現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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鳥居民

姓が鳥居で名が民と言う人物、産経新聞の正論欄に時々持論を披瀝されていますが、Wiki等で調べてもその人物像があまりよく分からないので、その点については弊意差し控えますが、オヤッと思ったのが「宋平93歳、喬石85歳」云々の件です。

中国で長老と言えば何処まで指すのかは存じ上げませんが、引退後に中南海で暮らしている人物達は確実に「長老(元老)」だと思われます。

軍の指揮権だけは手放さないで固執していた江沢民氏を寄ってたかって袋叩きにしたのが当時の長老だと風の頼りに聞いたことがあります。

江沢民氏の後継者として胡錦濤氏を推したのもそれら長老らしいですが、とすると長老の多くは現指導部に好意的と解釈出来ます。

その長老連中を説得して習近平のお坊ちゃんを胡主席の後継者に仕立て上げたのが、鳥居氏によれば曽慶紅だそうですが、この人物、江沢民「前」国家主席と最後に袂を分かった筈ではと思いつつ、この人物に相応の影響力があるのか存じ上げませんし、そうかと思えば長老連中に自己批判するところまで追い込まれています。(事実ならの話ですが)

兎に角、おぼろげながら分かりつつあるのは、お坊ちゃんの政治基盤は意外と脆い、習近平氏を後継者の地位から引きずりおろす「汚れ役」は、これら長老の仕事と言うことです。

その通りになるかどうかは、新年の初夢と致し度。


http://sankei.jp.msn.com/world/china/101220/chn1012200301001-n1.htm
【正論】中国現代史研究家・鳥居民 胡・温派が抱き込んだ習近平氏

(続く)
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by 4kokintou | 2010-12-31 22:24

繊細な中国、豪胆な中国、蛮勇の中国

先日、中国政府系ホームページを眺めていて気付いたのですが、朝鮮人民共和国の表記が、何時の間にか「朝鮮」から「北朝鮮」になっています。

朝鮮半島南半分は「韓国」、中国は両方に国交を持っていましたからずっと「韓国、朝鮮」でしたが、知らぬ間に対北朝鮮「制裁」を胡錦濤政権が実行に移していたことになります。

国名を蔑称することで相手を格下げする、「東アジア型格付機関」としての立場を駆使している訳ですが、その意味するところは「世襲は絶対認めない、強行するのはそちらの勝手だが、会う会わないは中国の勝手、鬼子の「菅直人」なるものの醜態を観て良く考えなさい」と言うところでしょうが、これは単なる外交問題ではありません。

胡錦濤国家主席率いる現指導部が「同盟国」の世襲を認めないのであれば、国内の「世襲」も容認出来なくなり、中国共産党は本格的に門戸開放に邁進するでしょう。

それをされたら困るから、習近平のお坊ちゃん、「内々定」が出た途端に北朝鮮に接近しています。


来年(2011年)はもの凄い「鍔迫り合い」の年になります。

これはその翌年2012年に、主要国で国家元首級の選挙、或いは入れ替えがあるからです。

2011年を制するものは2012年を制する、と言う訳で2012年初にはフランスで大統領選挙、但しそれまでにフランスが病院送り(IMF送り)になっていると小誌は読んでいます。

あとはロシア、中国、そして何よりも米国大統領選挙、「ごーるどまん・さっくす」に娘を嫁がせたヒラリー女史と現職のオバマ大統領が争い、その勝者がキリスト教右派と「建国当時の米国に還れ」と言う「米国原理主義者」を糾合することが出来た共和党候補と争います。

結果は二年後のお楽しみに。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-12-31 02:18

今日はご勘弁を

年末年始はすることが無限にあります。

少しお休みを頂戴したく。

小誌執筆者
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by 4kokintou | 2010-12-29 21:56

中国あれこれ ~朱鎔基元総理の方の「承前」~

朱鎔基元総理の上海訪問と軌を一にして、上海株価指数の下落が始まっています。

面子を重んじるお国柄ですから、江沢民氏を「落とす」にはそれなりの「格」の人物を派遣する必要があるのではないかと言うのが弊見解です。


http://j.people.com.cn/94474/7241611.html
李源潮中共中央組織部長、日本の林芳正元防衛相らと面会


李源潮氏は中央政治局委員、これだけの人物に会うと言うのは至難の業です。

2012年の人事異動では、おそらく常務委員入りするのではないでしょうか、因みに上海の共産主義青年団(共青団)の首席を務めています。

今回の訪中団は、胡春華内モンゴル自治区書記、そして周強湖南省書記とも会談、訪中団は今月22日から26日まで滞在していましたから、その間にこれら各地の要人も北京に集合していたことになります。(三人とも「団派」でしたっけ)

