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暫くご無沙汰しまして申し訳ありません。
取りとめのない様に見えるかも知れませんが、本誌も意外と執筆には心技体の充実が必要で、特に体調不良は正確な情報評価と理詰めの思考の天敵ですから、加えて真理的に「萎えた」状態では、なかなか更新が出来ません。 その点、ご寛恕の程、お願い申し上げます。 さて、「リハビリ」には持って来いの出来事が朝鮮半島で起こりつつあります。 金正日総書記の後継者争いです。 北の将軍様も死期を悟ったのでしょうか、後継者を決める気になった様ですが、「異母兄弟」を排除するのは定跡、将軍様もこれをやった過去があります。 長男はその母親が将軍様に忌避されて以降、その可能性は皆無と考えるのが妥当で、本誌も最初から除いていました。 そもそも将軍様は、次男と三男を生んだ女性に「ぞっこん」で、しかもその女性(正妻)に先立たれていますから、次男と三男は云わば忘れ形見、この内のどちらかと言うのは、当たり前の帰結です。 一部報道からは、後継者は三男に決まったかの様な印象を受けますが、本誌はその点について未だ懐疑的です。 まず、独裁国家においては、独裁者の「鶴の一声」で決まることを想起願います。 極端なことを言えば、最後の瞬間に長男に変更と言うことも無くはないです。 次に、ここで三男を押し出したこと自体が「罠」」或いは「謀略」である可能性があります。 「本命」が次男なのに敢えて三男を目立たせて、その反応をみていることも想定される訳で、この程度のことは朝鮮半島では日常茶飯事です。 本当に三男で決まりならば、次男を「処遇する」必要がありますが、それについては一切言及がないばかりか、「中国を初めとする外国に通達した」と言うが、今の中朝は犬猿の仲、そもそも海外に通知する暇があれば内部固めに勤しむのが道理でしょうと申し上げたいです。 北朝鮮の権力構造は、労働党が最上位、次に軍や政府機関が来ますが、表向きは「政府」であり「軍部」です。 政党と言うのはあくまで「私的」なものですから。 とすると、 表向きの最高権力者(=軍部と政府を統括)は次男 裏で実権を握るのが三男 と考えるのが、現段階では妥当ではないかと考えられます。 (続く)
by 4kokintou
| 2009-06-07 11:00
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