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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

胡錦濤の苦労を想えば

看病くらいで音を上げている場合ではないです。

絶対に入院以前よりも健康な状態で退院させてみせます。


人民元の「急落」には驚いていまして、ここ数日浦島太郎状態でしたので、今から情報収集に掛かりますが、現地に人民元で多額の資金を寝かせているゴールドマン(にとっては痛撃です。


ところで、まだ取り上げていませんが、ご存知の通り上海では閑古鳥が鳴く一方、天津と大連の躍進が目立ちます。

温家宝首相の地元と言う点を割り引いても、そこには現執行部の確たる意志が働いているのではないでしょうか。


これはひょっとして中国版「新満州国構想」、「新大東亜共栄圏構想」ではないか、そう言う考えに傾きつつあります。

日本版の満州国建国や大東亜共栄圏は、建前と本音がこれほど乖離していながら、本気で建前=理想郷の実現に向けて邁進した日本人も少ないないという点で、その荒唐無稽と言うか奇妙奇天烈さでは右に出るものはない代物でした。

ただその「純粋な部分」を取り出せば、中国にとって資する点も多々あります。

まず、いまだに新天地であること、そして潜在能力が高いこと、帝国主義的侵略者的な発想で言えば「旨みが多い」のです。

仮に旨みが少なければ、ただの通過地点です。


とすれば、中国側からみてその構想の「理想部分」をとれば、中国人の手で理想を現実化できれば、それ以上言うことはありません。

加えて、今回は「技術と資金有りの軍事力無し」日本が協力してくれます。

前回は「資金も技術も無い軍事力だけの」日本が襲い掛かってきました。(ついでに言うけれど、日本は当時、中国を侵略しました。但し、「帝国主義的侵略」は列強の特権であり、悪いことでも何でも無かったのです、国際法に抵触しない限り、或いは抵触しても)

(続く)

by 4kokintou | 2008-12-02 01:06
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