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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

記事あれこれ

本編に入る前に、宣伝も兼ねて「お知らせ」させて頂きます。


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本日号(11月8日号)にて、「オバマ次期大統領」を特集し、その人物像と政治信条に徹底的に迫る予定です。(勿論、中国現政権との「距離」も)

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なお、発行時間は本日(11月8日)午後11時から12時までの間を予定しています。


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これより本題。

今回は、久しぶりに各種報道を取り上げます。


http://www.pekinshuho.com/zxnew/txt/2008-11/07/content_162650.htm
杜青林部長、ダライ・ラマの私的代表を接見

杜青林氏は中国共産党の中央統一戦線工作部長、これだけの人物がチベット側との協議に出席すると言うことは、中国現執行部(胡錦濤政権側)も真剣に自己主張すると共に、相手の意見に耳を傾ける意思があったと言う何よりの証左です。

ですから、非公式協議終了後にその「成果」を確かめるべく、ダライ・ラマ14世は11月7日まで日本に滞在する予定だったのです。(勿論、日本政府も非公式協議のお膳立てに協力していたことになります)


それを承知で、オバマ次期大統領候補は6日に会談すべく、ダライ・ラマを米国に呼びつけました。

これほど日本政府と中国現指導部に対する意思表示はありますまい、「ブッシュ政権と違い、君達とは提携しない」との意思表明です。


http://www.pekinshuho.com/jj/txt/2008-11/07/content_162105.htm
「大規模リストラ企業」リストに178社

日中韓を比較した場合、噂で左右されにくいのが日本で、左右されやすく伝播力も日本では考えられないほど強いのが中国及び韓国と言えますが、ではその正確度をみた場合、個人的には中国の圧勝だと理解しています。

勿論、世論操作を目的とした悪質はデマは、日本を含めて多数出回りますが、韓国の場合、俗に一流紙と言われる報道機関でも、特に北朝鮮関連で先走った、従ってその記事に対する責任感が希薄な部分が見受けられます。

対して中国は、最近では日本より情報公開が進捗しているのではないかと思われる部分すらありますが、それでも当局の規制が厳しいため、国民は噂を信用します。

信用するのは、信憑性が高いからであることは言うまでもありません。


少し話が飛びますが、前から思っているのですが、韓国(或いは北朝鮮)は、日中の悪い所だけを模倣している感があります。

ですから、日本人からも嫌われているし、中国人も嫌韓の感情が強いです。

もう少し己の歴史を誤りたる部分を反省する必要があるのではないでしょうか、もうすぐIMFのお世話になることですし。

10年間で2度も「IMF送り」になる国の歴史が、そんな経験は全くない国々(日中)より優れているとは、どうしても思えないのですが。


閑話休題、次の記事に参りましょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081105-00000008-jij-int
日本産しょうゆからヒ素検出=中国

このやり口は、浙江省赴任時に習近平のお坊ちゃんが日本企業に対して散々使った嫌がらせの手口で、狂牛病を理由に日本からの化粧品輸入を禁止したのも、このお坊ちゃんだったと記憶しています。

とすると、記事に出てくる国家品質監督検査検疫総局は、まだ胡錦濤国家主席の勢力が浸透し切っていない、江沢民氏に代表される成金宗族の駆逐を優先している現政権にとって、両面作戦(成金と世間知らずのボンボンを一挙殲滅する)のは得策ではないとの判断から、馬鹿息子連中の利権には余り手を触れていないのだと推測されます。


http://j.people.com.cn/94476/94675/6523392.html
温総理「国際金融の新秩序構築が喫緊の課題」

この発言は、大変重要な意味を持っています。

余りに中身が濃いので、詳説は次回に譲らせて頂きますが、是非ご一読下さい。

(続く)

by 4kokintou | 2008-11-08 17:49
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