現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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怒涛の人事異動

河北省の党書記に西蔵自治区の党書記が横滑りしたので、それを加味して再録すると以下の通りになります。(訂正、加筆、削除作業にご協力の程を)


<党中央>
弁公庁:令計劃(中央委員、中央書記処書記、共産主義青年団出身)
(秘書、要人警備)

組織部:李源潮(政治局員、共青団中央書記処書記出身)
(人事)

宣伝部:劉雲山(政治局員、中央書記処書記)
(広報宣伝、言論統制、諜報)

統一戦線工作部:杜青林(中央委員、吉林省共産主義青年団出身)
(内務+「国内」反国家勢力交渉)

対外連絡部:王家瑞(漢族、中央委員、外交畑とは思えず)
(外交)


<党書記>
北京市:劉淇(政治局員)

天津市:張高麗(漢族、政治局員、政治部共産主義青年団総支部書記歴任)

上海市:兪正声(政治局員、軍事畑)

重慶市:薄煕来(漢族、政治局員、太子党)


吉林省:孫政才(中央委員、農業部長歴任)

遼寧省:王珉(中央委員)

河北省:張慶黎:(中央委員、共産主義青年団出身、前職は西蔵自治区党書記。前任者は中央委員で軍事畑の張雲川)

山西省:袁純清(中央委員、共産主義青年団中央書記処書記)
(国家発展委員会管轄下)

山東省:姜異康(中央委員、省長の姜大明は息子か縁者?)

河南省:盧展工(中央委員)
国家発展委員会管轄下)

江蘇省:梁保華(中央委員)

浙江省:趙洪祝(漢族、中央委員、軍事畑)

安徽省:王金山(中央委員)
(国家発展委員会管轄下)

福建省:孫春蘭(中央委員、女性)

江西省:蘇栄氏(中央委員)
(国家発展委員会管轄下)

湖北省:羅清泉(中央委員)
(国家発展委員会管轄下)

湖南省:張春賢(政治局員)
(国家発展委員会管轄下)

広東省:汪洋(漢族、政治局員、国家発展計画委員会副主任、安徽省共産主義青年団)

広西チワン族自治区:郭声琨(クン、漢族、中央候補委員)

海南省:輝保銘(衛留成氏は定年引退)

四川省:劉奇葆(中央委員、共産主義青年団中央書記処書記)

貴州省:石宗源(回族、政治局員)

雲南省:秦光栄 (中央候補委員、湖南省共産主義青年団、白恩塔氏は定年引退)

西蔵自治区:陳全国(漢族、中央候補委員、軍事畑)

陝西省:趙楽際(中央委員、青海省共産主義青年団)

甘粛省:陸浩(中央委員、軍事畑)

青海省:強衛(?、軍事畑で北京共産主義青年団出身)

寧夏省:陳建国(中央委員)

新疆ウイグル自治区:張春賢(中央委員、軍事畑、あの「新疆王」王楽泉の後任)

黒龍江省:吉炳軒(中央委員、共産主義青年団中央書記処書記歴任)

内蒙古自治区:胡春華(中央委員、共産主義青年団中央書記処第一書記歴任)



さて、細かい所から取り上げますと、物議を醸した鉄道省報道官の後任が韓江平・ハルビン鉄道局党委員会書記、ハルビンの鉄道局とは言え、同省の報道官に「党書記」の肩書を持った人物を充てるのは異例ではないかと言うのが小誌見解で、少なくとも既存の鉄道官僚とは一線を画する人物ではないかと推測しています。

鶴の一声で今年の鉄道省関連予算は三割減、既に四割を消化していると仮定して、残り7ヶ月は六割ではなく三割で過ごさねばならないですから、鉄道官僚とその背後にいる陸軍にとっては痛い話です。


海軍は寝返る際に、党中央に対して相当な「おねだり」をしましたが、黙って言うことを聞く胡錦濤国家主席とその周辺ではなく、続発する海底油田事故を口実に鉄槌が下るのではないかと思われます。

