現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
お気に入りブログ
真説「春秋」
真説「論語」
真説「孔子」
現代の超克
記事ランキング
以前の記事
その他のジャンル

<   2008年 11月 ( 28 )   > この月の画像一覧


お知らせ

肉親が入院手術をすることになりましたので、その看護のため、年内の更新は不定期となります。

格別のご高配の程、宜しくお願い申し上げます。

本ブログ執筆者
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-29 01:31

「北京」対「ゴールドマン・サックス」 続報

ゴールドマンが持ち前の豪腕で世界各地の相場を力ずくで持ち上げる中、上海、香港、シンガポールは前日比横這いか小高い程度、中国現指導部の「抑え」が効いています。

ゴールドマンにとって痛いのは、今日(11月27日)は米国の祝日で、市場がお休みと言うこと。

豪腕も振るい様がないのです、もっともその豪腕にも疲れの色が見えていますが。


それにしても、よくもまあこれだけGS出身者で固めたものです、オバマ政権。

これだけ「お友達」も居なければ「同志」もいない大統領も珍しいです。

換言すれば、ゴールドマンがそれだけ危機感を抱いていると言うことで、大統領を掌中に収めてもまだ不安を持っていることの証左です。

そこでヒスパニックに強いヒラリーを取り込んだ訳ですが、ファースト・レディを経験した彼女からみて、殆どが主人(=自分)の部下ばかりです。

政権を実質的に切り盛りする算段なのでしょうが、そうすると名目上の大統領オバマ君も黙っていない訳で、ですからこの政権は最初から、「GS派」と「ヒラリー派」と「オバマ派(黒人派)」に三分裂して空中分解します。


まだポールソン財務長官が居るうちに何とかしようと言うのが、例の「戦略経済対話」。

と言う訳で、12月14日から北京で最後の戦いが始まります。

http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2008-11/27/content_166855.htm
第5回中米戦略経済対話、来月北京で開催へ


「反ゴールドマン・サックス」で凝り固まっている中国現指導部としては、今までの合意事項以外は、何一つ相手の見解に従う気はないですし、上海株式市場と言う「人質」を楯に、逆ねじを食らわすつもりではないでしょうか。

一挙一投足に注目です。


http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081127AT2M2603Y26112008.html
タイ首相、続投を強調 陸軍司令官、解散総選挙を首相に勧告

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008112700259
首都2カ所目の空港閉鎖=裁判所、市民連合に退去命令-タイ

タイの政情がややこしいのは、世界を放浪中の江沢民系華僑で元首相のタクシン氏の支持派がが政権を握り、国王を頂点に戴き軍部を主力とする勢力が反政府、反タクシン側と言う点です。

タイでは国王は神様にも等しい存在ですから、反政府側を世界が応援しています。

勿論、江沢民一派とゴールドマン・サックスを除いて。


http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2008-11/27/content_166902.htm
中国、11年ぶりの大幅利下げを実施

一見するとGSに助け舟を出した印象があるのですが、何かの誘い水でしょうね。

「知ったら終い」で、明日(11月28日、11月末決算企業の〆日、米国はこの時間まだ就寝中)は上海が下げるのではないでしょうか、少し大きめに。

(続く)
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-27 20:01

胡政権 VS ゴールドマン・サックス 速報

本日(11月26日)上海市場終値1,899ポイント、でも為替が人民元安で元の木阿弥。

北京はゴールドマンを絶対に許さない、明確な意思表示です。

(続く)
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-26 17:29

情報公開

結局、情報公開が出来る政権と言うのはそれだけの自信がある、つまり少々都合の悪いことが公になっても政権基盤が微動だにしない状況にあるということではないでしょうか。

例えば、

http://j.people.com.cn/94475/94700/6538354.html
中国の土壌流失、国土面積の4割で深刻に 経済損失2千億元

と言った記事を平気で出せます。

これは中国国民が今の政府を信頼しているから掲載できる記事で、何故そこまで信頼しているかと言うと、問題の山積する現状から目をそらさずに取り組み、解決策を考案し、それを実行に移すことを知っているからです。


話が少し飛びますが、岡崎、岡本、佐藤某(鈴木宗男の腰巾着)に代表される外務省出身者が軽蔑の対象でしかないのは、都合が悪くなると「国民の情報不足」だの「国民が無知」だのと、他人に責任をなすりつけるのは上手ですが、本人達は極秘情報どころか、「公知の事実」すら活用法を知らないからです。

