現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou
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承前

北朝鮮が今だに吼えてくれていますので、4月の韓国総選挙は朴槿恵大統領率いる与党が勝利するとみられます。

米国上院と同じく、韓国議会も全体の六割を確保すれば、与党は少数派の抵抗を排除して法案を上程出来ます。

裏を返せば、それに満たない現状では、野党の合意がなければ法案を提出することすら叶いません。

やはりここは北朝鮮に「暴走」して貰って、保守バネが働く様に仕向けて頂かなければなりません。

日本でも4月に補欠選挙(衆議院)がありますが、自民党が議席を維持するには、牙を剥いている北朝鮮が好ましいですし、韓国で与党保守政党が躍進すれば、それは日本にも波及します。


予想は下手なもので、それをお含みおき頂いたうえで読み続けて下さいませ。


今年の米国大統領選挙ですが、民主党の最有力候補ヒラリー・クリントン女史について考えてみたいと思います。

まずこの人物、選挙に弱いと言う致命的欠点を抱えています。

上院議員に当選していますが、それはニューヨーク州選出だから、同州は民主党の金城湯池ですから誰だって楽勝です。

ですが、全米規模の選挙となると話は変わります。

2008年の大統領選挙でも、ゴールドマン・サックス(GS)の全面支援を得ながら、泡沫候補オバマ氏に苦杯を喫していますし、今年(2016年)も「社会主義者」サンダース候補に手こずっています。

レーガン元大統領は自分の選挙も他人の選挙も強く、オバマ大統領は自分の選挙に関してのみ無敵でしたが、自分の選挙も他人の選挙(上下両院銀選挙)でも弱いヒラリー候補は、民主党陣営として好ましくない選択です。

2008年の選挙戦でも、生まれて初めてハンバーガーショップに行ったのは良いが、居合わせた男性客に「ハンバーガーは食べたことないから、食べ方を教えてよ」を言い放ちました。

しかも女性層の好感度が低く、要は「女性と低所得者層に嫌われ、労組と黒人、それにヒスパニックの支持しか期待出来ない候補」なのです。

ですから、サンダース候補も突き放せないですし、仮に元ニューヨーク市長ブルームバーグ氏が無所属で立候補すれば、おそらく本選では競り負けるでしょう。

因みに、サンダース候補もブルームバーグ氏もユダヤ系、そしてGSはユダヤ系金融機関です。

GSに近いユダヤ系有力者に娘を嫁がせていますが、ヒラリー候補に対する支援に熱意が感じられません。

大統領選挙と併せて上院(定数100名、約3分の1改選)下院(定数435名全員改選)、それに州知事選挙(15州前後)がありますが、ヒラリー女史と民主党が総崩れになるおそれすらあります。

(続く)

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by 4kokintou | 2016-03-06 21:14

北京発モスクワ経由ワシントン行

1月末時点の中国人民銀行(中央銀行に相当)の外貨準備高は3.2兆ドル、一説には資金繰りに支障をきたさないためには最低でも2.8兆ドルが必要らしいですが、月間平均1,000億ドルずつ減っていますので、目減りが加速しなくとも5月には金詰りに陥ってしまいます。

加えて、早ければ3月、遅くとも4月には、FOMC(連邦公開市場委員会)で利上げが決定されるでしょうから、その時点で中国(及び韓国)は自国通貨安に見舞われ、それに伴い資金流出の規模が膨らみますので、お陀仏になってしまいます。

