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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

雑感

例の「空母」ワリヤーグが少なくとも二度の試験航行を終え、現在三度目の船出中とか。

以前から訝しく思っていたのですが、あの誇り高き中国人がワリヤーグと言う横文字の旧名のまま就航させている理由がやっと分りまして、正式名称は「正式就航時に発表する」、あの空母は未就航だった訳です。

三度も試験航行中で何故「未就航」なのか、まず空母艦載機は可能な限り小型軽量化しなければならないので、性能を犠牲にしなければならず、それは良いのですが空中分解しかねません。

次に離着陸で醜態を披露したら、何のための正式就航のお披露目か分りませんし、旧式船舶である上に「継ぎ足し」をしていますから、電気系統の不具合で母艦が爆発する可能性も否定出来ず、最悪の場合、空中分解した艦載機が激突して母艦が火の海になっては、それこそ面子丸潰れです。

黒海の守備艦隊なんて、機雷も潜水艦もない風光明媚な場所でしか稼動していないのですから、全ての面で脆弱です。

自衛隊の潜水艦なら、たとえ護衛艦を引き連れていても楽々と討ち取るでしょうね。


ミャンマー政府が恩赦を発表、全受刑者が対象だそうで、これでヒラリー国務長官を派遣した米国の顔も立ちますし、「民主化」への第一歩を踏み出すことで、ミャンマーには「非民主的長期独裁国家打倒暴動」は発生しないと断言できます、勿論、北京(胡政権側)の了解済みです。

協商会議の新年茶話会に政治局常務委員九名全員が出席、協商会議がたとえ形式だけでも如何に重要視されているかがうかがえますとともに、その主席、特に名誉主席の地位の高さが推し測ることの可能な出来事でした。

年末に中共政治局が新年の「反腐敗、清廉政治」に向けての手引書を手配、「汚職摘発=政敵追放」の手綱は緩めないと宣言したようなものです。

放送関係者の不正既得権益を潰すためにドラマのコマーシャルを禁止するくらいですから、北京の決意の固さも理解出来ますが、中国伝統の汚職文化の根深さにも驚かされます。

(続く)

by 4kokintou | 2012-01-03 16:46
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