では、来年早々のプーチン来日について解説できますか。

まず、プーチンが来るのは彼でないと話がつかないから、要は領土問題を話すためです。

ここまでは外務省関係者も分かるでしょうが、何故年内から来年にずれ込んだか、説明できますか。

内部調整と言えば聞こえが良いですが、要は武闘派(=裏社会)内の各派閥の領袖と話をつけて、領土を譲ってもプーチンを指弾しないこと(プーチンからみれば身の安全の確保)、日本から分捕る最低金額とその山分けの割り振りで揉めていた訳です。

ですから、ロシアとしては何が何でも北方四島を日本に買ってもらわねば困るのです。


阿呆、失礼、麻生総理の対応は簡単、例えばロシアのタンカーが油漏れを起こして日本海沿岸を油まみれにした事件を持ち出して謝罪と保障を求めたり、のらりくらりとしながら相手に希望を持たせることを言ったりして、時間稼ぎをしながら弄れば良いのです。

少々有利な条件でも、今回に限っては下手にロシアと手打ちすると、中国が愛想を尽かせますよ、麻生、いや阿呆総理殿。

因みに、APECでの日中首脳会談を中国側は次の様に伝えています。

http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2008-11/24/content_166157.htm
胡錦涛主席、麻生太郎首相と会談

邦字紙とかなり異なった印象を受けますが、公開会談だったのですから、こちら側のほうがひょっとすると客観的で冷静かも知れません、買いかぶり過ぎかも知れませんが。


綱紀粛正=汚職役人追放も手綱を緩めることはしません。

http://www.pekinshuho.com/zz/txt/2008-10/27/content_159257.htm
国有企業の投資ミスや管理不全、トップに責任

これは以前にも出した記事ですが、こうやって事前通告しておいて、

http://j.people.com.cn/94474/94737/6538177.html
湖南省の元市長ら3人に収賄で無期懲役から死刑の判決

全く容赦なしですし、救いの手を伸ばせない江沢民勢力の退潮を物語って余りありません。

http://j.people.com.cn/94475/94700/6540213.html
医師、教師、評定委員会メンバーによる賄賂罪が明文化

こういう社会の上層階級ほど、賄賂取り放題だったのねと言いたくなる記事です。

(続く)
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-26 17:18

してやったり

本誌読者で日経を購読されている方は、本日の一面を見て「我が意を得たり」と思われたのではないでしょうか。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081125AT1D210CN24112008.html
東レ、中国大手と水処理膜の合弁 北京で現地生産


日本の技術を導入して荒廃した国土を甦らせる、特に喫緊の課題である水質汚染の解決に踏み出すことになりました。

幸か不幸か(確実に不幸なのですが)、水質汚染だけに絞っても、中国には無限の市場があります。

その無限の市場を、中国現執行部が今最も信頼を置いている国、日本の企業に与える、これ以上幸せな関係はありません。

実は米国にも水処理に強い企業が存在しますが、大事な国土をこれ以上、米国に傷つけさせたくない、しかも「オバマ大統領、ヒラリー国務長官、サマーズ国家経済会議委員長、エマニュエル最高補佐官」と言う布陣は、クリントン政権に優るとも劣らぬ「反日反胡錦濤、親江沢民」政権であることを物語っていますから、今回は「絶対に米国に手出しさせない」で、現執行部は一致団結している筈です。


そのためには江沢民一派を大統領就任までに葬っておく必要がありますが、

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081124AT2M2400L24112008.html
中国の宝鋼、鋼板再値下げ 12月の国内出荷


をみる限り、宝鋼集団(上海)が江沢民派に留まっていようがいまいが、結果的に生き残りを賭けて国内(或いは世界規模)の消耗戦に打って出たのか、江沢民氏を見限っているのであれば、「業界再編成」を積極的に先導していることになります。


その上海を温家宝総理が訪問。

http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2008-11/24/content_166293.htm
温家宝総理「自信をなくすな」と浙江と上海の企業を激励


企業家に対して「自信を無くすな」と言う励ましは、少なからず違和感を与えます。

要は、「声援だけは送ってやる、それ以外は何一つもたらさない」と言う意思表示でしょうね。


日経が消去しているので、見出ししかご紹介できませんが、

「中国、農民の都市移住奨励」(本日11月25日付日経新聞国際面)


