現代中国考

三峡ダム

今回の四川大地震の真因は、実は三峡ダムの建設にあるとする説が、一部に流布しています。

真偽の程は不明ですが、問題はそれを現地の中国人が信じるかどうかと言うことです。

地震発生以降の温家宝首相の八面六臂の活躍は、内外の報道機関が伝える通りで、情報公開の面でも今の政権が如何に腐心しているかが、その報道の様子からも伺えます。

これにより、現政権に対する中国国民の信頼度が上向いたのは確実ですが、では非難の矢面に立たされたのは誰かと言いますと、江沢民氏です。

何故かと言いますと、三峡ダムの建設を強行したのは、他ならぬ国家主席時代の江沢民氏でした。

地元上海でも人気のない、金集めしか能のない江沢民としては、一大公共事業を成功させて後世に名を残したかったのです。

ですから、今回の災害で国民、特に被災者が地震の原因が三峡ダムにあると信じた場合、怨嗟の声は悉く江沢民氏に向かうことになります。


ところで、今回の胡国家主席の来日で、最も話が進展したのは、中国の環境問題(公害問題)ですが、環境問題が江沢民派追い落としの切り札になることを理解した日本人は、はたして何人いたでしょうか。

次回はその点にも触れたいと思います。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-05-15 11:48
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