それから北京と上海を結ぶ路線に、民間の春秋航空が初参入、従来は国営企業(=空軍の天下り先)が独占していましたが、それに風穴を開けたことになります。

こうしてみると、胡国家主席率いる今の党中央は、あまり軍部に良い印象を持っていないことがうかがえます。

黙って言うことを呑んで、その間に粗探しをして相手の弱体化を図ると言う手法です。


陸軍に対しては典型的な「アメとムチ」政策です。

陸軍の全てが習近平国家副主席、厳密には副主席殿の細君、彭麗媛陸軍少将の後ろ盾(の継承者)の大立者に従っている訳ではないと思われます。

鉄道事故の件は、習近平副主席を支持する勢力の利権が絡んでいるから激しく叩きます。

対して、新疆ウイグル自治区の前党書記だった王楽泉政治局員の追放劇は、政治(党中央)と軍(反彭麗媛勢力)が結託して演出したと考えられます。


王楽泉氏は屯田兵と称して多数の私兵を養うと共に、出身地の山東省から次々と呼び寄せていました。

このため新彊は山東省の実質的な植民地で、いずれも中央の民政、軍政が適用されない、半ば独立国と化していました。

ですから党中央も軍中央にとっても目の上のたんこぶの存在で、ですから後任は現政権寄りの軍事畑出身者が党書記に納まっています。

逆に河北省が軍事畑から団派に入れ替わったのは、「親」彭麗媛勢力を削ぐのが目的でしょう。

とすると残るは山東省と言うことになり、ここはいずれ落とさねば、最終目標の上海にたどり着けません。

北京と山東省の間に河北省があり、今回の人事で首都を護った形になります。


先日ご指摘のあった頼昌星容疑者(?)の件に関し、次の記事を発見しましたのでご参考までに。


http://j.people.com.cn/94474/7580082.html
汚職やテロ容疑者の違法所得、逃亡中の没収が可能に

(続く)
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by 4kokintou | 2011-08-30 07:58

風邪引いてまんねん

と言う訳で、思索能力は皆無に等しいので、情報収集及び整理は出来るだろうと思って作成したのが以下の表です。

要は現段階の、党の実務を握る要職と主要都市(日本で言えば政令指定都市的感覚)、そして各省(≒都道府県知事)の党書記を下記調べてみました。

但し、抜けている箇所が多々ございますので、穴埋め作業にご協力頂ければ幸いです。

それから「軍事畑」と言うのは、軍籍を一定期間保有していたと考えられることを指し、必ずしも軍部の代弁者とは限りません。(出典は概ね人民網)

出身地と最終学歴も調べればよかったと後悔しています。

また、訂正、加筆、削除等の作業に参加して頂き、この表を完成できれば幸甚です。


まず党中央(重要役職のみ)から眺めてみますと、


<党中央>
弁公庁:令計劃(中央委員、中央書記処書記、共産主義青年団出身)
(秘書、要人警備)

組織部:李源潮(政治局員、共青団中央書記処書記出身)
(人事)

宣伝部:劉雲山(政治局員、中央書記処書記)
(広報宣伝、言論統制、諜報)

統一戦線工作部:杜青林(中央委員、吉林省共産主義青年団出身)
(内務+「国内」反国家勢力交渉)

対外連絡部:王家瑞(漢族、中央委員、外交畑とは思えず)
(外交)


<党書記>
北京市:劉淇(政治局員)

天津市:張高麗(漢族、政治局員、政治部共産主義青年団総支部書記歴任)

上海市:兪正声(政治局員、軍事畑)

重慶市:薄煕来(漢族、政治局員、太子党)


吉林省:孫政才(中央委員、農業部長歴任)

遼寧省:王珉(中央委員)

河北省:張雲川(中央委員、軍事畑)

山西省:袁純清(中央委員、共産主義青年団中央書記処書記)
(国家発展委員会管轄下)

山東省:姜異康(中央委員、省長の姜大明は息子か縁者?)

河南省:盧展工(中央委員)
国家発展委員会管轄下)

江蘇省:梁保華(中央委員)

浙江省:趙洪祝(漢族、軍事畑)

安徽省:王金山(中央委員)
(国家発展委員会管轄下)

福建省:孫春蘭(中央委員、女性)

江西省:蘇栄氏(中央委員)
(国家発展委員会管轄下)

湖北省:羅清泉(中央委員)
(国家発展委員会管轄下)

湖南省:張春賢(政治局員)
(国家発展委員会管轄下)

広東省:汪洋(漢族、政治局員、国家発展計画委員会副主任、安徽省共産主義青年団)