林芳正参議院議員は福田康夫総理(当時)の下で防衛大臣に就任、この人物の口添えなしでは面談は無理な面々ですが、当人もそれなりに中国側から評価されている模様です。

それにしても地方を含めた幹部の北京集合時期と、朱鎔基元総理の上海訪問の時期が一致しているのは偶然でしょうか。


http://j.people.com.cn/94474/7241521.html
浅はか過ぎて理解できない日本外交


党(民主党)も政府も反論の余地が無いのか、反駁するだけの心の余裕が無いのか、それともこんな低水準な情報収集能力もないのか、哀しくなります。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-12-29 00:36

本筋に戻りたい

何処かの島国と違って、中国は政治家も多士済々ですから飽きません。


http://www.asahi.com/international/update/1227/TKY201012270335.html
84歳江沢民氏、上海で元気な姿 健康不安説吹き飛ばす


論評の前に一言、朝日新聞の「媚中」ならぬ「媚江」には恐れ入ります。

同じことを報じた日経の記事では、

http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE0E4E2E3E58DE0E5E3E0E0E2E3E29C9CE2E2E2E2
江沢民氏が歌唱大会鑑賞 健康不安説打ち消す狙いか

「健康不安説を打ち消す狙いがあるとみられる」としたうえで、「江氏が映った写真は掲載されていない」と指摘、、「報道は江氏の出身基盤である上海が中心で、共産党機関紙、人民日報など北京のメディアは報じていない」と、事実をありのままに伝えています。

「媚中」(朝日)にせよ「嫌中」(産経)にせよ、「一辺倒」になってしまったら視野が狭くなって他を振り返る習慣が無くなってしまいます。

それは良いとして、現地の主要紙全てに目を通すのが記者の基本中の基本、それを怠っている朝日(古谷浩一)は新聞記者として失格です。


本当は久々に朱鎔基元首相の名前を見出したから取り上げたのですが、中国では要人が重責を果たして引退した場合、記憶違いで無ければ通常は中南海に住まいをあてがわれ、一生面倒を観て貰えます。(戸籍を偽った江沢民氏は、周囲の冷たい目線が嫌で上海に戻ったのでしょうか、いずれにせよ例外です)

ですから元総理も北京か、そうでなければ出身地で隠遁していた筈ですが、報道が事実ならばわざわざ上海まで足を運んだことになりますが、真実であることを前提に、江沢民側に利用されることを承知で赴いたのでしょうか。

「引導を渡しに」行った、「相打ち覚悟で最後の権力闘争に挑んだ」、朱元総理には己に課した「宿題」があります。


http://www.21ccs.jp/china_watching/DirectorsWatching_YABUKI/Directors_watching_10.html
朱鎔基の慨嘆


公言通り、引退後は表舞台から遠ざかっていた朱鎔基氏、江沢民一派としても利用価値が無いですから、ここで引っ張り出しても意味がありません。

ならば朱氏の方から出向くと言い出した、勿論、中央の意向を汲んでですが。


上述の「慨嘆」の中で、

反腐敗には、まず虎を打ち、次いで狼を打つべきだ。
虎に対しては断じて姑息な手段を用いてはならない。
百個の棺桶を準備せよ。私の分も一つ要る。
死なばもろとも、それと引き換えに国家の長期安定発展と
庶民のわが事業に対する確信を獲得するのだ。』
   --- 陳希同事件を摘発したあとで、激怒する朱鎔基

と述べていますが、「裂帛の気合」とはまさにこのこと、文脈からみて「狼」は当時の北京の事実上の支配者陳希同氏、それでは「虎」は誰と言うことになりますが、「虎」は「狼」より大物です。

その虎は己以外に98匹の子分を従えていて、その子分共々、朱総理(当時)は刺し違えると言っているのです。

有言実行の人物ならば、果たしていない約束は履行しなければなりません。

これ以上は説明の要は無いと思われます。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-12-27 23:40

