現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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ハングル ~世界一阿呆な言語~

毛沢東が文化大革命を通して実行したかったことは、権力闘争よりもむしろ宗族階級の抹殺、根こそぎ磨り潰し工作であり、「一人っ子政策」や「人民服」と言った政策は、そういった観点からみるべきでありますが、「漢字の簡略化(簡体と言うそうですが、漢文は好きでも現代中国語については「没字碑」の本誌を咎めないで下さい)」のその一環です。

漢字の簡略化が、識字率の向上(ええい言っちゃえ、「文盲の追放」)を目的に採用された教育政策でないことは、その後の共産中国の識字率の停滞、殊に注力すべき地方農民層の識字率が、最近に至るまで著しく低かった事実からもうかがえます。

一番煩雑な「旧字体」を使っている台湾や、旧字体から新字体に変えたけれど、それでもまだ煩瑣な日本と比べても、いまだに貧弱な識字率に留まっているのですから、教育政策としての「漢字の簡略化」は完全に失敗したことになります。

そのうえ無理矢理導入した「簡体」は拙速に過ぎて問題点が数々放置されたままと聞きますし、習字は「旧字体」だそうで、中国人は二種類の書き言葉を覚える必要があることになります。

ですから、折に触れて「旧字体に戻ろう運動」が顔を出しますが、これは宗族の中でも名家に属する胡家の本家の嫡男が、宗族階級の総意を汲んで観測気球を上げているものと思われます。


ただ、中国現執行部が本腰で底辺層の教育水準に取り組んでいる今、極東では「漢字読解可能人口」が急増することになり、筆談なら「日中台文化連合」が簡単に形成されることになります。(だから漢文教育はもっと真剣にやって欲しい、我が祖先の二千年に亘る努力の結晶です)

とするとハングルなる表音文字、その起源はウイグル文字らしいですが、「脱漢字」の結果、文化圏からも離脱してしまい、朝鮮半島は「文字の孤島」になりつつあります。

従って朝鮮半島は文化的に「閉じた空間」であり、自己完結しつつも分裂中という誠に奇妙な存在になりつつあります。

「閉じた空間」は無用の長物、ですから「朝鮮大運河構想」を本誌は提唱しているのです。

(続く)

忘れてた、「塩と阿片」。
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by 4kokintou | 2010-01-31 20:32

大山康晴 ~「塩と阿片」はどうしたんだ~

何で中国関連のブログで、不世出の将棋永世名人の名前が題名になるのか、訝しく思う読者もおられるかも知れませんが、ふと浮かんできたのが「胡錦濤国家主席も希代の勝負師なのではないか」と言う自問なのです。

大山名人の有名な言葉に「最初の好機は見逃す」と言うのがあります。

愚見を開陳させて頂きますと、「最初の好機」と言うのは大抵、前衛(或いは前線)での出来事であって、中堅や本陣、或いは親衛隊にまで響くことはありません。

従って多少の戦果を挙げても勝敗の帰趨に影響することはなく、むしろ相手が無我夢中、必死になるだけ損と言う訳です。


思えば胡錦濤主席の場合も、政敵を粛正する好機は何度もあったと思われますし、それ相応の措置を執ってきたのも事実です。

ですが血の雨が降る様な手段は殆ど採っていません。

これは強硬手段は、たとえ正義に基づくものであっても「禍根」と言う副産物を残すからだと思われます。

小誌は粗忽者ゆえ、これで上海の息の根が止まったとすぐに早合点しますが、「寸止め」に留めて「止め」を刺さないのは、もっと弱らせて自然死するのが一番と言うのが国家主席の哲学だからと思われます。

