現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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出戻りです

あらためてご贔屓の程を。

何やらきな臭い東アジア情勢ですが、南北朝鮮で動きがありました。

南朝鮮(韓国)とは、産経新聞支局長が無罪になったのに続き、日韓外相会談で所謂「慰安婦問題」が決着、韓国世論は不満の様子ですが、公式見解と協議の真相は大いに違うと思われます。

安倍総理の訪朝について筋を通したのが一点、それから「韓国の国家経済は救済するが、韓国系財閥は処分する」がもう一つの合意事項でしょう。

朴槿恵大統領は当初、「正しい歴史認識の共有」を日本側に求めていましたが、何時の間にか「慰安婦問題」に主張が絞られています。

従って先に情譲歩したのは韓国側で、それだけの理由があります。

まず、朴槿恵大統領の悲願は亡父朴正煕元大統領の名誉回復であり、亡父を裏切った財閥、並びに財閥を頂点とする「財官労+公社」複合体の解体です。

財閥の民主化、すなわち創業者一族を財閥から追放する過程で、韓国系財閥は再編されますし、その多くは日米(そして非習近平系中国系企業)の下請けの地位に甘んじることになります。

既に司法当局は、サムスン財閥幹部をインサイダー取引容疑で事情聴取しています。

経済の中枢を担う財閥を見捨てることになれば、韓国経済に激震が走るのは必至ですが、国民経済は最後の一線で日本が面倒を見ましょうと言うのが、今回の年末の会談の内容と思われます。


北朝鮮の金正恩第一書記は、内外に敵を抱えています。

外敵は勿論、中国と言うか習近平国家主席、子供の喧嘩の様相を呈していますが、表向きは同等でも、現実には中国が宗主国ですから、度量のあるところを示さねばなりませんが、生憎、狭量な国家元首ですので、関係が益々悪化しています。

それが今回の水爆実験に至った理由であり、要は習主席への嫌がらせ、同時に決別宣言でもあります。

そして今度の後ろ盾は、ロシア(プーチン大統領)と日本(安倍総理)、ですから日露朝「三国同盟」は、今年の一大外交課題と言えます。

既に安倍総理は、伊勢志摩サミット(5月末)に先立って参加国を歴訪する考えで、そのついでに訪露することも考えられます、ロシアは現在、サミット会員無期停止状態ですから。

国内では新年早々に党書記が「交通事故死」しましたが、この人物は先代(金正日「永遠の総書記」)と同じ年生まれ、1942年ですから同世代です。

北朝鮮で「交通事故死」するのは至難の業ですから、謀殺の可能性も否定出来ず、第一書記の母親が「交通事故死」と噂された経緯を踏まえると、これは三代目による先代派の粛清と考えられます。

交通事故死が事実ならば、それは先代守旧派への意趣返しであり見せしめの意味合いも含まれていますし、習近平国家主席政権との外交のパイプを閉ざしたと同時に、国内親中派の処分が最終段階を迎えたことをうかがわせます。


年度内に来年度予算が成立することを前提にしますと、安倍総理は4月13日(韓国総選挙)、外交面で完全にフリーハンドです。

仕掛けるとすれば、それ以降からサミットの間と思われます。

(続く)

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by 4kokintou | 2016-01-06 18:13