広西チワン族自治区:郭声琨(クン、漢族、中央候補委員)

海南省:輝保銘(衛留成氏は定年引退)

四川省:劉奇葆(中央委員、共産主義青年団中央書記処書記)

貴州省:石宗源(回族、政治局員)

雲南省:秦光栄 (中央候補委員、湖南省共産主義青年団、白恩塔氏は定年引退)

西蔵自治区:陳全国(漢族、中央候補委員、軍事畑、前任者の張慶黎は共産主義青年団出身で中央委員)

陝西省:趙楽際(中央委員、青海省共産主義青年団)

甘粛省:陸浩(中央委員、軍事畑)

青海省:強衛(?、軍事畑で北京共産主義青年団出身)

寧夏省:陳建国(中央委員)

新疆ウイグル自治区:張春賢(中央委員、軍事畑、あの「新疆王」王楽泉の後任)

黒龍江省:吉炳軒(中央委員、共産主義青年団中央書記処書記)

内蒙古自治区:胡春華(中央委員、共産主義青年団中央書記処第一書記歴任)


精も根も尽き果てましたので、今日のところはこれで勘弁願います。

(続く)
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by 4kokintou | 2011-08-28 10:32

立身出世競争

来年11月でしたっけ、中国共産党指導部が一新されますが、皇太子的存在の習近平国家副主席、訪中滞在中のバイデン副大統領に5度も会談、しかも四川まで同行するらしく、旅行代理店の随行員にしかみえません。

中国はこれまでヒラリー国務長官の「縄張り」でしたが、バイデンも対中利権に一枚噛もうとしているのでしょうか、其処のところは存じ上げませんが、副主席殿が付き添うのは中国人ならずとも見苦しく感じるのではないでしょうか。

それから図らずも産経新聞が書いていましたが、香港に出向いて公園デビューならぬ外交デビューを果たした李克強副首相、これにより先行する王岐山副首相から次期首相の座を奪還なるかと言った主旨の内容が記されていて、衆目の見るところ、李克強氏は指導力に欠けて器も最高権力者のものではないとの認識が浸透しているとの印象を受けました。

共青団出身ですが、団派の中でも何となく存在感の薄い人物で、この政治集団の「切り札的存在」には感じられません。

上海閥は兎も角、団派と太子党は少し重なっているところがある感じで、親が「革命戦士」でない団派は表向きいない筈で、逆に賢ければ共青団に入れて貰えるかも知れません。


やっぱり中国共産党を解剖するには、その初期段階から考察する必要があると思われます。

(続く)
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by 4kokintou | 2011-08-19 01:09

劣等感 ~相手にしなかったものに抜かれると言うこと~

人種間憎悪、民族間対立、階級間の反目が凝縮された英国での過日の暴動、軍隊の出勤の手前で事無きを得た様子ですが、そんな状態にもかかわらず英国誌エコノミストは「中国の統治方式には限界がある」との嫌味を言うのですから、英国紳士の面の皮は無限に厚いです。

窮地にあって動じないことがその美徳だとすれば、換言すれば英国は相当な窮地にあることがうかがえますが、中国を槍玉に挙げているのは後で噛み付かれる心配が無い、噛み付いてきても怖くないと言う深層心理が働いているからと思われます。

少し前に頂戴したお便りで、華人には白色人種に対する一種の諦観がある旨のご指摘がありましたが、それは畢竟、当時の大英帝国が清朝から中華民国(名目的)成立の時期に亘って、抵抗する気も失せる程にボコボコに殴りつけたこともその理由として挙げられる一方、心理的にも敗北感を植えつけました。


中華思想からすれば大英帝国も匈奴も蒙古も異民族には違いなく、中国は異民族王朝の歴史と言っても当たらずと言えども遠からずです。

ですが大英帝国がそれまでの全く異なっていたのは、「華化」する意思が毛頭無かったこと、あの元(=大元)でさえ最終的に北京を首都としています。

対する大英帝国、国王はおろか代理すら寄越さない、中国の領土に首都を移すことなど論外、「五分の杯」どころか匕首外交の前に忍従を迫られます。

義和団の乱で列強全てを敵に回した清朝(=大清)、あのまま事態が推移すればポーランドの二の舞になったでしょうが、やがて第一次世界大戦と言う「列強の仲間割れ」と、大日本帝国と言う異分子の台頭が事態を好転させます。