断言して良いと思います、「戸籍の一元化」への第一歩です。

そもそも戸籍の二元管理は、正確な統計作成の邪魔であるばかりでなく、汚職の温床でもありました。

一元管理にすれば、都市住民とそれ以外の住民の「心の壁」を砕くことになります。

これぞ21世紀共産中国版、「五箇条のご誓文」の「四民平等」です。


http://www.pekinshuho.com/sh/txt/2008-11/25/content_166438.htm
中国富裕層の財産、2008年は2割減


今の中国に富裕層は要りません、「不労所得」と「不法所得」の結果ですから。


http://j.people.com.cn/94476/94674/6540129.html
上海に「低炭素経済実践区」低炭素経済を推進

この記事から判断すると、「江沢民派狩り」は仕上げの段階に向かいつつあるのではないかと思われます。

江沢民と低炭素経済、蒲焼と梅干より食い合わせが悪いです。


この人物、ひょっとして江沢民派一掃後に「復活」するかも知れません。

http://j.people.com.cn/94474/94736/6540093.html
賈慶林・全国政協主席、ヨルダン首相と会談

(続く)
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-25 21:39

麻生太郎総理大臣閣下、貴殿の対中外交は落第点です

時の総理大臣が富貴かどうかに関心はありませんが、金持ちであろうと貧乏であろうと、その使い方にその人物の品格、教養、経験と試行錯誤、能力などが表れます。

申し訳ないが、外貨準備高は日本国と日本国民が長年にわたって営々と築いてきた資産であって、薄っぺらな人生を送ってきた貴殿に、無頓着に右から左へと動かす資格はありません。


先日のAPECで、日本は外貨準備高から最大1,000億ドルを拠出する用意があると見得を切ったそうな。

さぞ気持ちよかったでしょうね、でも「口開けて はらわた見せる ざくろかな」、馬鹿さ加減を天下に晒してしまいました。


昨今の経済危機において、日本が資金面で貢献する必要があることは認めます。

ですが、もっと賢い使い方ができないのか、金は生きた使い道を選んでこそ輝くものです。


来年早々にはオバマ=ヒラリー政権と言う、「反日反胡錦濤、親江沢民親裏社会」政権が成立します。

ただ、この政権は基盤が脆弱ですから航行不能に陥るのにさほど時間を要しないと思われますが、それでも政権発足当初から新たな外交攻勢をかけてくることは、まず間違いないです。

殊にヒラリー「国務長官」は日本に対し「微笑外交」を採りつつ、裏で麻生内閣(つまり自民党内閣)倒閣に動くのは確実です。

だから、北京(胡錦濤)は焦っているのです、阿呆太郎の脳天気ぶりに。


福田元総理なら、確実に事前相談していたと思います。

そのうえで、胡錦濤主席ともに、日中両国が共同設立した「世界危機対応基金」(仮称)の設立を宣言する。

金額などぼかしておけば良い、「両国あわせて千億ドルを超える金額」と言うだけで、効果は充分です。

そして年内にも各国の「賢人」、つまり「日中」+「米英独」+「一部新興国」の首脳が推薦する人物に、基金を運営と使途を一任します。


ここで味噌なのは「年内」と言うこと、「時間的余裕がない」と言う大義名分がありますから、「親日親胡錦濤」のブッシュ政権が人選することになるし、「英独」はすなわち「サルコジ外し」、一部新興国はインド、ブラジルはともかく、これも「ロシア外し」、大事な外貨準備高を裏社会と繋がる人物に託す訳には行きません。

これにより国際金融危機の問題で主導権が取れますし、何より「日中の結束」を次期オバマ政権に誇示することが出来ます。


これくらいのこと、発想することすら出来ませんか、阿呆総理閣下。


貴殿が不安だから、そして世の中自分を中心に回っている貴殿に対して危惧を抱いているから、北京(胡錦濤政権側)は、念には念を入れて確認し、今回のAPECで「どうしようもない人物」と判断したから、貴殿の反応をみたのです。

ですが今の中国には日本の存在が不可欠で、「どうしようもない人物」とも上手く付き合って、中国の将来に益する様に振舞ってもらわなければなりません。

「男は辛いよ」(多分胡主席の心中)


http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2008-11/21/content_166082.htm
中日ハイレベル経済対話の早期開催を希望