大山名人は「駒組みで勝つ」とも言っていますが、「駒組み」を「陣形」或いは「態勢」と言い換えれば、胡国家主席の政治哲学になります。

柔道の体固めを想起頂ければ宜しいかと思います。

競技では体固めの時間は限られていますが、競技では延々と続きます。

そして体固めほど逆転を喰らうおそれが小さい決め技はありません。

立ち技は派手ですが、返し技を喰うおそれもありますが、四方固めの場合、相手の体の上に乗っかって手足の自由を奪うのですから、地味だが確実です。


己が言っておきながら忘れることが少なからずある小誌ですが、「胡錦濤革命」を「将来を見据えた、長期的展望に立った革命」と位置付けながら、目先の視野の狭い中国観を披露しているのですから、我ながら馬鹿ですが、国家主席とその同志は怖ろしく先を見つめています。

上海はその途中の障害に過ぎないのです。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-01-28 22:05

塩と阿片

何かあるたびに、表向き「反日」を叫ぶ中国人も、その本音においても「反日」かどうか、「本音で言う中国人の嫌いな国ランキング」でも実施したら、意外と面白い結果が出るのではないでしょうか。

スカルノ失脚に伴い数十万人の華僑が殺されたインドネシアや、やはりと言うか韓国に対する反感は強いらしいですが、ここで忘れては困る国々があります。

そして何と言ってもその筆頭は英国です。


日本も確かに中国の国土を蹂躙しましたが、歴史的に観れば、最も中国をボコボコにしたのは、英国をおいて他にないと思います。

兎に角、中国虐めは大英帝国の独壇場と言って良く、それを見たフランスがお相伴に預かり、ロシアも背後から肉を削ぐのですから、一つ間違えばポーランドの様に分割されて亡国していたかも知れません。

確かに共産中国建国以降、時に反英感情が噴出したことはありますが、反日の連呼に比べると圧倒的に少ないです。


中国人もおそらく、「反英」を声高に叫びたいと思います。

ですが両国とも第二次世界大戦中、連合国陣営に属していた関係上、過去のことは無理矢理でも「水に流す」しかありません。

当時、ビルマルートの入り口は英国が握っていました。

ビルマルートが寸断され、補給を断たれた重慶政府が持ちこたえられたか、大いに疑問を言わざるを得ず、従って無理を通して道理を引っ込めてでも、英国に対しては敗戦国日本の様な扱いは出来ないのです。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-01-21 16:40

ラスプーチン小沢? スターリン小沢?  ~そして「阿片」~

「民主集中制」と「前衛政党」の概念を分かっていれば、小沢一郎の正体なぞ簡単に理解出来るのに。

「中国共産党が国家を指導する」を、「民主党が日本国を指導する」に置き換えれば、そして共産国では書記局が実権を握る点を踏まえれば、それに相当する民主党幹事長が実質的最高権力者と言う結論が出て来ます。

ですから小沢は断じて「保守」ではなく、その濫觴は田中角栄にあり、細川護煕にしろ、鳩ポッポにしろ、小沢一郎を含めていずれも当時の田中派に属していたことは偶然ではないと思われます。

(小渕恵三もその経歴と祖父及び父の生き様を踏まえると、この系譜に入ると考えられます)


