現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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再開します

お蔭様で、気持ちが落ち着いてきましたので、復刊することに致しました。

変わらぬご贔屓の程を。


さて、 人間の将棋倒しで始まった今年の中国、(国有)企業も連鎖倒産しなければ良いのですが、要人や高官の汚職摘発は目白押しです。

年末に浮上したのが、令計画中央委員(元弁公庁主任)の「重大な規律違反=汚職」容疑、党中央紀律検査委員会の取り締まりを受けている模様で、しかも党の統一戦線工作部長の職も剥奪されたとみられています。

相変わらず休日返上の党中央紀律検査委員会、率いる王岐山同委員会書記(政治局常務委員)の八面六臂の活躍ぶりも微動だにせず、その捜査範囲は外資系合弁企業から国務省外務部にまで及んでいます。

王岐山常務委員のすることに習近平国家主席が横槍を入れられる訳が無く、ですから一般には団派に分類される令計画氏失脚も、習国家主席の意向ではなく、「腐れ団派」を殊の外嫌う胡錦濤「長老」の意志と思われます。

令計画「前」統一戦線部長はその出身地から山西省閥とみられますが、山西省の実質的な政治ボスは、李鵬「長老」(元国務院総理)の子息の李小鵬省長ですから、最終標的は李鵬親子と言うことになります。

何より面妖なのは、統一戦線工作部長の後任に、孫春蘭天津市党書記が移動したことで、現在の政治局常務委員の顔ぶれをみても明らかですが、「北京、上海、天津、重慶の党書記経験者」であることが、出世街道を走るうえで圧倒的に有利です。

つまり天津市党書記からみれば統一戦線工作部長は明らかに格下、この女性政治局員は「遼寧、大連閥」ですから、損をしたのは団派ではなく、この派閥の領袖たる李長春「長老」です。

しかも天津市党書記の席が空白になりましたから、これを埋めねばなりませんが、反団派系には適当な人材がいません。

無理に押し込もうとすれば、今度はその人物の現職が空いてしまいますから、回り回って団派が要職を手にすることも考えられます。

(続く)
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by 4kokintou | 2015-01-02 22:31