この記事の解説に解説に多言無用、オバマ敵対政権が出来るのだから、早くその対応策を練りましょうと言う「お知らせ」です、本当に親切丁寧です。


http://www.pekinshuho.com/ztjl/txt/2008-10/24/content_158496.htm
中日民間機関、戦略互恵的な関係発展を呼びかけ

「戦略」は先日申し上げたように、「特定の人物同士、或いは特定の集団、組織同士の特別の関係、云わば暗黙の同盟関係」です。

そもそも「互恵」と言う言葉に、中国の意気込みと最大限の配慮と意思表示が含まれているのです。

「互」は「互角」と言った熟語から分かるように、要は「五分の杯」。

ですがわざわざ「互恵」と断ったのは、現実に五分五分ではなく、「日本が上、中国が下の兄弟杯」だからですが、口が裂けてもそれだけは言えない、だから敢えて「互恵」と言う言葉を押し出して暗に「上下関係」を認めているのです。

とにかく結束を固めましょう、この記事は日本政府に対する悲痛な呼びかけなのです。


ですから、次の記事は中身は悪くないですが、半分頓珍漢です。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081123/plc0811232216013-n1.htm
【APEC】中国に翻弄される日本 二転三転の首脳会談

ひとりの日本人として胡主席に謝ります、「日本国における主権者の一人として、阿呆首相の鈍感さを恥じています」


こんな話題は憂鬱なので、オバマ=クリントン裏社会政権の容喙を今度こそは許さないと言う、北京の決意に目を向けましょう。

http://www.asahi.com/international/update/1122/TKY200811220258.html
中国の富豪が公安に拘束 経済事件に関与か 香港紙報道

不正蓄財は断固として処罰すると言う意思表示ですが、狙い撃ちされた「富豪」と言うのが39歳と言うことは、絶対後ろ盾がいます。

何処にたどり着くのか、今から楽しみです。

それにこの一件、立派な「ゴールドマン対策」です。

(続く)
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-24 15:00

畏敬すべき集団

ひょっとして私達は、胡錦濤国家主席並びに温家宝首相と彼らを取り巻く同志と言う、古今東西を見渡しても稀有な、確固たる意思と将来像を持つ、恐ろしいまでに怜悧で、それでいて人間として尊敬出来る人間の一団と、同時代を過ごしているではないか、そう思えてくることがあります。


上海市場における攻防戦然り。

おそらく、上海株価指数が2,000ポイント前後になると「やれやれ売り」、「手仕舞い売り」が、放っておいても次々と表れているのが、現地の現状だと推測されます。

売り圧力で再度下落したら元の木阿弥ですから、当然「ゴールドマン・サックス+江沢民一派」連合が売り玉を引き取ることになります。

とすると、ますます深入りすることになりますが、企業が上場する際、特に主幹事行や主幹事証券(=GSとシティ)は当事者と言うことで、(事前にただ同然で受け取った)持ち株は、一定期間売却できない取り決めになっています(従来上場後3年間、先日半分に短縮)。

その含み益がGS陣営躍進の原動力であった訳ですが、上海株価指数が2,000ポイントを大きく下回ると、逆に含み損(評価損)を計上する必要があります。

ですから全力を挙げて買い支えている訳ですが、化外の地の自動車メーカーが潰れたり、国内大手鉄鋼メーカーが倒産したり、或いは変動相場制を導入した途端に再び世界経済が大きく動揺し、人民元安が急速に進展したりすれば、一巻の終わりなのは誰の目にも明らかです。


ましてや今のGS、或いはGSに繋がる裏社会集団は、オバマ次期大統領並びにヒラリー国務長官候補を擁し、「江沢民との蜜月時代の再来」を企てています。

ですが、動力源を壊してしまえば、オバマ・ヒラリー政権など、張子の虎に過ぎません。


ここで感嘆せざるを得ないのですが、胡錦濤率いる現執行部は、ここまで読んで各地の設備投資要請を無条件に認めたのではないか、中国人特有の心理「あそこに工場があるのなら、うちにも同じ鉄工所を」、「隣でダムを作るのなら、こちらでもダムを」と言う考えを逆手に取ったのではないか。

