現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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命を削ってでもこのブログは続ける価値がある

意識が半分飛んでいますが、ご寛恕の程を。


それにしても米国第七艦隊の指揮権が、大統領ではなく国務長官の掌中にあり、ヒラリー女史の背後には「ごーるどまん・さっくす」が控えていますから、金融機関があの第七艦隊を動かしたことになります。

米国と言うのは不思議な国で、中東情勢に関してはヒラリー国務長官とバイデン副大統領が競り合っていますし(最近漸く、大統領は副大統領に軍配を挙げました)、ご覧の様に極東情勢はヒラリー女史の独壇場です。


翻って韓国海軍所属艦船が北朝鮮軍に撃沈されることからおかしいのです。

これは空軍の話ですが、北朝鮮空軍の主力はゼロ戦の少し後のレシプロ機で、北朝鮮首脳が真剣に考えていたのは、中国軍が押し寄せてきた際の、このレシプロ機による特攻攻撃です。

海軍だって南北朝鮮のどちらが近代化しているか、相手の攻撃に対する耐久力はどちらがあるか、そもそも北朝鮮軍にそれだけの攻撃力があったことが驚きです。

南北朝鮮は小競り合いを起こしても、今回の様な実害を与えることは稀でした。

しかも攻撃力の弱い筈の北朝鮮が南朝鮮軍船を轟沈させるのは「奇跡」の類に属します。


米国が手回ししたのだと思います。

第三者経由で武器を供与し、南朝鮮の艦船を沈めれば、当然大問題なります。

と言っても南朝鮮は米国の了解なしに動けませんから、米国側から持ちかけられた海上共同軍事演習の話に乗ります。

でもその演習海域(当初案)が黄海と言うのですからビックリ行天、黄海は中国の縄張りです。

黄海と渤海を隔てるのは遼東半島の大連と山東半島の煙台で、これらを抜かれれば渤海の奥に無防備な天津が存在し、天津から北京まで遮る物は何一つありません。

アロー号戦争で大英帝国海軍は南から上りこの経路で首都を衝き、清朝は北京を放棄しました。


胡国家主席も気が強いですから、嘗めんなよとばかりに手持ちの艦隊に軍事演習をさせて米軍を日本海に引き下がらせました。

北朝鮮は己が狙われる訳が無いと多寡を括っていますし、それだけの裏付けがあります。

南朝鮮は船舶を沈められたうえに演習にこの先何ヶ月もつき合わされそうで、可哀想ですがそんな場所に在るのだから仕方がありません。

日本ですか、米中の唯一の意見の一致点は「日本の馬鹿政治家に話しても時間の無駄」、それだけの話です。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-07-29 07:51

隊列をなして押し寄せる民主党系馬鹿

お叱りを受けるのを承知の上で敢えて申し上げますが、民主党の連中は「馬鹿」ばっかり。


米韓海上軍事演習の範囲が黄海にまで拡大されたのは、ヒラリー殿下を擁する「ごーるどまん・さっくす」が北京(胡政権)を恫喝するためで、この時期にヒラリーが南朝鮮に「降臨」したのは偶然ではありません。

ですから北朝鮮を挑発するのが目的ではありませんから、北朝鮮も気楽に構えています。

金切り声を上げていないのは何よりもその証拠です。


それにしても、今回の軍事演習の矛先が、暗に日本に向けられていると指摘する中国軍事筋の見解は鋭いと思います。

阿呆太郎以降、余りに最近の日本の政治家が馬鹿なので、馬鹿は抜きで東アジアのことは決めると言う意味合いを、今回の軍事演習は持っていると言うのですが、確かに日中間で「戦略的互恵関係」が成り立っていたら、北京の喉元に匕首を突きつける様な真似は出来ません。

日中「戦略的互恵関係」について猿よりも理解力が劣る民主党政権ならではの「快挙」で、物事を筋道を立てて考える能力が無い連中が、その能力の無さを最大限に「駆使」して戦略的互恵関係を反故にした訳ですが、絶望的なことに当事者にその認識すらありません。


そのお猿さんが何をしているか、引退表明を撤回した鳩ポッポは、これでは有権者にそっぽを向かれるとばかり、選りによってこの時期に「女テロリスト」を日本に招待、さぞ大枚をはたいたことでしょう、効果は皆無でしょうが。