ただ「好転」と言っても、絶対的優越感を持って中国に臨む大英帝国の比重が低下し、日清戦争で思わぬ不覚を取ってそれが列強の侵略に拍車を掛けたのは事実ですが、大日本帝国には臣従を強いられるほど負けた覚えはありませんし、日清戦争は適度な敵愾心の醸成に役立ちました。

ですから大隈内閣が無茶な要求をした時、初めて中国人は立場や思想を超えた共通語「反日」を唱えることが出来ましたが、「反英」は恐怖心が残っていますから文化大革命の時代でさえ大きな政治的潮流となりませんでした。

立場上、「反米」は訴えましたが、本気でないのはニクソン大統領(当時)の提案に無条件で飛びついたことからも分ります。


日本と言う国は非常に特異な国で、最も有利な条件で開国するためペリー来航を待ち受け、開国の瞬間から主な交渉相手としては大英帝国に絞り(つまり米国を袖にして英国に寝返った)つつも、英国型侵略主義(帝国主義)と米国型長期航海路線を採用し、ついでに言えば陸軍はプロシア、海軍は英国、つまり「西欧の衝撃」と「米国の衝撃」を同時に消化吸収し、ついには何でもござれの大国に成長しました。

この事実に一部の中国人は血の涙を流しつつ直視し、目をそむけ続けまた痛い目に遭いつつあるのが朝鮮半島南半分です。

それにしても日本は何と付き合いにくい国でしょうか、大英帝国苦心のアジア戦略を台無しにし、超大国米国に対しては忠実な同盟国にして最も声高に反米を叫び、中華思想の真髄である東アジア秩序などすっかりと忘れ、それでも仲良くすれば効果は歴然であることを、台湾それに中国自身が証明しています。

遠からず欧州は限りなく縮みます。

その中国における潜在的影響力を考慮しても、もうそろそろ劣等感から己を解き放って「反英」を訴えても宜しいのではないでしょうか、胡国家主席殿。

(続く)
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by 4kokintou | 2011-08-17 00:37

空母その他あれこれ

中国海軍は将来的に四隻乃至六隻の空母を保有することになると産経新聞は警鐘(?)を鳴らしていますが、相変わらず「そんなもんかねえ」と言うのが小誌見解です。

中国の参謀本部はウクライナ或いはロシア製空母をお手本にした、或いはこれから参考にする意向ですが、これを歴史用語に翻訳すると、帝政ロシアの黒海艦隊とバルチック艦隊と言うことになります。

帝政ロシアからソ連を経て今の共和制ロシアに至るまで、ロシアは(対)潜水艦戦を体験したことがありません。

黒海艦隊は本来、ボスポラス海峡の掌握と地中海への進出をその任務としていますが、黒海に拠点を置く以上、対潜水艦戦を想定しようがありません、敵国の潜水艦もあの浅くて狭い海峡を渡ることは困難を極めますし、情報収集も攻撃も陸上からする方が効率が良い筈です。

バルチック艦隊も潜水艦と縁が無いばかりか、艦隊同士の戦いに自信が持てなかったのでしょう、いつもロシアの潜水艦がスウェーデン領海で拿捕されたり座礁ばかりしていました。

他方、第二次世界大戦で大規模な(対)潜水艦戦を実行に移したのは日独米英の四カ国、チャーチルの名著「第二次世界大戦」を読んでいると、Uボートや豆巡洋艦に翻弄される大英帝国の悲痛な叫びが随所にうかがえます。

中国の空母の航行距離は存じ上げませんが、精々グアム島往復程度でしょう。

それに「本気」なら護衛艦隊も必要になりますから、そこまでの予算を海軍に回すことは難しいですし、「本気」と分った瞬間に米軍の助けを借りるまでも無く、海上自衛隊で事足りると思われます。

要は胡錦濤国家主席の方へ寝返ったことに対するご褒美で、あれだけの組織を丸ごと買収するとなると多少の大盤振る舞いは已むを得ません、最善策かどうかは別として。

対照的なのが鉄道省を傘下に置く陸軍で、中国版新幹線の最高速度引き下げと新規路線工事の全面見直しで、鉄道関連利権が大打撃を蒙っています。

今年2月の時点で反胡錦濤派の鉄道大臣を更迭していますから、党中央はこの時点で陸軍に喧嘩を売っている訳で、従って鉄道省から陸軍へと捜査の手を伸ばすのは既定路線だったのでしょうが、表現が悪くて恐縮しつつ、今回の事故は「奇貨居くべし」です。