確かに当初、有卦に入っていたのは江沢民系企業です。

どんどん会社を興して設備投資し、実際に稼動させて上海に上場する、こんな「美味しい話」はありません。

ですが現在は全てが逆流しています。


そこに「公害企業駆逐」、「構造不況業種再編成」のお達し。

構造不況業種の無間地獄に落ちた江沢民一派の心理や如何に。


それらの株価を買い支えるのは自殺行為です。

でもやらなければ死ぬしかない、GSも無間地獄です。


胡錦濤国家主席、温家宝首相を初め、「革命」を推進する同志たちは、まさに「歴史を正しく認識」し、その誤りを正そうとしているのです。

そしてその誤りの歴史が、久々に登場の「北宋以降」です。

(続く)
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-22 20:04

久々の総まくり

マルクス、レーニン、毛沢東を「超克」する胡錦濤思想と、胡錦濤政権VSゴールドマン・サックスについては明日取り上げることとして、今日(11月21日)は重要情報、見逃せない記事、一挙総まくりと参ります。

それにしても、最近の中国は「重要情報」「見逃せない記事」が多過ぎて、消化どころか咀嚼するのがやっとの状態です。

これはひとえに、「革命」を加速させる現執行部が悪い(?)のですが、追い詰められる上海(江沢民側)としては現状把握すらままならず、とりあえず上海市場の死守に努めるのが精一杯だと思われますが、余力を上海に集中させればさせるほど、北京の思う壺なのは言うまでもありません。

来年の全人代の頃でしょうか、「大連総合市場構想」を現執行部が打ち出すのは。


今日はまずこの記事から。

http://j.people.com.cn/94476/94675/6523392.html
温総理「国際金融の新秩序構築が喫緊の課題」


少し旧聞に属しますが、それでも必見の記事です。

オバマ政権は「変革」を求めましたが、ブッシュ政権が一貫して求めていたのは「新世界秩序」です。

すなわち、共和党路線が「米国を頂点とし、その同盟国を次に据えるヒエラルキー構造=秩序」なのに対し、そこからの離脱を求めるオバマ民主党政権は「群雄割拠」路線となります。

それ故、その臭いをかいだサルコジ、馬英九、李明博と言った「粗忽者」が一斉に動き出したのも理由が無い訳ではないのですが、本性を明かすには慎重さを欠いています。

対して胡錦濤・温家宝路線は「新秩序」を明言。

別に使用を義務付けられている言葉ではありませんし、わざわざロシア首脳の前で言わなくたって良いのにと、思わずロシアに同情してしまいますが、ルーブル紙幣がトイレットペーパーより利用価値がない現在、「国際金融」の「新秩序」において、ロシアが占めるべき椅子がないのに対し、人民元を擁する中国には指定席が用意されています。

因みにこの中露首脳会談、温家宝首相の圧勝、プーチン「首相」やメドヴェージェフ「大統領」との格の違いを見せ付けました。

原油代金の全額前払いを提案したら、足元をみられるに決まっています。

しかも120億ドルと具体的数字まで明らかにしたら、財務状況ばかりでなく、戦時の持久力から食糧在庫まで、専門家なら全て解き明かしてしまいますよ。


少し話がそれますが、「職業保守の旗手」櫻井よしこ女史がロシアの軍事力増強に警鐘を鳴らしていますが、世界広しと言えども、無数の「沈没する潜水艦」を建造しているのは、旧ソ連を含めロシアのみ。

今回の「沈没した潜水艦」についても、「性能が向上している」と推測されていますが、性能が向上した挙句に勝手に沈んでいくのなら、造らない方が賢明です。

女史にお伺いしますが、そんな軍隊、恐ろしいですか。


http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2008-11/18/content_165202.htm
胡錦涛国家主席、農村公共事業への支援を強調

事実上、社会秩序の最下層に追いやられている農民への支援の意思表示ですが、胡錦濤国家主席の服装は決して贅を尽くしていないにもかかわらず、農民との格差が歴然としていて、孫文以降の中国が如何に間違った道を歩んできたかを如実に物語っていて、哀しさすら覚えます。

それから各人の表情で、胡錦濤「革命」に対する距離を表している点でも、本記事の写真は秀逸です。


http://www.pekinshuho.com/zz/txt/2008-11/21/content_165939.htm
行政事業費100項目の徴収が取り消しへ 来年から

これはもう言うまでもなく、名も無く力の無い細民からの搾取厳禁、私服を肥やす役人に対する強制的措置です。

困ってるんでしょうね、「江沢民的」お役人達。

現政権の凄みは、お触れが「空手形」ではない点にあります。

実行すると言ったら絶対に実行に移す、例外や目こぼしを許さない、地位や経歴に関係なく適用する、この点で歴代の指導者と比べて異色、いや出色です。


http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2008-11/13/content_164186.htm
外交部、1961~1965年の記録を公開 日本との備忘録貿易協定も