菅おじさんは選挙で「お前はアカン」と言われて、目の前の出来事を追うのに精一杯、外交にまで手が回りませんが、その外務大臣は相変わらず岡田克也。

その岡田君はアジアフォーラムで「ミャンマーは政党登録の制限を撤回すべきだ」と、会議をぶっ壊す様な発言をやらかしました。

岡田君に説明しても分からないでしょうが、これでミャンマーは日本に対して悪意を持ちます。

それと君の発言で、ミャンマーの政情が変わるのか、君に内政干渉の権利があるのか、参加国には最近まで民主主義を採用していなかったり、今でも怪しい国々がアジアには多数存在する事実を知っての上での発言なのか、君の発言を聴いて心にわだかまりを抱いた要人が何人いることか、君には他国と他人を傷つける権利は無い筈です。

時間を経るに従って日本の立場が悪くなります。

民主党政権が樹立された時点で間一髪、北京が上海を押さえつける力量を備えるに至ったことは、日本にとって限りない僥倖でした。


民主党の面々は馬鹿ではありません、「国賊」です。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-07-23 00:59

お便り多謝、22日復帰

体力の欠片も残っていない状態でしたので、勝手ながら暫しの暇を頂戴しました。

少し体調も戻しましたので、22日から再開する予定です。

ご了解の程を。

科挙も宦官も無い日本、確かに面白い存在ですが、その「変な部分」に対する解釈は、南北朝鮮より中国の方が正鵠を射ていると思われます。

小誌執筆者
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by 4kokintou | 2010-07-22 01:45

士農工商

日本人が創造性に欠けるかどうかは兎も角、少なくとも世界市場で稀有な発明品と言えば、「士農工商」に尽きます。

この範疇より上(天皇、公家、寺社等)はどうなるんだ、下(被差別階級)はどうなんだと言うとややこしくなりますが、この範疇において「農」を第二位に置いた発想は、他に例をみません。

中国では戸籍そのものが「農民戸」と「非農民戸」に分類され、前者は例外なく被支配の対象で、この壁を打ち破ろうと悪戦苦闘しているのが現政権です。

換言すれば「地主」が多いし「小作」も多い、対して「自作農」の比率が少なく、かつその勢力が弱いうえに団結力に欠ける、これが日本を除く世界の「常識」、対する日本の農民はそんなひ弱な存在ではなく、曲がりなりにも統一国家が樹立できた江戸時代でも農民一揆が起きていますし、それ以前は「郷」や「荘(庄)」が一致団結して事を構えることが多く、それに対して支配層も「発向(鎮圧部隊を派遣すること)」で対抗しました。

つまり「士」は「農」から発生したものであり、鎌倉、室町の時代には商隊の護衛役を務めたりしていましたから、必ずしも「工」や「商」より上ではありませんでした。

ですから「士農工商」には、「工」や「商」に対する積年の怨み辛みが隠されていたと言えます。

ですから日本は「ブルジョア革命」が不可能です。

「農」以下の「工商」に体制を覆せることは出来ません。

「プロレタリア革命」も無理です、後進地域において不可欠の「農」の協力が得られないからです。

ここに、胡国家主席とその同志が手本にしようとしている明治維新の特殊性があります。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-07-18 00:00

落日の上海

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE3E1E2E1808DE3E1E2E5E0E2E3E29494E0E2E2E2
中国「住宅ローン規制、厳格に」 緩和報道を否定

http://japanese.beijingreview.com.cn/jj/txt/2010-07/12/content_284436.htm
外匯局 ホットマネー対策に引き続き重点


国内外の投機資金に網を被せて締め上げているのですから、既にこの国の「官製バブル」は終わったとみて差し支えなく、あの中国農業銀行の新規上場から程無くして上海市場は「ぺんぺん草も生えない」状況になります。


http://japanese.beijingreview.com.cn/zxnew/txt/2010-07/12/content_284475.htm
中国、幹部に個人所得・不動産などの報告を義務づけ

http://japanese.beijingreview.com.cn/zz/txt/2010-07/14/content_284951.htm
中国、地方の紀律検査委員会書記に大規模な集中研修


汚職役人、腐敗党員の摘発ですが、狙い撃ちしているのは、上海(江沢民一派)だけでなく、太子党の連中も標的になっていると考えられます。

それにしても胡国家主席とその周辺は「本気」で世直しをしようとしています。


http://japanese.beijingreview.com.cn/zz/txt/2010-07/15/content_285087.htm
中英戦略対話、北京で開催

英国相手には最初から戴秉国国務委員が出馬、岡田克也は未だ外交部長止まり、この外交感覚の鈍さには呆れるしかありません。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-07-16 21:53

