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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

大将ねえ

将軍様の三男坊が大将になられた由、大慶に存じ上げますが、お父上(金日成)を大元帥とするのは、日本の明治憲法のパクリなので止めて欲しいです。

弊意申し上げれば、北朝鮮と言う国は昭和20年8月15日以降、大日本帝国の遺志と「国体」を継承している側面があり、世襲制共産主義なる物を発明できたのも、「孤立無援下の反米路線」と言う、日本がかつて護持していた国論を今も堅持しているのですから、大したものです。

尚、今回の発表、深夜に公表されたそうで、まず確実に平壌駐在の中国大使の就寝時間と、胡錦濤国家主席が床に就く時間を調べ上げていると思われ、その情報収集力をあらためて見直した次第です。


三男坊は軍歴が長いのに対し、次男は党の要職を長年務めていますので、「党が国家を領導する」共産国では、出世レースに勝負ありと言い切れませんし、仮に三男を(宗主国である中国の了解無しに)後継者に仕立てるとしても、次男その他の処遇(≒処分)を併せて決める必要があります。

しかし、己の寿命を冷徹に計りながら、後継者を恙無く決めねばならない将軍様、自業自得とは言え哀れです。


民主党政権に申し上げますが、何も「政権丸ごとペルソナ・ノン・グラータ」は中国の専売特許ではありません。

米国オバマ政権も民主党政権を擁する日本を見限っています。

米軍基地問題と言う盟主国の喉笛に噛み付いておいて、無事に済むと思う方がどうかしていまして、今の日中関係に関しても「口先介入」だけ、米中で「手打ち」が済んでいますし、両大国に手打ちをさせた鳩ポッポとヘラヘラ菅が悪いです。

役割分担は、中国が日本に対する難癖役、米国は円高で締め上げます。

後、要人の醜聞が出てきたら終わりでしょうね、民主党政権、文字通り四分五裂するのではないでしょうか。


菅直人氏へ、ご貴殿が「戦略的互恵関係」に言及することかが如何に矛盾に満ちた好意であるか、ご説明申し上げましょう。

「互恵関係」は以前に解説致しましたので、ここは「戦略的」に絞って申し上げますが、この言葉の真意、お分かりでしょうか。

直訳すれば「Strategic」ですが、何とも曖昧な、定義し辛い言葉です。

民主党政権の伴食大臣には「Special(特別)」で充分、と言うかこれ以上の理解は無理でしょう。

この言葉は「特定の(Specific)」或いは「特定の集団の(Specific-group)」、もっと踏み込んで言えば「価値(感)を共有する(Value-Sharing)」ことをぼかして規定しているのです。

菅氏と中国側で共有する価値が存在するのか、疑問を提起するのも阿呆らしいですが、それより憤慨に堪えないのは、「戦略的互恵関係」を日中両国が構築するまでに、下は事務方から上は最高首脳まで、長期に亘って擦り合せをしているのですから、さして時間もかけずにその真髄や基本精神を調べることが出来る、裏を返せば民主党衆参400名の国会議員は、少なくとも外交において怠惰極まりないと言うことです。

(続く)

by 4kokintou | 2010-09-29 00:14
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