現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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これも世界の常識

少し痛ましい話なのですが、これも世界ではむしろ当たり前と理解する必要があります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080528-00000054-scn-cn


以前、インド洋で大地震が発生し、それに伴う大型津波のために、沿岸諸国が大きな被害を受けた時も、子供を掠め取る輩が多数、現地に集結しました。

不愉快ですが、

「人間、特に子供は売り買いできる商品である」

この事実を認識する必要があります。

理由は色々ありますが、例えばアフリカの紛争地帯では、ゲリラが子供を誘拐し、兵士に育て上げる例は、枚挙に暇がありません。

日本では当たり前になったことが、それ以外の地域では全く当たり前ではない。

この事実を噛み締めたうえで、何故日本では「当たり前」になったのか、それを突き詰めていくのが歴史家の、そして日本人の使命ではないでしょうか。


楊外相(外交部長)が何故か被災地を訪問しています。

何で外相が来るんだ、邪魔なだけだと思いますが、親分(江沢民)に尻を叩かれたのでしょう、実情と住民感情(勿論江沢民氏に対する)を調べて来いと。

つくづく不思議な国だと思います。


本題に入る前に、多数のご意見を賜り、あらためて感謝申し上げます。

いずれ項を改めて弊意申し上げる考えですが、「宗族ワールド」の件は、できれば定期報告を頂きたいと言うか、いっそのこと「宗族ワールド」のブログ開設を、ご検討なされては如何でしょうか。

宗族Aと宗族Bは大変仲が悪いとか、何時まで系譜を遡れることができるかとか、宗族出身の有名人は誰かとか、それこそ「宝の山」に思えます。

それから、蒋介石の隠されたプロフィール、いずれの宗族出身(或いは宗族外の出自)とか、客家系の浙江財閥と結びついた理由とか、宜しければご教示頂ければ大変有り難いです。勝手申し上げて恐縮です。


やっと本題に移ります。

中国には紅幇(ほんぱん)、青幇(ちんぱん)に代表される「裏の人間関係」、もっと言えば「宗族外の連絡網」が、古くから中国にありました。

東洋版マフィアと言えば、当たらずと言えども遠からずと言ったところでしょうか。(確か、どちらかの首領が共産中国建国時に、貢献者の一人として名を連ねている筈です)。

そして、上海は列強の租界が乱立するは、雑多な出自の中国人が集まるは、一部はマフィア化して「血の掟」で結束するはで、まさに魔都に相応しい場所でした。


江沢民の父は日本軍の軍政下で、上海のトラック(=運送業)利権を一手に引き受けていたのですが、何も親日的だからではなく、「俺がやらなきゃ誰かに利権を取られる」と思っていたに過ぎないと推測されます。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-05-31 14:34

空自発信せず

本題に入る前に、近々取り上げる予定の

2)日中共同声明の真意(含天皇陛下のお言葉、胡錦濤主席早稲田大学講演)

について、ご理解をより深めて頂きたく、宜しければ事前に下記文書に目を通されることをお願い致します。

http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/okotoba-h20-01.html#200507bansan

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/visit/0805_sk.html

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/visit/0805_ks.html

http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008050801000977.html

お手数をかけて恐縮です。


日本政府は航空自衛隊の四川省被災地への派遣を、今回は見合わせました。

賢明な選択です。

先方の対日感情を考えから外しても、この要請が胡錦濤国家主席並びにその周辺から出たものか、或いは最初の発案者の真意(底意)が分からないと、迂闊に乗れる話でもない訳です。

中国と言う国は、その辺りが複雑で、面従腹背は当たり前ですから。

ですが、そんな人生、あんまり楽しくないでしょうね。


台湾で国民党が総統選挙に勝利し、政権を奪回して以降、中台間の距離が縮まりつつありますが、これも胡錦濤政権にとって勿怪の幸いでした。

対話路線の国民党が勝利したことで、特に海軍の一部に影響力を残す江沢民派が、台湾海峡で緊張を高めることが出来なくなりました。

国民党も、中台統一が最早絵空事であることは承知しているでしょうし、下手に強硬路線を採って江沢民派に口実を与えることも得策ではありません。

当面は格段の進展のない、対話外交が続くと考えられます。


各宗族間の付き合いを、本流の連絡網、或いは連携網とするならば、上海では雑多な出自の、しかし宗族とは無縁の底辺層による、独自の交流網が生まれました。

彼らは上は政治的敗者から、下は生活の敗者まで、いずれも何らかの意味で「敗者」であり、一攫千金、一旗上げることを夢見ていました。

同時に中国社会の本流を形成する「宗族」の存在に、強い嫌悪感を頂いていたことは、想像に難くありません。

つまり、上海全体が、敗者であれ犯罪者であれ、彼らの「隠れ里」だった訳です。

ですから、江沢民の親父も、日本と結託することで金儲けが出来たのです。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-05-30 17:23