生存報告

何とか生き延びておりますが、虚弱体質なるが故に、いつも割を食うのが小誌で恐縮しております。

小誌、結構無い知恵を絞って綴っておりまして、脱稿に意外と時間を要しています、中身がそれに追いついていない憾みがありますが。


中国近現代史の始まりをどの時点に設定するか、翻って日本の場合は如何に規定しているのか、或いは東アジア全体でみた場合の歴史の流れは如何なるものか興味のあるところですが、確実に言えることはそれそれの「近現代史」の直前の「前史」とも言うべき時期に、日本のみが人材を得ていた事実です。

歴史学者は幕末の幕府の要人を阿呆扱いするが、その阿呆幕閣が一滴の血を流すことなく開国に漕ぎ付けた事実を忘れてはいけません。

そして平生から情報収集に怠り無かったから、清(大清)の二の舞をせずに済んだのです。

明治維新に至るまでの日本版「近現代史」の「前史」を恙無く過ごせたことで、日本は今の栄光を手に入れたのです。

(続く)

出来れは今夜に入稿します。
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by 4kokintou | 2010-07-16 06:55

国共内戦

孫文のことを考えると頭が痛くなるのですが、この革命家と言う名の空想家は、最終的に如何なる政治形態を理想像としていたのか、これがまるで理解出来ませんし、孫文研究家でこの問いに答えられる人物は何人いるのでしょうか。

まず帝政を廃した点が評価出来ません、「受け皿」と言う感覚が全くないです。

明治維新では徳川幕府から天皇親政に切り替わる際、政治的空白を作らなかったから列強の干渉を受けずに済みました。

それでも西南戦争が終決して内戦が終息するまで、「中央集権」(天皇親政の新型政治形態)と「地方分権」(雄藩群雄割拠型政治)がせめぎあっていたのです。

「受け皿」があってさえこれだけの混乱があったのですから、予め作っておかない場合、どういうことになるか、そこに考えが至っていないのが孫文です。


「受け皿」がないと国内外に空白が生じることは、フランス革命をみるまでもなく明らかな事実です。

何故今でもナポレオンが敬愛され、「ボナパルティズム」が政治用語として定着したのか、それは国家としてのフランスを滅亡の淵から救ったばかりか、一時的にせよ欧州に覇権を打ち立てたからです。

国内に反対勢力、国外からは列強の侵略、革命の遂行にこれらは不可避の副産物であり、ロシア革命然り、明治維新然り、米国独立戦争(米国革命)然り、それらを排除して初めて「革命」と呼んで貰えるのです。


ですから辛亥革命は断じて「革命」ではありません。

国内反対勢力は打破できず、列強の侵略を招いた孫文は「権力闘争」の父であっても、「革命」の父である筈が無いです。


孫文は一体、国民党を通して何をしたかったのか。

当時のソ連に傾斜していたことは、蒋介石をソ連に軍事留学させていた事実からも明らかですが、国民党が共産主義政党なのかどうなのか、これで分からなくなり、そこに残ったのは共産主義に対する憧憬と反発でした。

「容共」、「連ソ」、「扶助工農」、ボリシェビキの似非政党ですか、国民党は。

せめて、それこそ相互主義の立場に立って、国民党員の共産党入党も認めるべきでした。

孫文、客家が金持ちになった時代の徒花以外の何物でもありません。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-07-14 00:59

宋三姉妹

宋嘉樹が総帥を務めた浙江財閥ですが、孫文を資金面で後援していた人物で、あの宋三姉妹の父親です。

三姉妹が有名になり過ぎて息子の影が薄くなっていますが、三男(宋子文、宋子良、宋子安)三女(宋霭龄、宋慶齡、宋美齡)の父親です。

ついでに言えばこのお父さん、キリスト教徒です。

姉妹だけが有名になったのは、その微に入り細に入った閨閥のおかげで、孫文(容共左派、思想家)、蒋介石(右派、政治家)、孔祥熙(経済人)と、よくもまあこれだけ網で覆ったものだと感心させられます。

この宋嘉樹は客家出身、孫文も出自が客家、孔祥熙は孔子の子孫だとでっち上げていますが、嘘は明白、とすれば少なくとも宗族階級ではないです。

この時期はまだ旧宗族同士、客家同士と言った横の関係が重視された時代で、文革にその意義を見出すとすれば、その関係を片っ端から叩き切ったことにあります。

と言う訳で蒋介石は客家と言う結論になるのですが、この推論が当たっていれば、国共内戦と言うのは蒋介石と毛沢東と言う「客家対決」と言うことになります。

そして旧宗族階級は例によって両睨み、それが毛沢東側に傾いた理由がある筈です。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-07-11 01:42