続きはあらためて ~平沼は無いでしょう~

かつては万人が認める才を持ちながら、平沼氏も与謝野氏も「名誉ボケ」してしまって「死に花咲かせ隊」に入隊しているのは醜態の極みです。

特に平沼氏は養父(養祖父?)が平沼騏一郎つまり戦犯ですから、当人及びその縁者の才覚や器は関係なく、宰相になってはいけない人物です。

他方、民主党の連中、衆参合わせて400人以上いながら、誰一人として「歴史の基礎知識」を持たないから、こういった「発想」が出てくる訳で、政治的禁治産者集団を輩出させた、主権者たる国民が全ての責任を負うことになります。

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあるかも知れませんが、(あんまり汚い言葉は使いたくないけれど)ボケと馬鹿の抱き合い心中の先は奈落の底です。

平沼騏一郎と西園寺公望の両巨魁の軋轢はWikiで知りましたが、それにしても御両人とも「狭量」ですね、それだけ苦しかったのでしょう、日本全体が。

日本は好んで「超大国の卵」になった訳ではなく、現状打破のため予行演習なしの試行錯誤を続けている内にそうなってしまって、太平洋上で米国と「超大国脱皮戦争」を繰り広げざるを得ませんでした。

そして今、米国は一層の脱皮に至りつつあります、決して衰退などしていません。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-12-26 00:16

苦悩の源泉

小誌が称するところの「胡錦濤革命」の歩みが捗々しくないとすれば、その理由のひとつとして挙げるべきは、片仮名で表記すればスローガン、堅苦しい言い方では大義名分、要は誰もが容易に得心し得る短い表現を持たない点です。

革命には大義名分が必要で、その成就の暁にはそれらを墨守する必要は全くないのですが、大義名分なき革命は失敗に終わる公算が大きいです。

中国の現代史にも大義名分が存在しました、あの大隈重信公が中国民衆に贈った「反日」です。

その意味で「革命の父」は大隈重信であって、辛亥革命は断じて革命ではありません。

Wikiによれば辛亥革命のスローガンは「駆除韃虜、恢復中華、建立民国、平均地権(打倒清朝、回復中華、樹立民国、地権平等)」、ですがこれで中国の「勤皇の志士」達は命を捨てるべく立ち上がったのでしょうか。


革命の大義名分は簡潔かつ人心を捉えるものである必要があります。

例えば明治維新は「尊皇攘夷」、当時の日本人は西洋人を「夷」と看做していましたから説得力がありました。(本音は前者、天皇中心の中央集権国家です)

ロシア革命は「パン、土地、平和」、国民の食糧を確保し農地を解放し戦争から離脱して国民を養生させる、分かり易いです。

フランス革命は「自由、平等、博愛」、贅言を要しますまい。

米国独立戦争(米国独立革命):「自由かさもなくば死を」、「代表なくして課税なし」

ドイツ(プロシア)は明言していませんが「小ドイツ主義」でしょう。

英国は唯一、「スローガン無き革命」の成功者でしょうか。


所用が出来ましたので、一旦、筆を置かせて頂きますが、日本が貢献出来る点は、胡政権が進める革命に「大義名分を与えること」、これに優るものはありません。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-12-25 15:54

やっとこさの「小中華主義」

毛沢東はインテリでも知識人でもなければ、記憶違いでなければ留学経験も無く、共産主義思想を教わった師も持たず、云わば独学で、つまり当時の共産主義思想家の常識以前の認識や総意を持たぬまま中国共産党に入党した人物で、党内では数少ない田舎っぺ、当時のプロレタリア革命は都市重視型ですから、必然的に主流は都市出身者です。

建国後に露見したその抜きん出て劣悪な行政手腕と、脆弱な理論武装能力では、「常識的には」党内で頭角を現すことは無理で、となると実績(=軍事力及び支配地の確保拡大)で勝負と言うことになります。

ですから立場上、見下している連中を見返すには「逆張りのハッタリ屋」に徹する必要があります。

行政手腕も無ければ理論闘争にも長けている訳でなく、軍の指揮能力すら特段に秀でているとも思えず、分析力も結果的に当たっただけで理詰めでもなんでもない、得意技は「路線闘争」と「革命」と「粛清」と「女」と言う、後に聖人や建国の父と呼ぶには余りに取り柄のない人物です。

