現代中国考

共産主義の衣を身に纏い、儒家の言葉を口ずさむ法家

ちょっと面白い記事を見つけましたので、ご紹介します。

http://www.pekinshuho.com/zz/txt/2008-05/22/content_121045.htm

地方役人の責任感の欠如、未熟な職業倫理を余すことなく伝える記事ですが、何故報道されたかと言うと、それまではこんなことで役職を罷免されることは無かったのです。


中国の役人にとって農村は、己の出世の一里塚か、左遷先でしかありません。

大事なのは大過なく任期を終えることで、平時でも勤労意欲など皆無です。

ですから、災害の様な非常時は、現地の役人にとって迷惑以外の何者でもなく、仕事が増えるだけ不満たらたらなのです。

そこで、どさくさに紛れて、救援物資を横流しする、貴重品や金品をこっそり失敬する訳です。

彼らにしてみれば、普段より余分に働いたから、その分の役得があって然るべきなのです。


それでも、罰せられることはまず皆無でした。

特に、拝金主義者の江沢民が権力の頂点に君臨していた時代、つまり金権政治が蔓延っていた時代は、金とコネさえあれば、不問に処されていました。


今は違います。

今回、国民がこの報道によって知ったのは、「信賞必罰」の復活です。


中国共産党の頂点に立つ胡錦濤国家主席は、「孔子学院」を世界各地に設立して、江沢民派が握っていた当時の外務省を通さない外交ルートを確立し、法家の如く信賞必罰を徹底し、国家に寄生する輩の既得権益を粉砕しようとしています。

誠に複雑な感情を持つ、しかし聡明でなければ出来ない思考能力を有する人物です。

(了)

頂いたご意見に対する弊意、並びに「江青と江沢民」は、項を改めます。
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by 4kokintou | 2008-05-23 11:49
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