魔都

上海は戦前から「魔都」と呼ばれていました。

宗族(=部族)社会たる中国においては、宗族間のネットワークが形成されていますから、都市内部における異なる宗族間の連絡や、都市間の連携が存在しました。

むしろ、それ以外の結びつきの手段に生存の余地はなかったと言えます。


ただし、上海は別でした。

列強の租界が立ち並び、各地からは食い詰め者、裏社会の住民、はぐれ者、裏切り者、破産者、表現は悪いですが、本来の中国社会から弾き出された者や、個人の立身出世を追い求める者(宗族社会では全体の繁栄が優先され、個人が富貴を独占することはあまり誉められた行為ではありません)が、主要構成員でした。

ですから、宗族的繋がりが他の都市とは異なりあまり有効ではなく、社会の底辺層出身者が幅を利かせているうえ、海外列強の影響力も大でした。

必然的に、規制は無いに等しいですし、列強からの資金も流れ込みますし、水運と言う地の利もありました。

また、無限とも言える廉価な労働力も存在しますし、中国の役人の力が弱いですから、余計なお役所仕事に時間を金を使わないで済みます。

つまり、上海は本来の中国の都市とは異なる、仮に名付ければ「香港型」の成長を遂げた街なのです。


ですが、大都市に成長したものの、他の「正統派」都市からは蔑みの目でみられます。

特に政治の中心である北京には頭が上がりませんが、それだけ余計に対抗心を燃やすことになります。

そのため、上海にはあぶれ者を匿う土壌が成立しました。

一時期の毛沢東も「政治的あぶれ者」であったことを想起する必要があります。

そのとき彼はどこにいたか、勿論上海でした。


その上海ですが、中国政府は今夏の電力供給制限を上海に対し、この時期に通達しました。

江沢民派への完全な嫌がらせとみて差し支えないと思います。


ところで、今思案中なのが、バンカメ(バンク・オブ・アメリカ)による中国建設銀行株買い増しの件です。

これにより、保有株式比率は10%を超えましたが、損得だけ考えれば、今買うべきでないのは明々白々です。

ですから、その意図が分からなくて、思案投げ首です。

(了)

追記

ご質問に一部お答え致します。

胡錦濤国家主席は「確信犯的、開き直った意地の親日派」です。

それを解く鍵は、3)胡錦濤にとっての「日中青少年交流」にあります。


追記の追記

中国の友人をお持ちでしたら、その方の所属する宗族やご先祖様、出身の著名人等をお尋ねになられると、宜しいかも知れませんね。
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by 4kokintou | 2008-05-29 16:25

嫌々の訪問

呉邦国全人代常務委員長も漸く現地入り、さぞ気が進まなかったと思われます。

ですが、全人代常務委員長の立場にあるものが、被災地に赴かず北京から離れないのも、格好の悪い話ですから。


ところで、中国政府とチベット側の次回協議が、6月第二週に予定されています。

ダライ・ラマ14世は、この協議で具体的進展が無ければ、その後のチベット情勢に責任が持てないと語っていますが、逆に言えば、少なくともそれまでは絶対に騒ぎを起こさない、震災の復旧活動を邪魔しないと明言したことにもなります。

つまり、中国の現政権とダライ・ラマ側との間には、一定の「黙約」が成立しているとみるべきかと思います。


時代が変わったと申すべきでしょうか、「胡錦濤・福田同盟」の絆の強さに思いを致すべきと言うか、このような記事を発見しました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080528-00000942-san-int