でも毛沢東は断じてひ弱でありません、虚弱体質で常識に籠もりがちなのは知識層です。


「大中華主義」の仮に「最低でも清朝(=大清)の旧領及び影響下にあった地域の回収、出来れば中華民族が主張する地域の編入」と仮定すれば、その当時、本気で大中華主義を信じていたのは中国で毛沢東ただ一人です。

残りの中国国民は、共産党側であろうが国民党側であろうが軍閥であろうが、特に「反日」と言う、公言しても決して殺されない「共通語」を得て以降、その理想は否定出来なくなりましたが、心中では「小中華主義」、すなわち「まずは辺境での列強の蠢動には目を瞑り、国土の中枢部分の確保を租借地と租界の回収と共に実現し、列強と張り合う実力を有してから辺境の奪回を目指す」との考え方が支配的だったと思われます。

大中華主義の弱点は列強を纏めて敵に回すこと、小中華主義の弱点は共通語「反日」を国民から取り上げる必要があり、尚且つ列強の全てがその主旨を理解してくれる必要があります。

また大法螺吹きと現実主義では、どちらが「革命性」に欠けるかと言えば、現実に立脚している分だけ後者の方が希薄です。


蒋介石の台湾「転進」は小中華主義の敗北であり、小中華主義を行動で示し続けた(例:中ソ友好同盟条約、これは外蒙古の放棄が前提となっています)政治家に対する国民の「回答」」でした。

この瞬間から蒋介石の立場を一変しました。

台湾に籠もっていたのでは野垂れ死にするだけ、台湾人なら「小台湾主義=台独」を主張し得ますが(この場合、日本に併合された事実が政治的強みになります)、余所者の蒋介石は何としても現状打破の必要がありますので、たとえ腰掛けとは言え台湾を足がかりに反転構成を怒号する他無い訳ですから、台湾に渡った瞬間から蒋介石は「大台湾主義」者となり、それ故に真先に手を付けたのが「小台湾主義者」への弾圧でした。

しかしかつて現実を理想に限りなく接近させた蒋介石も、台湾に居る限り理想と現実は乖離したままですが、裏を返せば乖離すればするほど理想に対して責任を取らなくても良くなります。

ですから地図帳や教科書で中華民国の領土をどう規定しようが、ある意味気楽ですし、「小」を捨てて「大」と採用した以上、それは必須事項です。


とすると今の大陸中国と台湾中国の苦しみの原点は何なのかが浮き彫りになります。

最も分かりやすいのが国民党「保守本流」で、大台湾主義の旗を降ろし、台湾と言う引き出物も付けるから、名誉ある立場で、当然のことながら一族の名誉回復と地位保全を含めて帰参させてくれと言う点に尽きますが、残されて塗炭の苦しみを味わった国民が多数残る現状で、この考えは虫が良過ぎるを通り越して愚昧の一言です。

台湾あっての現在の立場で、台湾の国力が向上するほど立場も揺るぎないものになります。

台湾が「帰る場所」で原籍地やその墓所は「行く所」なのです。

「小台湾主義(=新台湾人思想」ほど、大中華主義を採用する限りにおいて中国にとって劇薬はありません。

台独を認めると「西蔵独」も「新疆独」も「上海独」も「内蒙古独」も認めることになり、収拾がつかなくなります。

しかも現政権が試みているのは、大中華主義の大義を掲げたままの小中華主義への回帰で、その手始めにして骨子をなすのが日中「戦略的互恵関係」であることは言を俟ちません。

それをぶっ潰した鳩ポッポ、あ「菅」、岡田克也(敬称略、以下同)、前原誠司、国賊と名指しして余りあります。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-12-24 23:10

あれもこれも ~思い上がりは高くつく~

ちょっと度が過ぎていませんかと言いたくなるのが、南朝鮮(=韓国、繰り返しますが自称正統派(?)保守で、韓国寄りでも北朝鮮寄りでも中国寄りでもなく、当然日本寄りです)の官民の言動で、「中国は無礼」だそうですが、「無礼」と言うのは格上が格下に使う言葉で、朝鮮が中国より格上であった時代ってあったのでしょうか、そして閨閥を除いて中国に影響力を行使した事例があるのでしょうか。

西洋近代文明を正しく受容出来たのは、家元の欧州を除けば日本と米国だけで、それも米国を衝撃を吸収したものを日本が受け取り、それを日本が咀嚼して初めて韓国と中国に伝わったのですから、その点を苦しみつつも飲み下した中国は兎も角、韓国には近代文明を紹介して「あげました」(貴国の教科書的記述に従う)。