とすると今回の標的は国家副主席殿の細君のパトロン乃至はその後継者と言う推論が成り立ちます。


読者が鋭いと書き手が困る時もありまして、漢字に対する小誌の立場は「日本式新字体+同旧字体の良い部分復活」で、日本と台湾の間に位置するのではないかと愚考しています。

日中台で漢字統一なんて言い出した背景には、理由が二点ありまして、まずは朝鮮半島に分布する朝鮮族が、日本にとっても中国にとっても神経を逆撫でする存在であり、連中が自発的に漢字文化圏から離脱した以上、残る三国(日本、中華人民共和国、中華民国)で政治体制を超えて文化的統一を図ることが、東アジアの秩序安定に資すると考えたからです。

それと菅直人(敬称略)の軽はずみな発言に対する贖罪の意味もありまして、尊敬する人物の一人に李登輝元中華民国総統の名を挙げたこの愚昧な宰相の発言が大きな波紋を引き起こしたからです。

この発言は北京に対する面当てに過ぎないと菅直人本人は思考が回らないでしょうが、文字通りこの発言を「奇貨」として、89歳の功労者に対して民国検察当局は在任中(!)に不正があったとして起訴しました。

その直後に馬英九氏(現職)の国民党次期総統候補が正式決定しましたから、これは国民党保守本流が馬氏に踏み絵を踏ませた訳で、我等が痴愚はその踏み絵をわざわざ差し出して、本心ではこれっぽちも尊敬していないから救いの手を出さないのですから、代わって何とかせねばと思っている内に考え付いたのが「漢字統一大会議」(仮称)です。

兎に角、小誌読者に次回総選挙にご出馬頂いて、率いる政党に大勝して頂く、そのうえで日中台の「漢字統一大会議」開催を提唱する、但し、開催場所は常に北京、各国の団長は日本国総理大臣(読者各位お願いします)、中国はこれはもう旧字体に郷愁を持つ旧宗族階級代表でもある胡錦濤国家主席、そして李登輝元総統を指名します。

この策によれば、李登輝氏を姑息な手段で起訴する国民党保守本流を称する連中の思い上がりを粉砕すると共に、中国の度量を試しつつ「日中戦略的互恵関係」の復活を模索しつつ、漢字以外の事柄も協議、例えば「朝鮮処分」や「東京、台北、少なくとも大連の時差解消」と言った話題も秘かに議題に乗せることが出来ます。(ついでに日台連邦構想もラッパロ(ラパッロ?)方式で陽の目を見させたいものです)

(続く)
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by 4kokintou | 2011-08-13 00:08

韓流

暇な時にUHF局を観ていると韓国の番組、特に歴史物(時代劇?)に出くわすことがあります。

日本で放送されるのであるから、日本のことを悪く言う番組は最初から選考の対象外でしょうが、その代わりと言っては何ですが、中国が悪役の代役を務めてくれています。

ある時は暴虐なる侵略軍、平時でもその使節は例外なく意地悪で無理難題を押し付けると言った具合で、可哀想なのは朝鮮諸王朝と言った筋書きが多い様に見受けられます。

高句麗を朝鮮諸王朝の一つに数えたい気持ちも分ります。

中国と互角に渡り合えた周辺国家は高句麗しかありませんから。

ただ「民族とは意外と移動しない」と言う歴史的事実(勿論、遊牧民族は除きます)に則れば、高句麗はその位置的関係から女真族だと言うのが小誌見解で、申し訳ないですが朝鮮民族ではないでしょう、そこまで民族意識の高揚がみられませんから。

それは兎も角、近代に至るまで中国に頭を下げ続け、近代に入った途端、東夷の日本に殴られた挙句に下僕扱いされ、その日本が引き揚げた直後、既に米ソによって分割統治され、気がついてみれば日本と中国と言う「準超大国級国家」に挟まれてしまい、中国では「反日」が天下御免なのを知ってその真似をしたのは良いが、今の北京は「反日」を好まないことを知ってか知らずか、益々特に南朝鮮(=韓国、繰り返しで恐縮ですがこれでも自称保守です)は反日に「賭けている」節があります。


