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現代中国考


現代中国に独自の観点から考察を加えます
by 4kokintou

孫文の嘆いた中国人の本質

中国人を「砂の民」と言って嘆いたのは、中国革命の父、孫文でした。

砂のようにバラバラで、全く纏まりがないことを自嘲した訳です。

今の中国外務省をみていますと、孫文の嘆きも致し方ないと思われます。


中国では今、胡錦濤「現」国家主席と、江沢民「前」国家主席の間で、壮絶な権力闘争が展開されているのは、重々ご承知と思われますが、外務省も例外ではありません。

中国外務省の場合、例えば報道官も派閥で色分けされていまして、それぞれの親分の思惑を勝手に公表するので、全く統一性が取れません。

ダライ・ラマの日本立寄りにしても、江沢民系の副報道官は、露骨に嫌な表現をしています。

その人物にとっては、派閥が大事であって、国益なぞ関係ないのです。

ですから、それらを区別せずに報道する日本のマスコミの記事、論調を読んでいますと、何が何やら分からなくなります。

くれぐれも、誰某は何派と言うことくらいは、頭に入れておきたいものです。

(了)

by 4kokintou | 2008-04-02 17:55
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