従って、世界株式市場は早ければ4月には底割れするとみられます。

特に原油価格は再度暴落しますので、現段階で持ち直しているからと言って安心するのは禁物です。


対照的に速度を増しているのが安倍政権の対露(そして対北朝鮮)外交です。

注目は原田親仁と言う人物、今年1月に政府代表の日露関係担当大使に就任、外務省におけるロシア畑の重鎮です。

ただ、この人物を激しく非難していたのが、鈴木宗男氏と佐藤某(元外交官)、これらの口を塞がないと原田氏を登用出来ず、それでは対露外交は前進しません。

ですから、鈴木氏の娘の議席を保障し、佐藤某に就いては創価学会が面倒を見ると言う形で生業を与えています。

そもそも佐藤某は、週刊新潮に執筆中の身の上、学会叩きを売り物にしていた週刊誌に連載執筆中の人物が、学会のお世話になるのは面妖な話です。

こうしてみると、宗教法人もえげつないけど、報道機関も「ゆすりたかり」が上手だなと言わざるを得ません。

つまり「黙るから迂回して広告料を出せ」、これに尽きる訳で、学会系の人物が新潮の取材を受けているから不思議と思っていたのですが、両者の間で「手打ち」がなされていると仮定すれば辻褄が合います。

「北の熊(宗男)」を籠絡したかと思えば、返す刀で「南の蝮(沖縄翁長知事)」と和解、「6月の県議会議員選挙と7月の参議院選挙で与党を勝たせる」ことを条件に、翁長知事そのものの身分保障をする腹積もりです。


安倍総理には、経済で今回の参議院選挙の乗り切ろうと言う考えは更々ありません。

精々、底割れしなければ良いと言う認識でしょう。

「政略」と「外交面での成果」を前面に押し出し、正面切って憲法改正を勝ち獲る筈です。

従って鍵になるのがプーチン露大統領、「日露平和条約締結=北方領土返還」と「日朝国交樹立交渉開始=拉致被害者全員帰還」の話が出来るのは、今を措いてありません。

(続く)

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by 4kokintou | 2016-03-05 15:37

迷走する中国外交

本題に入る前に少々雑談を。

民主党と維新の党が合併して新党が誕生するそうですが、その新名称を巡って意思統一が図れない模様です。

個人的には、やたらと横文字やカタカナを使う輩や人間集団は胡散臭いと信じて疑わないのですが、この両党にはそう考えない方々が多い様子です。

ならば、いっそのこと、


new liberal party


でどうでしょうか。


維新の「新」に、民主党はdemocracyよりもliberalを強調する政党ですから、これで宜しいかと愚考しますが、横文字は嫌だと言うのなら「新民党」、両方の折衷が嫌と言うのなら「新リベラル党」、この辺りで如何でしょうか。


閑話休題。


中国外交と言うべきか、習近平外交と称するべきでしょうか、兎に角、混迷を深めているのがこの国の外交政策です。

西沙諸島や南沙諸島の軍事拠点化を強行したため、流石のオバマ大統領も警告を発せざるを得ませんが、何故「盟友」を怒らせてまで我儘を通すかと言えば、軍部内で不満が鬱積しているからです。

軍も傘下に無数の(国有)企業を抱える立派なコングロマリットですが、中国系企業の経営が行き詰っているのは周知の事実、習近平国家主席に政治的腕力があれば抑えられるのですが、口出しできるのは民政だけ、軍部の代弁者は夫人の彭麗媛少将ですので、手が出せないのです。

無謀な話ですが、南下政策を採用することで離反したのが東南アジア諸国、好い例がベトナムで、親中派の最有力者が失脚、実質的な最高権力者である党総書記の座は手の届かなくなりました。

ベトナムでは旧北ベトナムと旧南ベトナムの対立が存在し、「征服者」の北が南に優越しています。

その北部ですが、過去に中国から「懲罰」と言う名目の侵略行為を受けていますから、中国に対しては恨み骨髄、それを小気味良く眺めているのが南部です。

従って今回、南部出身の有力者を追い落としたことは、中国に対して絶縁状を叩きつけたも同然、その証拠に教科書で中越戦争の記述をより詳らかにする方針を、ベトナム側は明らかにしています。

止めは、中国には事後報告の形で、党書記本人ではなく別人を特使として、習国家主席と面談させていること、つまり「習近平を相手にせず」の意思表示です。

支離滅裂と思いませんか、国家主席殿。

(続く)

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by 4kokintou | 2016-03-03 20:17