再掲になりますが、この時期の中国のかじ取り役は劉少奇国家主席です。

これは間違いなく、劉少奇氏とその同志の名誉回復、路線継承宣言、もっと言えば毛沢東否定宣言です。


一連の記事、報道を観て実感するのは、「真の情報公開は馬鹿では出来ない」と言うことです。

それほど一件一件の中身が濃く、整合性が取れていて主張も明瞭です。

そして、劉少奇を見殺しにしてまで次世代を庇護した周恩来の心中を思えば、胡主席の「革命」の成功を切望して已みません。

(了)
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-21 20:50

大事なことを失念

励ましのお便り、心より深謝。

本ブログ執筆者より。
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-20 22:40

胡錦濤政権の実力

在る人から聞いた話なので未確認なのですが、先日ワシントンで開催された「金融サミット」で招待側のブッシュ大統領が、握手をしたうえに相手の肩を抱きかかえる仕草をして親愛の情を示した人物は、麻生首相と胡錦濤国家主席だったそうです。

あの「サルコジ」は握手のみです、当然ですよね、経常赤字国の分際で「ドルは基軸通貨でない」なんて訳の分からぬことを言っていますから。


中国政府の米国債保有額が、日本を抜いて世界第一位になったそうですが、面白いことに日中の米国債保有総額は、横這い乃至漸増傾向にあります。

つまり日本が手放した米国債を中国が引き取った形になっているのですが、金額にして10兆円相当の米国債を手放すのも購入するのも、少なくとも米国政府の暗黙の了解がないと出来ません。

とすると、理由はどうあれ米国(ブッシュ政権)と日本(財務省か)と北京(胡錦濤政権)は、完全に手を携えていることになります。

ですから、「胡錦濤路線」が中国国内で継承され、日本をそれを下支えし、オバマ「反日反胡錦濤」政権がどうであれ、「反ゴールドマン・サックス包囲網」が健在な限り、米国債を北京が大量売却することは有り得ません。


そもそも、ゴールドマン・サックスの命運は胡錦濤国家主席の掌中に在る、と言うより握り潰される運命にあります。

昨日(11月19日)から本日にかけて、日米を初めとする各国株式市場が暴落する中、上海市場だけは1.5%程度の小幅安、ゴールドマン(と江沢民一派)の買い支えがミエミエです。

ですが、支えれば支えるほど、上海市場に深入りすることになる、そこで人民元建てで寝かせる資金が多くなります。

そこで「どんでん返し」を喰らえばご臨終です、GS。


おそらく、11月末(KS本決算)と12月末(シティ本決算)の二度にわたって、上海市場は大揺れに揺れるのではないか、そう考えています。


http://j.people.com.cn/94476/94674/6536531.html
上海 60億元で新金融本部を建設


それって一種の、公共投資による景気刺激策ではないですか。

江沢民一派がケインズ経済学を採用するとは、でも無駄な物を作るだけの結果に終わるではないでしょうか。


http://j.people.com.cn/94474/94735/6536507.html
中米戦略経済対話の継続を希望

おそらく米国の次期財務長官は、ポールソン氏と同じくGS出身の、カシュカリ財務次官補。

対するは個人的に胡錦濤主席の後継者と予想する、王岐山副首相。

相手が上海(江沢民派)でなければ、GSにとって戦略経済対話もへちまもないです。


因みに「戦略」と言うのは、日米中を問わず、「特定の個人乃至は集団」と言うのが、政治学上の意味らしいです。

例えば、ポールソン(GS)と呉儀副首相(当時、当然江沢民閥)の関係は充分「戦略的」。

胡錦濤国家主席とその同志と、福田総理(当時)や麻生総理の関係は「戦略的互恵関係」。


話変わって、反語を得意とする中国民族は、「囁き」の達人でもあるのでしょうか。


つい最近まで1ドル=6.82人民元で「固まっていた」ドル人民元相場、ジワリと動き出して現在、1ドル=6.83人民元近辺。

大量の人民元を有価証券か何かで抱える「外人さん」、さぞ憂き身をやつしているでしょうね。

(続く)
[PR]

by 4kokintou | 2008-11-20 22:38