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深刻且つ看過することが許されないご提議を多数頂戴し、あらためて感謝の意を申し上げますが、看過したくないと言う気持ちと、手に負えないと言う能力の現状が並立していますので、その点、ご海容の程を。
このままで行けば「団派独裁」になるのではないかとの危惧を実は抱いてまして、実の息子の情実にも厳しい胡錦濤「大長老」の目が黒い内は兎も角、いずれ団派も腐敗すると思料致しています。 その前身たる社会主義青年団を含め共産主義青年団は、宗族特に名家の出身者で(ご指摘を踏まえると)最近まで構成されていたと言うのが小誌見解で、その背景には宗族側の深刻な反省もあったのではないかと推察していますが、「深刻な反省」は当時の中国に共通していましたが、「主役交代」した次の瞬間から太子党(=革命貴族)の父祖たちは堕落しました。 「団派独裁」達成の瞬間に「団派」が胡錦濤「大長老」による粛清の対象になり得ることも否定出来ません。 ご参考までに「団派」を代表して李克強副首相の、太子党からは勿論習近平国家副主席の公式(と思われる)経歴を転載させて頂きますが、これを見る限り、国家副主席殿が仮に「団派」に在籍していたとしても、それは中央ではなく地方、それも腰掛的だったと思われます。(現職の党中央学校校長ですが) 李克強 http://news.xinhuanet.com/ziliao/2002-02/25/content_289095.htm 習近平 http://news.xinhuanet.com/ziliao/2002-02/22/content_286763.htm お便りによると、団派への入団規則が格段に緩やかになったとの由、これは「前近代的」要素を払拭する意味で評価出来ますが、その団派構成員にしても「昼の顔」と「夜の顔」を持たざるを得ないのは全く以って「前近代的」です。 今回痛感しましたのは、「中国人って忙しい」と言うことで、団派に限らず先輩後輩、或いは年上年下の礼儀があり、宗族内部と外部では倫理規範が異なり、各方面で党派を組み、これでよく精神異常をきたさないなと感心するのみです。 でも近代化の扉の前まで至りながら、その扉の叩き方を知らない中国、「歴史の速度に追いつけないで振り落とされるか」どうかの正念場が今なのです。 話変わって、総理経験者で構成される通称「OBサミット」が先日、大連で開催、福田康夫元総理も参加していますが、中国側も温家宝総理を派遣、胡国家主席の代理で面談しています。 この辺りが中国人の律儀なところで、胡錦濤主席が面会出来ないのは大粛清の大鉈を振るっていて北京を離れられないからで、ですがどんなに忙しくても、日本人なら仁義を切って断るところですが、福田元総理に就いては絶対に現地へと招待して、例を欠かしません。 ボアオ・サミットの時は李克強副首相が「名代」、今回のOBサミットは現職総理自らが出張るのですから、元総理に対する「位置付け」が分かろうというものです。 (続く)
by 4kokintou
| 2012-05-12 01:06
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