歴史は流れを読まねばなりません。

ペリー来航の時点で幕閣にはその準備が出来ていました。

そして咸臨丸が太平洋を往復した時点で日本は「超大国の卵」の道を歩み始めます。

乾隆帝の治世以降、坂を転がるように落ちぶれていった中国ですが、その傾向は20世紀後半まで続き、踏み止まったのは鄧小平の功績と言えます。

そして鄧小平の「院政」以降、中国は漸く「日本式」対応の賢明さを悟ります。

日本の真似をすれば「富国強兵、殖産興業」が達成出来る、問題はそれが「板につくかどうか」ですが、それは兎も角、朝鮮半島だけこの点に(故意に)鈍感です。

ですがそれでは取り残されることになります。

日中台は漢字圏、朝鮮半島だけ非漢字圏、それだけでも不利であることをそろそろ悟るべきでしょう。(小誌は日中台の漢字の統一を提唱します)

韓流番組で中国をやっつけていたら、現実の世界で逆に締め上げられますよ。

(続く)
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by 4kokintou | 2011-08-10 00:45

中国の歴史は何時から止まったのか ~鉄道省事件再考~

私見では乾隆帝と言う馬鹿殿の時代ですが、李卓吾を最後に政治体制の制度的欠陥を衝く知識人が絶えたことに根本的問題があると思われます。

「北宋以降」の表向きの主権者は皇帝、実権は士大夫層(=宗族階級=大地主=知識人)と言う政治制度は、それまでの反省から生まれた精緻な作品であることに異論は無いものの、既得権益の旨みも馬鹿にならないものがありました。

皇帝の欲するあらゆる物を含め、皇帝の名の下に必要な(=欲しいだけ)金品を中央に吸い上げ、それを士大夫層が分配して各々の地元に流し込む体制は、士大夫層にとって美味し過ぎる話でした。

この既得権益に対する執着心、その争奪戦に賭ける意気込みは半端なものでなく、これに地域間の反目や階級間の分配問題、そして有力宗族同士のせめぎ合いもあって、それはそれは醜い争いが展開されましたが、この既得権益を侵す者があれば一致団結しました。

この政治体制=利権構造が「時代遅れ」になるのは、中国が「国民国家」になり得ないことが判明した瞬間からですが、不幸なことにいまだに近代感覚の「国民」は存在しません。

そして辛亥革命以降の近現代中国は、「主権者は不在」でも「既得権益は宗族階級以外にも解放された」、これでは既得権益を巡る争いが激化するのは仕方ありません。

特に、孫文はこの点にも鈍感でしたが、軍部の文民統治をも辛亥革命で否定してしまったために、軍閥(軍隊)が独自に利権獲得へと動き出しました。


鉄道省が中国陸軍の事実上の傘下にあり、有力な利権集団であることはその履歴から明らかで、今回の中国版新幹線事故を奇貨として、中央が鉄道省の汚職構造にメスを入れるのは当然で、これは陸軍を敵に回す行為ですから、その陸軍を嫁さんを通じて権力基盤にしている習近平氏と中央を掌握する胡錦濤国家主席の「最終決戦」でもあります。

一説に「国民の非難の対象は鉄道省に限定して中央に及ばないようにしている」との解説もありますが、この事件を巡っては双方が互いに誹り合いながら罠を仕掛けているのですから、複雑を極めるのは致し方ありません。

幸い、世界同時株安で上海市場も急降下、相場を張っている輩は大損していますから、事態は「清流」の胡国家主席側に有利に傾きつつあると思われますが、「濁流」もこのまま手を拱いている訳がありません。

それにしても、主権者の不在がかくも強烈な「(地方)分権」と言う名の利権の分散及び固定化を招くのか、そして権力に遠心力が働くのか、人民解放軍総参謀長がロシア空母クズネツォフを見学したらしいですが、あんな「不浮空母」、それこそ税金の無駄遣いで、参謀長もそれは分っているでしょう。

それと、中国海軍の空母は台風が来たら港に引っ込むそうです、因みに日本軍のお家芸の一つが雨天夜間の奇襲であることは周知の事実です。

(続く)
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by 4kokintou | 2011-08-09 01:59