中国の歴史の転換点が「北宋以降」、そして「阿片戦争以降」ならば、日本の場合は「日比谷焼き討ち事件」です。

日露戦争終盤、大日本帝国臣民は戦意旺盛でしたが、特に銃後は精根尽き果てていたのも事実です。

天皇の赤子たる臣民が堪えきれなくなったのは、それまで耐え続けた負担に音を上げたのではなく、負担の総和に見合った報酬が得られなかったことにあります。

これ以降、日本人は萎えた様に行動規範が変化します。


私見を申し上げれば、明治天皇は名君ですが、昭和天皇には劣ります。

それは「臣民が精魂尽き果てながら、いまだ戦意は衰えていない」と言う、究極の局面に於ける君主としての身の処し方にあります。

昭和天皇にあって明治天皇に無いもの、それは「玉音放送」です。

これがあればこそ、情報開示をしたうえで進みゆく道を臣民に示したのです。

明治天皇はこれをしなかった、決定的な瞬間に臣民と苦痛を共有するのをためらった、この差は大きいです。

ただ、明治維新以降150年が経過しましたが、その内の100年以上を二人の名君の治世下で過ごせた日本人は、幸せではないでしょうか。


阿片は生活必需品ではありません。

また阿片に限らず需要が無ければ、禁令の有無に関わらず売れません。

英国がご禁制の阿片を中国に持ち込んだのは、売れるからです。

しかもご禁制の品々は値が張ります。

つまり阿片に手を出していたのは支配階級(=宗族階級+満州貴族)で、それだけ宗族階級を中心とする支配層が堕落、腐敗していた訳ですが、異民族による統治は、飴と鞭の飴の方に力点が置かれますから、「何にもせずとも安楽に暮らしていける」となれば、阿片にもでも手を出すしかありません、まさに「小人閑居して不善を為す」。


乾隆帝が名君とは思えません、徽宗と比較すべき暗愚さです。

宥和と放漫が如何なる結果を将来にもたらすか、乾隆帝を名君と言っている内は、中国も底が知れています。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-01-20 16:24

槿花一朝の夢

眠りから醒めても、すぐには動き出せないほどに、今回は「喝」を入れてもらい、お蔭で介護ヘルパーの真似事程度は一通り出来るようになりました。

肉親が自宅療養する場合、真先にすべきは介護認定の申請又は認定変更届です。

結果的にヘルパーさんに来て貰いましたが、それまでの19日間、24時間体制で待機した挙句、心が折れました。

今回は何事も後手後手に回ったことが悔やまれます。


それはそうと、朦朧とした頭で浮かんでくるのは、本誌に関連した事柄ばかりで、衰弱している時ほど嫌なことは余り考えませんから、余程このブログが好きなのだなと、我ながら感心すること頻りです。

例えば、胡錦濤国家主席が海軍の人事に着手したと聞けば、これで海軍の掌握もほぼ終わったなと想いを廻らし(人事異動は最大の離間策ですから)、或る時は卒然と「朝鮮人参と阿片は結局同じ」と言う結論が浮かんだりします。


そこで今回は朝鮮人参と阿片を取り上げますが、中国の歴史の中でも、高値で知られる朝鮮人参の需要が極端に拡大したのは、明朝(大明)末期でした。

要は上流階級が異常なまでに悦楽に耽った結果であり、当時の支配層であった宗族社会の腐敗と堕落を物語って余りありますが、その朝鮮人参をせっせと掘り続けていたのが女真族、後の清(大清)です。

己の異常性欲(そしてそれを容認する社会的風潮)を満たすために、銀子を大量に潜在的敵国に与えていたのですから、まさに利敵行為以外の何物でもありませんが、優先順位が「外交や政治よりも性交と既得権益」ですから、何をかいわんやです。

それでも「絶対王政を隠れ蓑にした宗族主権制度」は有効性が阿片戦争の時代まで継続します。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-01-17 10:02

ガス欠のお知らせ

実は旧年師走18日、肉親が圧迫骨折を患いました。

年末の骨折はこれで2年連続で、弊方も疲労困憊の域を超えています。

就きましては、入稿が飛び飛びになると思われますので、ご海容の程を。

小誌執筆者
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by 4kokintou | 2010-01-06 14:54

謹賀新年

昨年は、題材も中身も地味な本誌にお付き合い下さいまして、心より感謝申し上げます。

新年も精進と研鑽を重ねる一方、引き続き「日本で最も良質な読者を抱えるブログ」を旗印に邁進したいと思料しております。

これからもご愛読賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。


どうやら海軍も掌握しつつある模様です、胡国家主席派。

人事異動で若手を抜擢、江沢民政権下で「美味しい想い」をした連中は「勇退」と言う名の「粛清」。

ですが習「副」国家主席殿も偉いもので、帰国するや株価(上海株価指数)は急反発、帰国前まで戻しました。

今年も延々と「北京対反北京」の闘争は続くのでしょうか。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-01-01 21:31