現代中国考

周恩来の悲哀

陳雲のことを考えながら、どうしても脳裡から去らず、拭えなかった仮説があります。

すなわち、

「中国共産主義革命とは、共産主義の名を借りた、一部非宗族集団による国家資産の分捕り、山分けであった」

という仮定です。

つまり、党員の多くは一旗上げつつ一攫千金を狙った、はぐれ者の集団で、「平等」や「共産主義」なんてどうでも良かったのではないか、と言う疑念が付きまとって離れません。


ここに周恩来の苦悩、絶望があったと思われます。

周恩来こそは、当時も今に至るも数少ない、「将来」と「一般国民」を考える政治家だったのではないでしょうか。


周恩来の悲しみは、その「組閣」にも表れています。

再度、初期の国務院の構成を確認します。


総理:周恩来-宗族出身(名家中の名家)。行政手腕あり。

副総理:

陳雲 - 非宗族出身(上海を地盤)。行政手腕あり。

林彪 - 軍人(=非宗族出身)。軍才あるも行政手腕なし。

彭徳懐 - 軍人(同上)

鄧小平 - 客家(=非宗族)、行政手腕あり

トウ子恢 - 詳細不明

賀龍 - 軍人

陳毅 - 軍人にして行政及び外交手腕あり。

ウランフ - モンゴル族。外モンゴル制圧の際の切り札。

李富春 - 詳細不明

李先念 - 軍人

秘書長:習仲勲 ー 軍人

(続く)
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by 4kokintou | 2008-06-13 17:51
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