仮に実現すれば、旧日本軍の流れを汲む航空自衛隊の輸送機が、中国本土を飛び交う訳です、勿論日章旗を付けて。

口惜しいし、中華思想も邪魔して口には出しませんが、震災以前から(以降は殊更)中国人も分かっています、日本人が勤勉で誠実で真面目なことを。

何より、どさくさ紛れに一般人の資産を横取りしたり、救援物資を横領しないで分け隔てなく配給してくれることも、理解しています。

それにしても中国側、つまり胡錦濤政権側からの申し出ですから、現政権の威光たるや確実に高まっています。

現政権だから、日本も協力的になってくれる、中国国民もその辺りは敏感です。


江青と江沢民の件ですが、まず江沢民からおさらいします。

その前に、何故上海が北京に伍する政治基盤になり得るか、その点を押さえておく必要があります。

「政治都市」北京と「商業都市」上海の肌合いの違い、中国の地域間の対抗意識、その通りなのですが、最大の違いはその歴史の長さです。

上海が本格的に発展したのは、アヘン戦争後です。

つまり、ここに本籍(原籍とも言います)を置く宗族は皆無か、仮に存在したとしても、弱小と断言できます。

とすると大都市ながら、上海の住民の多くは、宗族からのはぐれ者か、非宗族出身者か、お尋ね者、裏社会の住民、いずれにせよ中国人の一般的感覚からすれば、「余り有難くない」連中です。

この点を銘記する必要があります。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-05-28 17:49

我ながら驚愕

四川大震災以降、胡錦濤国家主席、温家宝首相、李克強副首相の三氏の活躍ぶりには目を見張るものがありますが、充分に配慮しているとは言え、政治の中枢である北京を頻繁に離れることは、政治的に危険を伴います。

ですが、少なくとも現時点で首都に特段の動揺がみられないと言うことは、誰かが留守居役を努めていると言う推測が成り立ちます。

勿論、習近平氏や呉邦国氏、それに李長春氏(いずれも政治局常務委員)でないのは明らかです。

とすると誰か。

引退した曽慶紅氏ではないでしょうか。


胡錦濤主席をはじめとする「活躍組」、習近平氏に代表される「お手並み拝見組」を除き、中央を取り仕切る実力を有する政治局常務委員は居ません。

とすると、所謂「長老組(引退組)」が仕切っているのだと思われますが、胡主席が任せることの出来る人物は、この人以外に考えられないのですね。

江沢民を牽制するという意味でも、この人物が適任と思われます。


ところで、先日お話した、今後取り上げたいテーマを書き出していったら、腰が抜けました。

ともかく、以下に記します。一部、過去に少し触れたテーマもあります。


1)江青と江沢民

2)日中共同声明の真意(含天皇陛下のお言葉、胡錦濤主席早稲田大学講演)

3)胡錦濤にとっての「日中青少年交流」

4)米朝協議の意味

5)「毛沢東」対「金正日」・・・どちらがより正統な共産主義者か

6)毛沢東の劣等感

7)毛沢東の強み

8)政治家失格の毛沢東

9)「毛沢東」対「蒋介石」・・・何故中国は毛沢東を選んだか

10)最高指導者としての毛沢東(その現実と野望)

11)中国社会構造

12)中国身分構造今昔

13)毛沢東・ポルポト思想「馬鹿は死ななきゃ治らない」→「だから殺す」

14)初期の共産党政権の構成、周恩来の政治的存在意義

15)文化大革命の本質、そこに隠された毛沢東の本心

16)胡錦濤の歴史的役割

17)軍と民

18)胡錦濤ー福田連合とは(環境利権の正体)

19)中国にとっての日本 ~リトマス試験紙としての日本~


こりゃ、ライフワークになります。

改めて、宜しくお付き合いの程を。

(了)

追記

以下の記事、無邪気に信じたら馬鹿をみますよ。

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080526/kor0805261902001-n1.htm


その2

手厳しいですが、大変有り難いご意見を賜りました。

やはり、「馬鹿保守」は余り上品でないので、「不勉強な保守」、「マスコミ迎合型保守」とします。

ご参考までに、旧「馬鹿保守」を斬って捨てている(?)別の弊ブログ(4月21日、22日、25日、5月8日、17日、20日付記事)を下記ご紹介します。

良識派読者を一挙になくしかねませんが、そのあたりはやはり正直でないとと思います。

http://dokkyoan.exblog.jp/

(了)
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by 4kokintou | 2008-05-27 15:40

これが世界の「常識」

やはり出てきました、横流し。

ですが、肩を持つつもりはないですが、それを公表した現政権を、少しは評価しても良いのではないかと思います。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080525-00000013-rcdc-cn