そもそも「民族統一」が悲願だそうですが、北朝鮮も韓国も現時点で単一民族国家なのでしょうか。

拉致された日本人も家族と帰国した日本人妻も集団結婚で渡航した日本人女性も全部同化したのですね。

そこまで言うのなら質問しますが、何故今まで同一民族同士が分裂国家を形成しているのですか、一方が他方を「同化」すれば良いでしょう。

正統性を主張する以上、責任が伴います。

分かりやすく言えば朝鮮半島は朝鮮民族のものと言うのであれば、北朝鮮のすることにも少なくとも責任感を感じる必要があります。

都合の良い時だけ「民族は一つ」、核兵器の保有と言った都合の悪いことは「敵大国の勝手な行動」、それで日中が我慢すると思うのが間違いです。

暫く「胡さんの本気」を味わう必要があります。


その南北朝鮮が一致団結している数少ない点が「大朝鮮主義」で、これが「大中華主義」と激突していまして、要は高句麗の帰属問題です。

要は暗に中国は朝鮮半島北部までの、朝鮮側は旧満州地区の領有権と優越権、そして宗主権を巡っての争いで、南北朝鮮側が強気に出ているのは、「緊張が充満する半島には誰も手を出せない」と多寡を括っている事実が背景にあります。

甘いです。

日中が提携すれば、そしてそれに米国が一枚加われば、朝鮮半島「処分」は可能かつ簡単で、最近の南北両国の言動は、その土壌を作るのに充分な効果があります。


列強においては「海の覇者」より「陸の王者」がより進化した形態でした。

しかし超大国の段階においては「海と空の覇者」が「陸の王者」に優りました。

「陸の王者」型超大国が「海と空の覇者」型を凌駕出来なかったのは、半島を制覇する能力が無かったからで、ましてや島嶼を占拠するなんて夢のまた夢だからです。


大中華主義は次回にて、遅筆のご無礼、お許し賜りたく。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-12-24 00:26

中朝漁場戦争

南朝鮮(=韓国、保守でも使うぞ、この言葉)沖での韓国海上警察と中国船団の衝突に関し、中国側が韓国に対し、死傷者に対する「賠償金」を求めているそうです。

事件の真相は兎も角、中国側がこれだけ高飛車に出るのは一種の意趣返しです。


北朝鮮が問題を起こす度に米国が威嚇行動に出るのですが、その矛先が北朝鮮ではなく中国であるかのような軍事演習を行なってきました。

その演習に必ず参加していたのが韓国で、言ってみれば「現代版元寇」、大国の意思には逆らえずやむを得ず軍事力で威嚇したと弁明したいのでしょうが、中国人がそれ程までにお人好しな筈がありません。

時の為政者が賢明なことと、その人物が過去の価値観を持っていることは別の話で、しかも度重なる演習で中国漁民としては機会損失による逸失利益が発生したでしょうから怒っています。

中国は日本に対し「表向きは五分の杯=互恵関係」を結ぶのにやぶさかではないと考えるに至りましたが、朝鮮民族を「格上」とか「同格」と看做したことはありません。

それが虎(米国)の威を借りて庭先で火遊びするのですから、理由に関係なく「責任を取れ、謝れ」と迫っているのです。

南北両方に関して、相当頭にきていますね、中国指導部。


丹羽宇一郎駐中国滞在日本大使、己の愚昧さと利権構図をひけらかすことは無いでしょう。

大使は対中借款の復活、増額を上申したそうですが、丹羽氏の出身母体である商社はその手数料で散々儲けましたが、それは「江沢民型」利権構造で、それを打破しようとしているのが中国側現政権で、しかも汚職や裏金に対して極めて神経質、換言すれば己の襟を正すのが半端でないのです。

日中関係の現状を打破すべく知恵を絞ったのでしょうが、命じた前原誠司(敬称略、以下同)も受けた側も、中国のことがまるで分かっていない、外交に携わる資格が無いことが、今回露見しました。

挙句に南京に行って、胡国家主席率いる現政権が南京にこだわっていますか、江沢民一派を元気付けに行った様なものです。

なんとかならないですかねぇ。

(続く)
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by 4kokintou | 2010-12-22 20:53