁護人が、別件で有罪となりました。

このあたり、どうも一本の線で結ばれている気がします。


渦中の野村證券中国人社員ですが、そもそも普通の営業に配属していれば良かったのに、それをわざわざ企業買収部門に置くと言うことは、要は暗黙の了解があったのです。

当人は、上海(江沢民派)の流れを汲む者か、ひょっとして習近平副国家主席の手の者かもしれません。

いずれにせよ、野村が上海でおこぼれにあずかるための、「お客人」だったと思われます。

ですから、この人物、これまでは腫れ物扱いだった筈です。


それを今回、野村が斬りました。

野村としては、秘かに処分したかったでしょうが、国家権力が公にすることを強く希望したと思われます。


それから、中国遺棄化学兵器処理事業の件ですが、現地に残存する化学兵器の数も処理費用も、本来ならば多寡が知れていますから、これも中国要人と結びついた利権なのです。

誰の利権かは申すまでもありますまい。


これだけのことが、胡錦濤国家主席来日前に発覚し、しかも中国側から何一つ聞こえてこない。

間違いなく、胡錦濤=福田の連携工作です。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-04-23 17:28

カルフール

カルフールがあれだけ中国で事業展開しているとは、迂闊にも知りませんでした。

田舎と呼んだ方が相応しい場所にも、カルフールが進出していることが分かりました。

それで、新たな疑問が浮かんだのですが、カルフールの中国部門って、儲かっているのでしょうか。

日本企業の小売業(スーパーマーケット)が中国に進出しても、上手く行きません。


野村證券のインサイダー事件は、奇奇怪怪と言えましょう。

インサイダーの中国人の身元に関する説明が、一切ないのが不思議ですが、常識的に考えれば、金融業界はここまで江沢民の縄張りでしたから、その系統の人物と考えられます。

北越と王子の買収劇に関わっていると言うのですから、その時点で逮捕出来た筈です。

おそらく、これも「国策捜査」の一環です。

時期を見計らっていたのだと思われます。報復を受けない保証が得られたと推測できます。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-04-22 20:03

反仏?

中国国内で俄かに反仏運動が勢いづき、そのフランスの象徴としてカルフールが槍玉に上がっています。

今回の反仏抗議行動を画策したのは勿論、江沢民派ですが、逆効果だった様です。


反日抗議行動の場合も同様ですが、まず上部組織から「動員」がかかります。

つまり、お上が「何時、何処に、誰が、何を持って集合する」旨の通達を出します。


今回の騒ぎが、以前の反日運動と大きく異なるのは、その動員力です。

前回の反日の場合と比べて、参加者が桁違いに少ないです。


それに対し、当局(=胡錦濤政権)の対応は素早かったです。

抗議行動が暴動に発展しないように、水も漏らさぬ警備体制を敷く一方、主要報道機関を使って事態の鎮静化を求めました。

今回の件で、江沢民派の動員力の低下、胡錦濤政権の公安部門(警察)の掌握力が歴然となりました。

両者の権力闘争、胡主席の訪日前に決着が付きそうです。

(了)

それにしても、楊外相(外交部長)と会談した日本のマスコミ、敢えて言いますが、目が節穴なのでしょうか。あんな権力も実力もない人物と会っても時間の無駄です。
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by 4kokintou | 2008-04-21 17:35

哀れなるかな 楊外相

上海の親方(=江沢民氏)に余程ねじを巻かれたのでしょう。

外務大臣(外交部長)と言う立場そっちのけで、楊外相は金策に奔走しています。


公明党、共産党、社民党の各党首と会談したのは、要は金の工面のためです。「江沢民一派に愛の手を、募金活動にご協力下さい」と言った所でしょうか。

その他、各方面を回っていると思われますが、思い通りになりますやらどうやら。


話が飛びますが、胡錦濤国家主席の訪日後、程無くして福田内閣改造が実施されると思われますが、高村外相と町村官房長官の続投はまずないでしょう。

高村外相は福田総理と外交路線が異なります。どちらかと言えば江沢民氏に近い。

馬鹿を承知で、町村氏を官房長官に使っているのは、派閥を抑えるためです。

どちらも云わば人質です。


福田総理は楊外相を軽くあしらいました。当然です。

後は、胡錦濤氏の援護射撃を得て、27日の補選に勝利すること。

無事に胡主席が来日し、恙無く離日できれば、福田政権の勝利です。

(了)
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by 4kokintou | 2008-04-19 20:14