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ツボさえ押さえれば、中国情勢ほど眺めていて飽きないものはありません。
まずは「不撓不屈の人」温家宝首相から。 http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-36536620090217 中国がロシア石油会社に250億ドル融資 しかも「前金一括払い」だそうですが、「お人好しで太っ腹な中国人」がこの世に存在すると考えているのは、他ならぬ日本人だけです。 懐が寂しくて文字通り凍え死にそうになっているロシアに、おそらく値段は叩きに叩いたでしょうが、それでもロシアに「無条件で」前金一括払いするのは、世界広しと雖も「阿呆首相」だけでしょう。 つまり裏が有る、簡単に言えば保険を掛けているのですが、天下のロイズでも少し腰が引けるのではないでしょうか。 とすれば、これしかないです、IMFが管理している各国外貨準備高扱いの金(ゴールド)。 そもそも、その日の銭(=当座のドル)にも困っているから「現金一括前払い」で、そんな輩に返済能力なんてありゃしないです。 とすれば残るのは金だけで、各国が外貨保有高として扱っている金は、全てIMFの、つまりニューヨークの地下倉庫にあります。(日本も例外ではありません) ですから、IMFを実質的に仕切る米国の了解が必要で、何故オバマ政権がそれを認めたかと言えば、「ごーるどまん・さっくす」の意向が働いていると考えるべきで、まあ、世界を股にかけた「迂回融資」です。 と言う訳で、貸しを作ったのは中国で、中国に借りができたのは米国とロシアと言うことになります。 のこのことサハリンへ赴く「阿呆首相」では分からないでしょうが、中国現執行部が日本を包み込むようにして護る理由、分かりますよね。 日本を味方に付けていることが(日本はその自覚がないのですが)、どれだけ中国の交渉力を高めているか、贅言を要しますまい。 一方、中国の懲りない人々の代表、最近ではこの人です。 http://japanese.cri.cn/881/2009/02/12/1s135168.htm 習近平副主席、メキシコ訪問を終了 最後の訪問国がマルタってことは、この国はタックス・ヘヴンと言うか、マネー・ロンダリングの国と言うか、要は自分の隠匿資金はマルタ経由スイスに預けていることを、自ら暴露しているようなものではないですか、世間知らずの習のお坊ちゃん。 世間知らずだから、多分新たな利権(ピンはね構造)を構築したからでしょうが、胡さんや温さんの思惑通り、地雷を踏んでしまいました。 それを示すのが次の記事。 http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090220AT2M2000H20022009.html ブラジルのペトロブラス、中国開発銀から油田開発資金を調達 温家宝首相と張り合う気持ちもあったのでしょうが、中国も含めて世界が「脱石油」の潮流の真っ只中にある今、採算だけ取ってもやってること、意味ないです。 遠くない将来、「採算の取れない契約を勝手に交わしたのでクビ」って言われるのではないでしょうか。 お坊ちゃまはこんなことをして世界を愉しませてくれます。 http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009021901000161.html 習副主席「中国あげつらうな」 一部外国を批判、失言と話題に まともな中国人にお尋ねします。 革命後半世紀以上を経て生み出した「成果」がこれですか。 (続く)
by 4kokintou
| 2009-02-21 00:14
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