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夏バテを口実にした己の「江沢民的部分」が「胡錦濤的部分」を圧倒、駆逐してしまいまして、これでは駄目だと猛省しています。
猛省と言えば、中国の鉄道関係者は自身の「江沢民的部分」が今回の中国版新幹線事故について全く反省していない模様で、江沢民時代を髣髴とさせる隠蔽と情報統制を披露してくれました。 不明を恥じつつ申し上げれば、あれだけ無茶苦茶な新幹線網全土網羅計画があるとは知らず、主だった要人に利権を切り分けたらこうなったと言う訳で、これだけ美味しい利権も珍しい、そりゃ鉄道権益を握っているとその旨みは堪えられないなと言うのが率直な感想です。 仕様がバラバラなのは横の連絡がない証拠で、鉄道省最高幹部が江沢民閣下の指示通りに分配して行ったらこうなっちゃったと言う、絶対に後世に禍根を残す愚行をやってのけてくれました。 次期政権の最高首脳が、今の胡錦濤国家主席並みのまともな神経の持ち主であれば、新幹線計画を即座に中断し、既存の部分も含めて「北京~大連」規格、つまり日本の規格に統一することになりますが、胡主席には大いに同情しつつも、そんな「高度な」技を今の中国に求めるのは無理と言うものです。 鉄道事故に比べれば扱いが非常に小さいですが、中国史上最大の汚職事件と言われる「アモイ事件」の首謀者(?)頼昌星氏がカナダから送還されるそうです。 これも不明にしてアモイ事件の詳細は存じ上げませんが、頼氏は江沢民氏や賀氏と昵懇だったそうで、その人物を12年も匿ったカナダ政府も、現地中国系住民を通じて結構な物を頂戴する、ずぶずぶの関係だったことがうかがい知れます。 この人物が誰の手に落ちるのか、おそらく北京(胡国家主席側)が回収することになるのでしょうが、この報道と前後して、今年10月の中国共産党第17期第6回全体会議の開催が決定されたのは偶然かと言えば、そんなことが有り得るのは「非ユークリッド政治学」の日本だけです。 8月から9月にかけての暗闘はちょっとした見物です、不躾ながら今回の鉄道事故も北京にとってはある意味「追い風」ですし、副国家主席殿の縄張りたる温州で事故が発生したのも何かの因縁でしょうか。 (続く)
by 4kokintou
| 2011-07-26 00:45
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