孫文と蒋介石が信じた「胡さん」

日本でもそうですが、少し前まで当たり前であったことが、今ではすっかり忘れ去られている例が多々あります。

例えば「~吉」の名前を持つご先祖様がいる家系は、まず間違いなく橘の血を引く家柄です。

水戸のご老公の名前が「光」圀なのは、家光から名前を貰ったからで、相手の下の名前を頂いて己の名前の上に付けることで上下関係を確定させます。

これは武家の間では当たり前の話で、徳川家光の兄弟は後継ぎの家光本人を除いて「家」を用いてはならず、かつ名前の冒頭には「光」を使うことになります。


中国は同世代を「兄弟」と看做すそうで、そのため族譜は一家に一巻、絶対に不可欠で、その「兄弟」は全て共通の文字を一字、本名に使います。

ですから胡錦濤さんの「兄弟」は、必ずと言って良い程、「錦」か「濤」をその名前に持っている筈です。

因みに妹二人は「錦」の文字の持ち主です。


胡漢民と言う中国人がいます。

歴史に埋もれていますが、国民党においては結構な実力者で、孫文の側近的存在である一方、蒋介石とは後に対立した人物で、汪兆銘と近かったこともあって歴史から抹殺されていますが、この「胡さん」が当代の国家主席の縁者であってもおかしくありません。


文革の際にその効果は最大限に発揮されましたが、旧宗族階級が歴史を通じて学んだことは、「危急の場合に備え、普段からあらゆる政治集団に人材を派遣すること、しかも内部の全派閥に浸透すること」でした。

胡錦濤国家主席の奥方、劉永清女史は劉少奇と同族と信じて疑わない小誌ですが、片や革命戦士の娘、片や最大の裏切り者と、評価は大違いです。

劉一族は万が一に備えて、右派から極左まで人材を配置した筈です。

つまりその時点で毛沢東の「革命性」を理解していたことになります。

ここに鍵があると考えられます、毛沢東の本性に旧宗族階級が何時気付いたのか、蒋介石を見捨てると言う選択の「過ち」に気付いたのは何時かと言う問題に逢着します。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-07-10 00:26

蒋介石 歴史の謎

正直に申せば、この人物を正しく把握出来ないと現代中国史のみならず、中国の正体そのものを誤って理解してしまうおそれから、いまだに理解し尽くしたと自信が持てません。

またWikiの丸写しで恐縮ですが、蒋介石の「本名」は中正、字が「介石」、幼名は瑞元で譜名は周泰、あと学名まで持っています。

これを中国の主要人物と比較してみます。


蒋介石:本名「中正」、字「介石」、号(学名?)「志清」、幼名「瑞元」、譜名「周泰」

孫文:本名「文」、字「戴之」他多数、号「中山」

毛沢東:本名「沢東」、字は多数、筆名(号?)「子任」


客家の代表と比較してみましたが、蒋介石はブルジョアなのか、譜名(贈名のこと?)まで持っています。

じゃあ蒋介石が宗族階級出身でしかも名族の家柄出身かと言えば、どうしてもそうは思えないのです。


ひょっとして客家出身でないでしょうか、蒋介石。

こう考えると辻褄が合う部分があります。

宗族、特に名家ならば腐っても鯛ですから、客家と結婚するのは当時としては稀です。

蒋介石の最初の妻は偶然かどうか「毛」姓ですが、蒋経国を産んだこの女性を後に離縁して尼寺にぶち込んでいます、浙江財閥率いる宋家の娘、宋美齢と結婚するために。

宋家は客家出身、確か宋美齢の父親は日本に留学しています。

宋美齢が蒋介石との縁談の話をその場で蹴ったと言う逸話もありますが、財閥の娘にとって政略結婚は当たり前、ましてや中国で家長に逆らったらどうなるか、言うまでもありません。

最初の嫁は出自が不明ながら、無用の長物となればポイ捨て出来る程度の家柄出身、絶対に名家の宗族ではありませんし、次の嫁の実家は大金持ちでも客家は客家、私見を申せば客家にも階級があり、鄧小平はその中でも「上級客家」、宋家もこれに属するのに対し、蒋介石も毛沢東も「下々客家」だったと思われます。

毛沢東としては蒋介石が客家であっては困ります。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-07-08 23:54