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例えば日本の自民党は、1955年の保守大合同で出来た政党で、換言すれば保守を称する政治団体の集合体なのですが、今でもその後遺症と言うか、思想的立場の違いが顔を出したりします。
それでも、中国共産党よりもまだ真っ当で、「寄り合い所帯」と言う言葉がこれほどあてはまる政党もないです。 そもそも中国共産党は、コミンテルン(=スターリン)の指令で、国内各地で分立していた共産主義集団が糾合して出来たものです。 従って、思想的にも派閥的にもバラバラですが、出身母体も種々雑多なのですが、毛沢東の様な「田舎者」は稀でした。 都会出身の宗族出身の富裕層、知識階級の子弟が、集団を率いていた場合が多いのです。 これはまず、体制の打破を考えるのは、やはり何時の時代も知識階級だからです。 知識が無ければ国を憂うこともないし、富裕層でなければ今日の生活で手一杯で、明日のことは考えられません。 ところで、今の中国の政権は、日本との関係を最早「友好」と規定していません。 必ず、「戦略的互恵関係」と称しています。 これに対し、日本側も全く異議を唱えず、現地駐在大使もこの語を使っています。 友好が単なる「敵ではない」関係とすれば、、「戦略的互恵関係」は「五分の関係の仲間」と言う意味になります。 但し、中国人は個人単位で考えますから、これは胡錦濤国家主席と福田総理の個人的繋がりと考えるべきです。 (続く)
by 4kokintou
| 2008-05-01 23:33
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