例えば、北朝鮮への援助物資を巡って、横領しただの横流ししただの、転売しただの着服しただのと言われますが、それが当たり前なのです、日本とそれ以外のごく少数の国を除いては。

胡錦濤政権にしてみれば、少しでも中国社会を日本型の「非常識」社会にしたいのです。

今の中国は、権力を持つものの「搾取」と「横暴」、それに「責任感の無さ」が度を過ぎているのです。

現政権もそれが分かっているから努力している訳ですが、面従腹背の輩ばかりなのです。

他の政府要人、習近平国家副主席は何をしていますか。

呉邦国共産党政治局常務委員兼全人代人代常務委員長は、今回の震災について何か発言しましたか。

我関せずです。自分の仕事と思っていないのです。

名も無き人民を助けても、少しも得にならない、政治は北京で決まると理解しているのです。


習近平氏については、先日の野村證券インサイダー事件の事実上の首謀者と解釈しています。

この件については、野村證券の説明が噴飯物で、「他の社員の会話に聞き耳を立てて、得られた情報でインサイダー取引を行った」らしいですが、そんなこと有り得ません。

少々聞き耳を立てたくらいで(それにしても、ひそひそ話の日本が理解できるほど言葉に達者だったのかねぇ)、事の全貌が分かる訳ないですし、金融界に限らず、顧客に関しては符牒やイニシャルを使います。

要は、今回の中国人容疑者は「お客さん」だったのです。


そもそもこの人物は、いきなり王子製紙の担当になりました。

その頃、王子は北越製紙と買収話で喧嘩していましたが、他方、浙江省のプラント着工の許可が下りず、身動きが取れなくなっていた時です。

その時期の浙江省のトップが習近平氏。

読者にも大体の推測は付くと思います。


あれやこれや言っている内に、またしても「江青」と「江沢民」が出来なくなりましたが、この件も含め、取り上げたい事柄が無数にあります。

明日は「江青」と「江沢民」も含め、列挙したいと思います。

本当にライフワークになるやも知れません。


なお、こんな記事も見つけました。

http://christiantoday.co.jp/main/international-news-1561.html

何処にでもいるカトリック教徒。と言うことは、四川の実情は常日頃からバチカンに筒抜けなんですね。

(了)
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by 4kokintou | 2008-05-26 15:01

片時も目が離せない

昨今、有益かつ示唆に富むお便りを頂くことが多く、大変感謝しています。

いずれもレベルの高い内容ですので、即答できかねる場合も出てくるやも知れませんが、いずれ何らかの形でご返答したいと思料していますので、ご海容の程を。


それにしても、最近つくづく思うのですが、中国をより理解するためには、基本的(部族=宗族社会等)な所を押さえておく必要があるうえ、情勢が刻々と変わりますし、一般に報道されない事柄も多々ありますので、とにかく情報収集を怠らないことが必須事項です。

例えば、ロシアのメドヴェージェフ大統領が訪中しましたが、面談者の中に呉邦国政治局常務委員兼全人代常務委員長がいます。

この人物は胡錦濤国家主席に次ぐ党内序列ナンバー2を言われる人物ですが、その力の源泉はと言えば、今回の件で判明しました。

ロシア外交、もっと言えばロシア利権を握っているのは、この親爺なんだと。

米国と言うか、ゴールドマン・サックスの窓口が呉儀元副首相であったように、ロシア案件を仕切っているのは、呉邦国氏と言う訳です。

この人物が、胡錦濤国家主席や江沢民氏と、どのような距離を置いているのかは不明ですが、胡主席は余り好きではないでしょうね、おそらく。

ナンバー2は追い落とせと言う政治上の鉄則も当てはまることもさることながら、今回の大震災においても、何にもしてません。

「人民の辛苦なんて、そんなの関係ねえ」と言う考えの持ち主かもしれません、呉邦国氏も。

その点、処分された地元幹部と、五十歩百歩と言えます。


今回の震災における情報公開については、報道の自由が保障されている立場からみて、及第点を与えることが出来るかはともかく、以前より格段に寛容になっているとは断言できると思います。(まだ秘密主義の部分もありますが)

