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「北宋以降」は明日(5月4日)以降に手掛けるとして、本日は久々に胡錦濤国家主席の直属機関、云わば手足である、「国家発展改革委員会」関連記事(情報)を総捲りしたいと思います。
http://j.people.com.cn/94476/6619976.html 発改委 国の措置が経済回復を後押し ここでは、赤字国債と財政赤字を堂々と容認している点に注目したいです。 常々思っているのですが、ここまで中国政府が打ち出してきた景気活性化策においては、江沢民氏とその取り巻きがまだ支配力を有する上海、浙江省、広東省等には、極端に言えば1円たりとも資金が流れていないのではないでしょうか。 以前、読者からご指摘頂きました様に、内陸部(西部)開発と環境改善は、中央にとって喫緊の課題であり、それを口実に後進地域や農村に重点配分しているのが実情かと思われます。 http://j.people.com.cn/94476/94675/6539334.html 発展改革委が消費刺激プラン、12月に審議入りか 政策そのものに誤りはないのですが、此処で胡国家主席に敢えて苦言申し上げるならば、国家発展改革委員会はあくまで「黒子」に徹するべきで、自ら音頭取りの役を買って出て、政府の関係官庁を指図する、或いは頭越しに全て決めてしまうことは控えるべきです。 優勢裡に事を運んでいるとは言え、まだ江沢民勢力も絶滅した訳でなく、そうでなくとも景気浮揚策が「汚職役員摘発」並びに「粛党」と、同時進行的に実施されている現状を踏まえますと、中央、地方を問わず「政府」が信頼しかねる現状も充分に理解出来ます。 ですが、胡主席とその同志が明治維新を深く研究しているのであれば、行政は政府と言う公の機関がその全責任を負うべきであることは決して把握出来ないことではなく、しかも時間の経過とともに、国家発展改革委員会そのものが既得権益を抱える利権集団になってしまいます。 http://japanese.beijingreview.com.cn/jj/txt/2009-03/06/content_183036.htm 発展改革委、財政部、中央銀行の責任者 金融危機についての記者会見 こういった時こそ、それぞれの名刺の裏側部分、つまり中国共産党における立場や地位を確認する良い貴会だと思われます。 張平(国家発展改革委員会):中国共産党中央委員候補。人民銀行(中央銀行に相当)からの叩き上げ組。 周小川(中国人民銀行総裁):中国共産党中央委員、こちらは意外にも人民銀行の「生え抜き」ではない。 謝旭人(財政部長): 中国共産党中央委員候補。前職は国家税務総局長、国家経済貿易委員会副主任も経験 似たり寄ったりで、専門家或いは「職人」の色合いの強い人物ばかりですが、前任者が明らかに江沢民系であった張平主任に対する期待は大きいと考えられます。 それから、外交が 「温家宝首相>(李克強筆頭副首相)>王岐山副首相>戴秉国国務委員>楊外相(外交部長)」 の序列で意思決定されているのと同様、謝旭人財政部長も政策決定に関与する者としては一番の下っ端であることをお忘れなく。 話変わって、一昨日と昨日(5月1日と2日)、朝鮮問題を取り上げましたので、以下に朝鮮関連の中国系報道機関の記事(≒中国現政権の見方)をご紹介します。 http://japanese.beijingreview.com.cn/gjpl/txt/2009-04/27/content_192861.htm 米国、「朝鮮を核保有国として認めない」態度を重ねて表明 ↑ 俺たち中国も認めないぞと言う意思表示 http://japanese.beijingreview.com.cn/gjpl/txt/2009-04/17/content_191627.htm 朝鮮の「怒りの」6カ国協議離脱、誰に見せる怒りか? ↑ 一読頂ければ一目瞭然、米朝「癒着」或いは「接近」に対して、「中国が怒っている」 http://j.people.com.cn/94474/6624283.html 中国の朝鮮核問題における立場は一貫して明確 ↑ 心中を代弁すれば、「もうやってられるか」 (続く)
by 4kokintou
| 2009-05-03 11:35
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