情報公開は諸刃の剣です。最高指導者から最下級の役人に至るまで、自分の言動を一般人に採点されることになる訳ですから。

ですが、換言すれば、現政権の自信の表れとも解釈できます。

不都合な現実が公にされても、政権基盤が揺るがないと確信しているのでしょうし、被災者を含む国民の怒りの矛先が向かうとすれば、これまで国民を軽視し、拝金主義に走った江沢民に連なる輩です。

しかも、情報公開で進歩がみられたと、諸外国から一定の評価が得られます。

少なくとも、胡国家主席にとっては、悪くない話だと思います。


江青と江沢民の件、今回は両者の共通点だけを列挙して、次に続けます。

1)政治基盤は上海

2)その上海で頗る人気がない(なかった)

3)両者とも戸籍を改竄している(←中国人が最も忌み嫌う行為)

(続く)
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by 4kokintou | 2008-05-24 20:23

共産主義の衣を身に纏い、儒家の言葉を口ずさむ法家

ちょっと面白い記事を見つけましたので、ご紹介します。

http://www.pekinshuho.com/zz/txt/2008-05/22/content_121045.htm

地方役人の責任感の欠如、未熟な職業倫理を余すことなく伝える記事ですが、何故報道されたかと言うと、それまではこんなことで役職を罷免されることは無かったのです。


中国の役人にとって農村は、己の出世の一里塚か、左遷先でしかありません。

大事なのは大過なく任期を終えることで、平時でも勤労意欲など皆無です。

ですから、災害の様な非常時は、現地の役人にとって迷惑以外の何者でもなく、仕事が増えるだけ不満たらたらなのです。

そこで、どさくさに紛れて、救援物資を横流しする、貴重品や金品をこっそり失敬する訳です。

彼らにしてみれば、普段より余分に働いたから、その分の役得があって然るべきなのです。


それでも、罰せられることはまず皆無でした。

特に、拝金主義者の江沢民が権力の頂点に君臨していた時代、つまり金権政治が蔓延っていた時代は、金とコネさえあれば、不問に処されていました。


今は違います。

今回、国民がこの報道によって知ったのは、「信賞必罰」の復活です。


中国共産党の頂点に立つ胡錦濤国家主席は、「孔子学院」を世界各地に設立して、江沢民派が握っていた当時の外務省を通さない外交ルートを確立し、法家の如く信賞必罰を徹底し、国家に寄生する輩の既得権益を粉砕しようとしています。

誠に複雑な感情を持つ、しかし聡明でなければ出来ない思考能力を有する人物です。

(了)

頂いたご意見に対する弊意、並びに「江青と江沢民」は、項を改めます。
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by 4kokintou | 2008-05-23 11:49

江青と江沢民

今度の四川大地震で、公共施設を中心に大型建築物が損壊が甚だしく、手抜き工事が常態化している現実が白日の下に晒されました。

これは、「横領の談合構造」とも言うべき構図が現存しているためで、仮に予算が100とすると、各段階で着服が行われるので、業者には例えば20で仕事が回ってきます。

業者としてはそれで利益を挙げなきゃなりませんから、当然手抜きになりますが、各段階の役人は自分の「取り分」を抜いてしまっているので、何も言わないです。


話が少しそれますが、このことから分かるように、「草の根ODA(政府開発援助)」を提唱している日本人が居れば、それはこの「横領の談合構造」に、日本側から関与している人物とみて、まず差し支えないです。


そして、この「談合構造」の頂点に長らく君臨していたのが、江沢民でした。

ですが、落ち目の時は弱り目に祟り目で、いずれ今回の震災の「犯人探し」が始まり、その過程で本人を含めた一派が標的になるのは火を見るよりも明らかです。


ところで、江青と江沢民の共通点は何でしょうか。

姓が同じだから同一宗族に属すると考えた方は、歴史的センスがありますが、残念ながら勉強不足です。

実は、江青の姓は「李」なのです。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-05-22 17:38

全共闘、全学連世代とは

折角大学まで進学させて貰っていながら、「行間を読む」とか「機微を知る」と言った諺を体得する能力が無かった世代人の集合体。

自分で思索する習慣を身に付けないと、この型の人間になってしまいます。

「建前と本音」、「皮相と実態」の区別をつける能力が無くても、若者の未来を食い潰すことで、幸福な人生を送ることができた、世にも稀有な存在だと思います。

(了)
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by 4kokintou | 2008-05-21 15:09